2011年1月5日水曜日

注目の若手クラシック音楽家

2011年注目の若手クラシック音楽家
元旦の日経新聞によれば
 
☆山田和樹(指揮者)
 2009年、フランスのブザンソン国際コンクールで優勝。パリ管弦楽団やBBC交響楽団の定期演奏会にも登壇予定。
 
☆三ツ橋敬子(指揮者)
 2010年、イタリアのマルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクールで女性初の準優勝。
 
☆荻原麻未(ピアニスト)
 2010年、ジュネーブ国際音楽コンクールのピアノ部門で優勝。日本人では初の快挙。
 
*なお、1月5日の毎日新聞に山田和樹さんの記事が
「スイス名門楽団の首席客員指揮者になる山田和樹(やまだ かずき)さん(31)
 神奈川県生まれ。01年、東京藝術大学音楽学部指揮科を卒業。現在、ベルリン在住。NHK交響楽団副指揮者。
 スイス・ロマンド管弦楽団との縁は10年6月1日、滞在先のロシアに届いたファクスで始まった。9日後の演奏会への代役出演の依頼だった。「不安もあったが、あこがれのオケの一つ。好機は逃がすまいと引き受けた」 慣れない仏語と身ぶり手ぶりのやりとり。音楽への熱い思いは団員の心をつかみ、演奏会は成功。選考中だった次期音楽監督への就任を団員の総意で養成された。「音楽監督は運営や財政面にもかかわる重い役。自分は力不足」と固辞した末、12年9月から、新設ポストの「首席客員指揮者」に就くことが決まった。幼児期からピアノを習い、音感を磨いた。高校の吹奏楽部では打楽器や指揮を担当し、音楽祭でプロの楽団相手にタクトを振った。「弦楽器の音に体が包みこまれ、自分の指先に音が付いてくる」感覚を味わい、進路を固めた。東京藝術大では松尾葉子、小林研一郎の両氏に師事。「一緒に音楽を作るためオケやスタッフとどう接するか、先生の背中から学んだ」という。在学中は藝大生有志と管弦楽団「横浜シンフォニエッタ」を結成。卒業後は約60のアマチュア楽団や東京混声合唱団の指揮などを地道に重ねた。09年、小澤征爾さんらを輩出した仏のブザンソン国際指揮者コンクールで優勝。今後もベルリン放送交響楽団、パリ管弦楽団などの大舞台が続き、世界を飛び回る。願いは一つ。「飾らぬありのままの自分で、オケと一緒に自然に流れるような音楽をつくりたい」」
文:野宮珠里

0 件のコメント: