毎日新聞記事より
「抜群の存在感と演技力、幅の広さ。話題の舞台には必ずといっておおほど、秋山菜津子の姿がある。2011年は大竹しのぶ、段田安則、高橋克実とがっぷり組む舞台「大人は、かく戦えり」(ヤスミナ・レザ作、マギー演出)で幕を開けた。
息子同士のけんかをめぐり、一堂に会したウリエ夫婦(大竹、段田)とレイユ夫婦(秋山、高橋)の2組のフランス人中流階級夫婦。話し合いは、次第に激しいバトルに転化していき……。レザはパリ在住の劇作家・小説家。06年にスイスでドイツ語版初演。09年にブロードウェーで上演されるなど世界的に人気の喜劇だ。
「ワンシチュエーションのせりふ劇で、せりふも面白いんですが、微妙なニュアンスが難しいですね」
一昨年は5本、昨年は4本の舞台に出演。「ロックンロール」「タンゴ」と翻訳劇が続いた。「何かしら人間の共通点はあると思う。役に沿いながら、自分が生きられるような舞台にしたい」
1月30日まで東京・新国立劇場▽2月5日=名古屋・名鉄ホール▽同11~15日=大阪のシアター・ドラマシティー。」
【濱田元子】
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