2011年1月7日(金)
12:20~12:50
会場:JTホール
期待の音大生によるアフタヌーンコンサート(Afternoon Concert)
ーVol.298-
藝大邦楽科によるミニコンサート
『永久(とわ)のながれ~その先にあるもの~』
「花の寺」「流れ」
東京藝術大学
牧 真弓 (吾妻節穂) 准教授-邦楽科(日本舞踊)が開会の挨拶
*歌舞伎舞踊と日本舞踊との関係をやさしく説明してくれた。今日の演目は素踊りで扇子の位置づけが重要とのことで、具体的に踊って見せてくれた。
「花の寺」 作詞:千野喜資 作曲:萩岡松韻
立方:金子祐木
Ⅰ箏:萩岡未貴
Ⅱ箏:萩岡信乃
十七弦:日向史子
笛:三枝舞
三味線:杵屋五郎
紀州道成寺を題材に平成20年に作られた曲。風の前弾にはじまり桜づくしの軽快なリズムに、花吹雪が風に舞う情景を表現。後半のわらべ唄では道成寺の仁王像、三重塔、観音像、安珍清姫などを手まり唄風に唄い、最後は「鐘に恨みは数々ござる」と全体的に道成寺の雰囲気を漂わせた作品。
(演奏時間 約12分)
「流れ」
立方:西国領君嘉
山田彩乃
(演奏は録音を使用)
山の清水が海に至るまでの千変万化のありさまを踊りで表現しました。
ひとすじの水の流れ。恵の水は人々を豊にする。それがいつしか自然の脅威となる。
水の流れは人生と同じ。紆余屈折を経て大きな海原へと流れ出す。私たち人も挫折や戸惑い、試練を乗り越え、大輪を咲かすべく日々生きている。穏やかな中にも力強い自然の生命力を表現できればと思います。
(演奏時間 約5分)
金子祐木(かねこ ゆうき)【日本舞踊】
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。2008年同大学修士課程卒業。現在、同大学博士課程在籍。平成18年ソウル国際舞踊コンクール・エスニック部門女子3位、19年に2位入賞。平成20年姫路フェスティバルダンスコンペティション1位入賞。
西国領君嘉(にしこくりょう きみか)【日本舞踊】
平成18年東京藝術大学音楽学部邦楽科入学。平成20年吾妻流名取を許される。平成22年同大学卒業。現在、同大学修士課程1年在籍。
山田彩乃(やまだ あやの)【日本舞踊】
東京藝術大学卒業。東京新聞主催・全国舞踊コンクールにて1位受賞。現在、同大学修士課程在籍。
(山田流筝曲)
萩岡未貴(はぎおか みき)【箏】
東京藝術大学大学院音楽研究科博士後期課程2年生。
萩岡信乃(はぎおか しの)【箏】
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程2年生。
日向史子(ひなた ひみこ)【十七弦】
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程2年生。
(邦楽囃子)
三枝舞(さえぐさ まい)【笛】
昭和女子大学卒業。平成17年東京藝術大学邦楽科入学。現在、同大学大学院音楽研究科修士課程2年生。
杵屋五助(きねや ごすけ)(東音 山口聡(やまぐち さとし))【三味線】
2000年杵屋五助の名を許される。2006年東京藝術大学邦楽科卒業。長唄東音会同人。東音 山口聡としても活躍中。東京藝術大学教育研究助手。
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