2010年11月30日火曜日

東京藝術大学 平成22年度 学内演奏会 作曲

東京藝術大学
平成22年度 学内演奏会
作曲
 
平成22年11月30日(火) 14:00~15:40
奏楽堂にて
 
1.木下真一      Dave’s portrait
     大久保成美     Flute
     廣幡敦子       Bassoon
     浜口大弥      Parcussion
     大森優華      Double Bass

*パーカッション中心にファンキーな曲
 演奏時間7分程度
 
2.森田花央里     Gray
               グレイ
     鈴木舞       Violin
     仁田原祐      Piano
 
プログラムノート
琴線に触れる、言葉。それは日々の破壊。
 
7つの連なった楽想をもとに、構成されている。
 
1.heartstrings        琴線
2.words            言葉       ピアノの分散和音から始まる
3.Sympathy                   コラール
4.the destruction     破壊
5.regrets and the pain 後悔と痛み   カント
6.longing           あこがれ     回想
7.tears             涙         エピローグ
 
今回演奏してくださる鈴木 舞さんと仁田原 祐さんに、心より感謝します。

*演奏時間12分程度
 深くしみる演奏
 
3.井上貴世子       Indelible memory
     田中拓也       Alto Saxophone
     森彩香        Violin Ⅰ
     湯本亜美      Violin Ⅱ
     山田麻実      Viola
     山澤慧        Violoncello
     内門卓也      Piano
     北爪裕道      Conductor
 
プログラムノート
忘れたい過去の記憶。忘れたいはずなのに、ふと気づいたら無意識に思い出していたり、また、忘れようとすればするほど、脅迫観念のように自分を追いかけてきたり・・・そして、そうやって何度も繰り返し思い出しているうちに、心にしみついて忘れられなくなってしまう・・・この作品では、そんな人の心を描写しようと試みました。
 
曲は、まず4つの音(E,A,Cis,Fis)が弦のハーモニクスでかすかに鳴らされ、それに続くピアノのEの音の連打から始まります。
弦で曖昧に鳴らされた4つの音は、ピアノの連打に誘発され、曲のモチーフとしてはっきりと現れ、それは少しずつ形を変えながら、曲の中で何度も思い出されます。そして、思いは固定観念のように段々と頭から離れなくなり、最後には消すことのできない記憶になってしまいます。
 
*演奏時間10分程度
  超絶技巧の演奏
 
(休憩)
 
4.工藤勇人    Women’s Adventures In Wonderland
     松崎ゆり         Flute        グリーンの衣装
     鈴木舞          Violin        ピンクの衣装
     梶彩乃          Harp        ブルーの衣装
     工藤勇人         Conductor    紺のシャツに黒ズボン
 
プログラムノート
『不思議な国の彼女たち…』
いや~女性とはなんて不思議な国の住人なんでしょう…みなさん、そう思いませんか?(笑)
 
今回演奏を引き受けてくださった3人の演奏家の方々が、偶然にも全員女性だったので、彼女たちがどんな曲をステージで演奏したらおもしろいだろうか、等と思いを巡らせながら書いた曲です。
Flute、Violin、Harp。美しくメルヘンなそれら3つの楽器は僕がもっとも「女性」を感じる楽器でもあります。とても相性の良いこれらの楽器のアンサンブルは、皆さんを不思議な国へと誘ってくれる事でしょう。(笑)
 
ちなみに、曲のストーリーと、今回の素晴らしい3人の演奏家の方々のパーソナリティとはなんの因果関係もありません。(笑)
各々の楽器に信じられない超絶技巧が要求され、アンサンブルに至っては気違い的に難しい作品となってしまいましたが、神業のテクニックと集中力で作品に向き合って下さった彼女たちにはただただ感謝です!
彼女たちの演奏を通して、今回、作品が音になる事を何よりも嬉しく思っています。
 
*演奏時間11分程度
  本当に超絶技巧が必要
 
5.信澤宣明          三味線四重奏曲
     佐藤さくら子        三味線
     鈴木朝子          Violin
     丸山萌音揮         Viola
     袴田容           Violoncello
 
*演奏時間10分程度
 三味線との組み合わせが新鮮だった
 演奏後に作曲者が挨拶の為壇上に上がった時、三味線の佐藤さんが一人バックステージに帰ろうとして笑いを誘った。緊張していたのだろうか?
 
6.小林浩三          Scenes of the sea
     都筑麻美         Flute
     井沼綾乃         Clarinet
     溝根伸吾         Horn
     吉村涼          Bassoon
 
プログラムノート
今夏、とある田舎での半月ほどの生活が、この作品の原点になっている。
これまでずっと東京の都心に生まれ育ってきた私にとっては、そこでの体験の全てが新鮮であった。
 
空翻る雲を眺め、風の音を聴き、大地の鼓動を感じる…。
人間が本来当たり前に身を置くべき「自然」な環境が、堪らなく魅力的に思えたのは何故だろう……
 
滞在中、よく海を眺めに行った。そこで大自然が繰り広げた数々の幻想的光景は、今なお心に深く刻み込まれている。今回、その記憶の中のほんの断片を、五線紙というキャンバスに描いてみた。
 
海はまた、雄大である。それは都会に生まれ育った人間が決して知ることが無い価値観を、静かに語りかけてくれる。
 
海があって、空があって、大地がある。他には、何もいらない。
 
*演奏時間16分程度
  海を感じた

2010年11月29日月曜日

東京女子大学の学食で昼食を食べる


平成22年11月29日(月)
東京女子大学の学食で
昼食を食べる
 
定食A
鶏肉の揚げ煮
 
450円
735カロリー
 
美味しくてボリュームがある
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
参考
自分が変わる 世界が見える
本学(東京女子大学)による推薦図書 2010
 
非常に役に立つ

2010年11月28日日曜日

荻窪 教会通り 手打ち蕎麦 美舟 で昼食(飲み?)


 杉並区天沼3-29-16
 
手打ち蕎麦 美舟
 
荻窪 教会通り ちょっと横へ
 
女店主が一人で切り盛りしているので
日本酒でも飲みながら
ゆったりとした気分で
(待てない人は合っていない)
 
定休日 月曜日
営業時間  PM12時~PM15時
        PM18時~PM20時
                 (L.O)
 
写真は付け出しの「アワビ」
 
 
 
 
 
 
 


写真は
 
お薦め冷酒の
新潟県
住乃井
 
メニューにはいろいろ書いてあるが
だまってただ冷酒と注文する
なかなか良いお酒を出してくれる
*以前お燗が超熱燗だったので
  もっぱら冷酒にしている
  まあ蕎麦屋では冷酒のほうが合っている
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 

おつまみの
卵焼き
これが出るまでに1杯飲んでしまい
蕎麦を頼みながら
もう1杯冷酒を注文
(ちなみに2人で)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



牡蠣せいろ が食べたかったが
生憎牡蠣は無く
せいろ にする
 
田舎せいろもある
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



かけそば
 
寒くなり食べられるのを
楽しみにしていた。
 
お客は
なじみ客が多い
 
じっくり待つ
いらいらは禁物
 




2010年11月26日金曜日

東京藝術大学 平成22年度 学内演奏会 作曲

東京藝術大学 平成22年度 学内演奏会 作曲
平成22年11月26日(金)
14:00~15:50
奏楽堂にて
 
1.三橋哲也   永劫の番人と虚無の塔
     田中拓也   Sop. & Alto. Saxophone
     福田亨     Alto. Saxophone
     丸場慶人   Ten. & Bar. Saxophone
     日置彩乃   Trumpet
     鳥越崇裕   Trombone
     亀井博子   Parcussion
     入川奨    Parcussion
     三橋哲也  Conductor
 
・プログラムノート
曲名である、『永劫の番人と虚無の塔』は、私が大好きなゲームの表題に因んで付けました。
価値のない塔を、限りなく長い年月を守ってきている番人。これを舞台に、その場面背景や塔の内部をイメージして創りました。
どこか神秘的な、しかし高圧的なところがある、そんな音楽をお聴きいただけたらと思います。
 
2.齋藤のぞみ  1)ポロックのアトリエ
           2)洗濯船
     袴田智子   Flute
     安部友紀   Oboe
     須東裕基   Clarinet
 
・プログラムノート
1・ポロックのアトリエ
点が線になって画になる。音が延びて、埋め尽くされる。
 
2・洗濯船
洗濯船は芸術家たちのたまり場でした。交錯する主張、近似値の衝突も時間に包まれて、夢の中にいるかのような浮遊感。風が何かを連れ去ったように、音楽も誰かを運びます。
  
3.堀優香     Fuzzy drop
             Ⅰ.moco
             Ⅱ.accent
     近藤香緒里  Flute
     亀井博子   Vibraphone
     入川奨    Percussion
 
・プログラムノート
あるときは、3人それぞれが独立して流れていくような、同じ場所を漂うような…。
 
またあるときは、3人が渾然一体となって突き進むような、すべてがバラバラに飛び散るような…。
 
3人で作り出すさまざまな空間は、どれも性格が違いますが、その境目はなんとなく曖昧で、それもひとつの場面です。
 
発音点から音の余韻まで、強いこだわりを持ってこの音楽を作ってくれた3人に、心から感謝します!
 
「曖昧さ」を作り出すには、正確なパルスとぬかりない気配りが、実はとても大事なんだ!と強く実感しました。
 
3人の素晴らしい演奏家の呼吸を感じながら、アンサンブルをお楽しみください。
 

4.小田朋美   『少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ』
           詩:川上 未映子
     薬師寺典子  朗読
     大澤久     Violoncello
 
・プログラムノート
「少女はおしっこの不安を爆破、心はあせるわ」(青士社『先端で、 さすわ さされるわ そらええわ』著 川上未映子)から抜粋したテキストによる作品。
 
<湯の中でおしっこをしてもいいお母さんしてはいけないお母さん/どうしてあたしはいけないお母さんの子に生まれたの>
に始まる問いの連続、増殖、加速、
おにょきと視てる - 穴
 
尿でもなく小便でもなくいばりでもなく。
生きている何やかやすべてを一瞬にしてしゅっと収斂してしまう、などと言ってしまいたくなるほど不毛でばかばかしい語感は重量そのもの、確かに言葉。
 
プログラムノートを考え始めて半日以上経っているのですが、ちっともまとまらないので、おしっこでもしてきます。
  
 
    *薬師寺典子さんのソプラノの声での朗読とチェロが相まって非常に面白かった。
     小田朋美さんに今後とも注目したい。
 
5.横山未央子  ピアノ三重奏曲
     土屋杏子   Violin
     福井綾    Violoncello
     日高志野   Piano
 
・プログラムノート
ピアノ三重奏という編成に惹かれるものがありました。曲は3つの楽章から成ります。
 
この土地に根づいている「間」とはどのようなものだろうと考えたところ、まず民謡や大衆芸能に対して知らないこと、できないことが沢山ありました。
そこで色々勉強してみましたが、容易に体に染みつくものではありませんでした。 
 
けれど、やるとやらないとでは確かな差があったと信じています。
自分の触れてきたことが少しでも作品に反映されていることを願っています。
 
 
6.子鹿紡    ピアノのための小品
     子鹿紡    Piano
 
7.首藤健太郎  「八木重吉の詩による3つの歌曲」
               1.胡蝶
               2.剱を持つ者
               3.哀しみの海
     板倉まなみ  Soprano
     安藤綾花   Clarinet
     矢口里菜子  Violoncello
     阿見真依子  Piano
     首藤健太郎  Conductor
 
・プログラムノート
 何か歌曲を書きたいと思い、自分の創作意欲が刺激されるものは何かと、詩を探しているうちに、八木重吉の「秋の瞳」に出会うことができました。その中から任意に3つを選びました。どのような編成で書こうか迷いましたが、以前から挑戦したいと思っていた「ソプラノ・クラリネット・チェロ・ピアノ」で作曲しました。
 
 1曲目「胡蝶」は、実際に生きている蝶の動きも観察し、詩に沿ってそのイメージがうまく表現できないかを試みました。
 2曲目「剱を持つ者」では、怪しいスケルツォのような楽奏と、器楽によるカデンツァと歌によるレチタティーボを組み合わせる構想が浮かび、それを実現させようと思いました。
 3曲目「哀しみの海」は、それは一体どのような音なのか、悩みながら書きました。
 
最後に、ご指導くださった先生方、演奏者に、心より感謝いたします。
 
①胡蝶
 
へんぽんと ひるがへり かけり
胡蝶は そらに まひのぼる
ゆくてさだめし ゆえならず
ゆくて かがやく ゆえならず
ただひたすらに かけてゆく
ああ ましろき 胡蝶
みずや みずや ああ かけりゆく
ゆくてしらず とももあらず
ひとすぢに ひとすぢに
あくがれの ほそくふるふ 銀糸をあへぐ
 
②剱を持つ者
 
つるぎを もつものが ゐる、
とつぜん、わたしは わたしのまわりに
そのものを するどく 感ずる
つるぎは しづかであり
つるぎを もつ人は しづかである
すべて ほのほのごとく しづかである
やるか!?
なんどき 斬りこんでくるかわからぬのだ
 
③哀しみの海
 
哀しみの
うなばら かけり
 
わが玉 われは
うみに なげたり
 
浪よ
わが玉 かへさじとや
 
 
*それぞれの作曲者の思いを込めて素晴らしい演奏を聞かせてもらえた。

NHK 金曜バラエティー 観覧


平成22年11月26日(金)
NHKふれあいホールにて
 
出演者:
篠崎史紀(N響コンサートマスター)
中川淳一(ピアノ)
  桐朋学園大学卒業
  ドイツ国立デトモルト音楽大学首席卒業
ジュメル(双子ピアニスト)
  宮原ちひろ&みちる
  共に桐朋音楽大学卒業
はた のぼる(野菜楽器演奏家・漫談)
司会:
田丸麻紀(女優)
青井実アナウンサー
 
 
 
 
 
 
 
 
最初はジュメルが演奏。
  トイピアノ2台で モーツアルトのトルコ行進曲。
次にピアノ・ナーモニア・トイピアノを駆使して
  ガーシュインのラブソディーインブルー
3曲目は篠崎さんの分数バイオリン(3歳用の小さいヴァイオリン)にて
  ティゴイネルワイゼン
4曲目は通常のヴァイオリンで
  エルガーの愛の挨拶
次にはた のぼる さんが
  スライス ニンジン でトロンボーン風
  縦笛   ダイコン
  横笛   サツマイモ
  はた さんは 83歳
    司会に紹介されながら
      ゴムホース
      水道のパイプ
      ハガキの笛
    等を演奏
 
最後に全員で
  ブラームスのハンガリー舞曲第5番
 
今日は面白い楽器を使用したクラシック演奏会。
篠崎氏が実際に3歳の時に使用していた分数ヴァイオリンを
演奏している姿が印象に残っている。
 
生演奏を堪能した。

NHKFM 名曲リサイタル 公開録音 観覧

平成22年11月25日(木)
NHK509スタジオ
 
出演者:田中香織(クラリネット)
      仲地朋子(ピアノ)
     ドゥオール(ピアノ・デュオ)
      藤井隆史 & 白水芳枝
司会:加羽沢美濃(コンポーザーピアニスト)
    伊藤健三アナウンサー
 
前半
田中香織 (クラリネット)
   国立音楽大学卒業。スイス・バーゼル州立音楽院留学。
   第78回日本音楽コンクール第1位。
   バーゼル州立音楽院講師。
  仲地朋子(ピアノ)
   国立音楽大学卒業。
・クラリネット・ソナタ 第2番 変ホ長調  ブラームス作曲
   全3楽章演奏。クラリネット奏者として挑戦したくなる曲とのこと。
   素晴らしい演奏に堪能。
・クラリネットとピアノのためのソナチネ  ジョゼフ・ホロヴィッツ作曲
   現代音楽に非常に興味があるとのこと。
   踊りながらの演奏に挑戦中とのことだが
   この演奏でもリズム感あふれる動きが垣間見られた。
田中さんは、来春から半年間スエーデンの交響楽団と契約し、オペラのリングを全曲演奏とのこと。非常に今後が楽しみ。
 
後半
ドゥオール(ピアノ・デュオ)
 藤井隆史
   東京藝術大学大学院卒業。ドイツ・マンハイム音楽大学大学院に学ぶ。
   東京藝術大学、武蔵野音楽大学非常勤講師。
 白水芳枝
   東京藝術大学卒業。ドイツ・マンハイム音楽大学大学院修了。
   国立音楽大学、共立女子大学非常勤講師。
・牧神の午後への前奏曲     ドビュッシー作曲
・幻想即興曲            ショパン作曲
                    グールド&シェフター編曲
・「ドン・ジョヴァンニ」幻想曲   リスト作曲
 
*夫婦でのピアノ・デュオ
  大学の同級生で一緒にドイツへ留学し、ピアノ・デュオを結成し活躍している。
  3曲とも素晴らしい演奏で、ピアノの奥深さを再認識した。

東京都交響楽団メンバーによるティータイムコンサート

2010年11月25日(木)
13:00~13:45
東京文化会館ホワイエ
 
東京都交響楽団によるティータイムコンサート
 
ホルンアンサンブル(Horn Ensemble)
 有馬純晴(ARIMA Sumiharu)
    東京藝術大学卒業。日本ホルン協会副会長。
 西條貴人(SAIJO Takato)
    東京藝術大学卒業。安宅賞受賞。第67回日本音楽コンクールホルン部門第1位。
 岸上穣(KISHIGAMI Jo)
    東京藝術大学卒業。安宅賞、アカンサス賞受賞。第74回日本音楽コンクール入選。
 野見山和子(NOMIYAMA Kazuko)
    くらしき作陽大学卒業。桐朋学園大学研究科修了。
 
PROGRAM
♪ブリテン:聖エドモンズ墓地のためのファンファーレ
♪フランツ・シュトラウス:「6つの四重奏曲」より
♪でんでんむし組曲
♪フォーレ:ビエ・イエズ
♪ずいずいずっころばし
 
*演奏が非常に難しいホルンを楽しい説明と共に堪能させてくれた。
 ワーグナーチューバーの演奏も披露してくれた。
 聴衆も非常に多く良い企画だと思う。

2010年11月25日木曜日

東京藝術大学 奏楽堂 モーニングコンサート 観覧

平成22年11月25日(木)
東京藝術大学
奏楽堂
モーニングコンサート 第11回
藝大フィルハーニア 演奏
指揮:広上淳一
 
前半
◆横山未央子 (4年) Mioko Yokoyama
 横山未央子:管弦楽の為の<螺旋> (演奏時間約10分)
  1989年生まれ。
  2010年、学内にて安宅賞受賞。
  現在、東京藝術大学音楽学部作曲科4年在学中。
 
横山さんよりのメッセージ
 “巡る”ということを考えて作曲しました。
 ラ、レ、ミ、ソ、それぞれの音を中心とする4つの部分が繰り返されます。そしてその4つは登場するごとに互いに融合し、激しさを増します。
 一直線に進むのではなく、同じところを巡りながら次第に拡大されてゆく、という構成の形から<螺旋>と名付けました。
 また、血が沸くようなものを作りたいと思いました。
 その思いは、私の関心(民謡や祭囃子、かけ声など土地に伝わるもの)から何か影響があるのかもしれません。
 いらして下さった皆様に楽しい10分間を送っていただけたら、本当に幸せです。
 
*管弦楽の楽曲を作曲するのは大変だと思う。10分間は短くない。広山さんの指揮もダイナミックで管弦楽も思いを伝えていた。素晴らしい演奏。
 
後半
◆實川風 (3年) Kaoru Jitsukawa
 S.プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調 op.26 (演奏時間約29分)
   1989年生まれ。第77回日本音楽コンクールピアノ部門第3位。
   現在、東京藝術大学音楽学部器楽科3年に在学。
 
實川さんのメモ
 セルゲイ・プロコフィエフ(1891-1953)はロシアの近代音楽界を代表する作曲家の一人です。早くから頭角を現していたプロコフィエフでしたが、1917年のロシア革命の勃発を受けて、自由な創作への強い野心に突き動かされ、内戦で混乱の続く祖国から、アメリカへ行くことを決意しました。途中、日本に経由地として約2カ月滞在し、ピアニストとして自作の作品によるコンサートを開いています。
 アメリカやパリに居を構え、創作や演奏・指揮に携わっていましたが、1934年に、祖国ロシアでの永住を決めます。ソヴィエト社会主義国家の建設に伴う芸術への政治介入、そして第二次世界大戦開戦という不安定な情勢の中、亡くなる直前まで、常に前向きに自身の創作活動に力を注ぎ続けました。
 プロコフィエフの音楽は、後期ロマン派の音楽で蔓延してしまった「感傷」や「虚飾」を排し、鋭利で新鮮な感覚に基づいた新しい語法を常に模索しています。しかし、プロコフィエフの目指したものは、常に自己の内面からの欲求に基づいた、人の気持ちを動かす「真面目な」音楽であり、作曲が技巧に走ることを嫌いました。プロコフィエフはいくつかの小説も書いており、それについて自身の日記に、「単にいいものを書くのはまっぴら」と記しています。彼の創作への態度として、作曲と相通じるものを感じます。
 ピアニストでもあったプロコフィエフは、ピアノ協奏曲を5曲、ピアノソナタを9曲、そして、幻想的でユニークなピアノのための小品を多数残しました。ピアノ協奏曲第3番は、作曲家が祖国から新天地に移った、1917年から1921年にかけて作曲され、1921年に自身の独奏によりシカゴで初演されました。それ以来、ピアニストの重要なレパートリーとして定着し、彼の代表作の一つとなっています。「野性味」「息の長い抒情的な歌」「哲学的な瞑想」「素朴なダンス」「皮肉たっぷりの口調」「おとぎ話のような幻想味」といった多彩な要素が、まるで絵巻のように繰り広げられます。
 元来の協奏曲は、オーケストラが主に伴奏に回り、独奏者のソロによる長大なカデンツァが置かれ、独奏者にスポットを当てるものでした。しかし、この曲ではピアノとオーケストラは常に会話をし、時に口論となりながら、対等に拮抗する物として描かれています。
 
第1楽章 4分の4拍子 Andante Allegro
 クラリネットから序奏が始まり、活気づいた弦の動きとともにAllegroの主部になだれこみます。ピアノが終始輝かしく、縦横無尽にかけめぐる楽章です。
 
第2楽章 4分の4拍子 Andantino
 テーマと5つの変奏曲、最後にテーマへの回帰となっています。オーケストラだけで奏されるテーマは、どこかユーモラスでカクカクと動く人形のようです。続く5つの変奏曲は、それぞれ個性あふれる性格をもっています。
 
第3楽章 4分の3拍子 Allegro ma non troppo
 3拍子の強烈なアクセントを伴った、舞踏のリズムが打ち出される、暴力的なまでに粗野な舞曲。間に幻想的で抒情的な部分をはさみ、最後はテンポを上げ、渾然一体となってクライマックスを作ります。
 
 全体を通して、ピアニストには難技巧が要求されていますが、全ての音が強い意味と力を持った、選ばれた音で書かれた作品だと思います。
 
*素晴らしい演奏に堪能しました。

2010年11月24日水曜日

Malfunction Alibi(マルファンクション・アリバイ) ニューヨークのテイストに圧倒される


平成22年11月24日(水)
NHKふれあいホール
セッション2010 公開収録
19:00~20:25
 
出演:
Malfunction Alibi
(マルファンクション・アリバイ)
 ボリス・コズロフ(ベース)
ロシア・ミスクワ出身
   1991年ニューヨークへ移住   
 シーマス・ブレイク(サックス)
   イギリス生まれ、カナダで育ち、
   バークレー音楽大学卒業後
   拠点をニューヨークへ
 ドナルド・エドワース(ドラムス)
   1976年ペンシルベニア州生まれ
 
コズロフのエレキベースの迫力
ブレイクのエレキサックス?、通常のサックスの
素晴らしさ
加えてエドワーズのドラムのド迫力
これがニューヨークの音楽シーンかと
感動した。
素晴らしい演奏だった。
 
「C Jam Blues」 (6分10秒)
「FORECAST」 (10分45秒)
「TRADITIONAL」 (10分44秒)
「Asami’s PLAYLAND」 (11分11秒)
「FALLEN ARCHER」 (14分05秒)
 
(ベース)Boris.Kozlov
(テナー・サックス/EWI)Seamus.Blake
(ドラムス)Donald.Edwards

新国立劇場にてオペラ「アンドレア・シェニエ」を観覧


平成22年11月24日(水)
14:00~16:50
新国立劇場オペラパレス
「アンドレア・シェニエ」
 
Z席になんとか滑り込んで
1,500円+プログラム1,000円で観覧
素晴らしい内容であった。
最後に無念にも涙ぐんでしまった。
 
主役のテノール:ミハイル・アガフォノフ
ソプラノ:ノルマ・ファンテイーニ
バリトン:アルベルト・ガザーレ
に酔ってしまった。
 
オペラの醍醐味を実感
 
 
 
 
 
 
 
ウンベルト・ジョルダーノ Umberto Giordano
 
アンドレア・シェニエ Andrea Chenier
全4幕 イタリア語上演 字幕付
 
指揮:フレデリック・シャスラン
Conductor:Frederic Chaslin
演出・美術・照明:フィリップ・アルロー
Production、Scnery,Lighting Dsign:Philippe Arlaud
衣装:アンドレア・ウーマン
Costume Design:Andrea Uhmann
 
照明:立田雄士
Lighting Design:Tatsuta Yuji
振付:上田遥
Choreographer:Ueda Haruka
舞台監督:齊藤美穂
Stage Manager:Saito Miho
 
アンドレア・シェニエ:ミハイル・アガフォノフ
Andrea Chenier:Mikhail Agafonov
マッダレーナ:ノルマ・ファンテイーニ
Maddalena di Coigny:Norma Fantini
ジェラール:アルベルト・ガザーレ
Carlo Gerard:Alberto Gazale
ルーシェ:成田博之
密偵:高橋淳
コワニー伯爵夫人:森山京子
ベルシ:山下牧子
マデロン:竹本節子
マチュー:大久保眞
フレヴィル:萩原潤
修道院長:加茂下稔
フーキエ・タンヴィル:小林由樹
デュマ:大森いちえい
家令/シュミット:大澤建
 
合唱指導:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
芸術監督:尾高忠明
 
[あらすじ]
フランス革命前夜。
詩人シェニエとコワニー伯爵令嬢マッダレーナは運命的な出会いをする。
時は過ぎ5年後。マッダレーナは澪落し、革命政府に批判的なシェニエはお尋ね者に。
かつてコワニー伯爵家の従僕で、今や革命政府の高官となったジェラールも
マッダレーナに思いを寄せていた。ジェラールはシェニエを捕らえるが、
マッダレーナの嘆願に打たれ、シェニエの弁護に回るものの死刑判決が下る。
マッダレーナも死刑囚の身代わりとなり、シェニエと2人断頭台へ消える。
 
主要キャスト・スタッフ プロフィール
指揮:フレデリック・シャスラン
パリ生まれ。ピアノと指揮を学んだ後、指揮活動を始めるかたわら、ピアニストとしても活躍する。これまでにウイーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ブレゲンツ音楽祭などに登場。『セビリアの理髪師』『椿姫』『トスカ』『アイーダ』『ファルスタッフ』『イル・トロヴァートレ』『ナブッコ』『夢遊病の女』など幅広いオペラ・レパートリーを誇る。新国立劇場には2009年『トスカ』で初登場。
アンドレア・シェニエ:ミハイル・アガフォノフ
モスクワ生まれ。これまでにウイーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどに出演している。『エルナーニ』タイトルロール、『愛の妙薬』モネリーノ、『リゴット』マントヴァ公爵、『アイーダ』ラダメス、『ドン・カルロ』タイトルロール、『西部の娘』ジョンソンなど幅広いレパートリーを誇る。新国立劇場初登場。
マッダレーナ:ノルマ・ファンテイーニ
イタリア・クネオ生まれ。これまでにウイーン国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、バイエルン州立歌劇場など世界各地の主要歌劇場に出演。『オテロ』デズデーモナ、『運命の力』レオノーラ、『シモン・ポッカネグラ』マリアなどをレパートリーとする。新国立劇場には『アイーダ』タイトルロール、『仮面舞踏会』アメーリア、『トスカ』タイトルロールなどに多数出演している。
ジェラール:アルベルト・ガザーレ
イタリア・サッサリ生まれ。これまでにミラノ・スカラ座、ウイーン国立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラなどに出演。ヴェルディを得意とし、『マクベス』『ナブッコ』『リゴレット』のタイトルロールや、『オテロ』イアーゴのほか『アンドレ・シェニエ』ジェラール、『トスカ』スカルピア、『道化師』トニオなどをレパートリーとする。新国立劇場初登場。

チェロ&ピアノの調べ 齊藤綾子 平川恵理


平成22年11月24日(水)
日本財団ランチタイムコンサート
チェロ&ピアノの調べ
~秋風に乗せて~
12:10~12:50
 
出演者:
「piace」
齊藤綾子(さいとう・あやこ)/チェロ
 桐朋学園大学研究科2年
平川恵理(ひらかわ・えり)/ピアノ
 桐朋学園大学研究科2年
 
曲目:
♪エルガー:愛の挨拶 作品12(チェロ&ピアノ)
♪リスト:巡礼の年、第2年 イタリア.7 ダンテを読んで、
     ソナタ風幻想曲(ピアノ)
♪シューマン:幻想小曲集 Op.73(チェロ&ピアノ)
(アンコール)
シューマン:トロイメライ(チェロ&ピアノ)
 
 
 
演奏としては無難だったと思う。
ピアノの平川さんのリストが印象的。
「piace」というグループで今後とも活躍することを期待する。 
 
 
 

2010年11月23日火曜日

新宿伊勢丹にて 荻窪 インド風カレー すぱいす のカレーを購入


2010年11月23日(火・祝)
伊勢丹新宿店 地下にて
今日まで出店の
荻窪のインド風カレー すぱいす
骨付きチキンカリー
キーマ風ドライカレー
を購入した。
 
左の写真は
骨付きチキンカレー
 
このまえ荻窪の店の前に行きながら
入りそびれていたが
家に帰って食べてみたら
スパイシーで本当に美味しかった。
歩いて行ける所に住んでいるのだから
今度は店で食べてみたい。
 
 
 
 
 
 

こちらは
キーマ風ドライカレー
 
じっくり調理されており
こちらも美味しい。
 
取り寄せも出来るとのことだが
店に行けるところに
住んでいるのだから
食べに行かなければ。

お昼は 荻窪ラーメン 中華そば屋 丸信(まるしん)


平成22年11月23日(火・祝)
 
今日のお昼は
荻窪 青梅街道
杉並公会堂近くの
丸信 へ
 
いつもながら近くの常連で込んでいる。
 
いつもの通りに まずは
メンマをつまみにビールを1本頼む
 
おそばは
ワンタンメンに味玉
 
荻窪らーめんの正当の流れと自分では
思っている
 
約30年前に荻窪に越してきた頃
駅前の雑多な路地の一画にあった
駅前の丸信の記憶がいまだ鮮明にある。
 
本当にこの店がその後継店かどうかは分からないが
安心して食べられる店である。
そのためご近所さんもこの店に来ていると思う。
11時開店で夕方まで(休日は15時まで)までなので
働いている方々はなかなか食べられない
僕ら暇人向けの店であることがありがたい。
 
いつものワンタンメンが本当に美味しい。

2010年11月21日日曜日

まろのSP日記 第3回 公開録画 観覧

平成22年11月21日(日)
14:30~17:35
NHK509スタジオにて
 
解説&バイオリン演奏   篠塚史紀
                   1963年生まれ。NHK交響楽団コンサートマスター。
ピアノ伴奏          山本佳澄
                   東京藝術大学大学院終了。ハンガリー国立リスト音楽院留学。
司会             東ちづる
                   1960年生まれ。女優。
 
「まろのSP日記」
まろの愛称のある篠塚史紀さんが大好きなSPレコードの名盤を演奏家や作曲者にまつわる説明や録音当時のエピソードを交えながら紹介していただく。
SPレコードはこれまでその時代があったことは知っていたが実際聞いたことはなかった。今日実際に聴いてみると蓄音器は手動でボリュームもなし。しかし音はやわらかく生の演奏の様に素晴らしい。名演奏家の名演はこのSPレコードしか味わえないことが良く分かった。
20世紀の前半中心の音楽家の素晴らしさが良く分かった。いまみたいにレコード(CD)で他の演奏を参考にすることが出来ないので、すべてはスコアーを良く読み他の演奏家の演奏を聞いて自分で解釈していくしかないので、演奏に非常に深みがある。
2011年1月2日にFMにて放送されるので必ず聴く必要があると考える。
後半は、篠塚さんが山本さんの伴奏で生演奏。SP時代に合わせて5分程度の演奏を約1時間行ってくれた。数メートル前での演奏が心にしみる。篠塚さんの素晴らしさが再認識出来た。
約3時間の収録があっという間の出来事。
こんな素晴らしい企画をありがとうございます。

2010年11月20日土曜日

備忘録 曲を楽しむなら このオペラ

平成22年11月20日(土)
NIKKEI プラス1 より
非常に参考になった記事なので
備忘録として残したいと思う。
 
「曲を楽しむなら このオペラ」
 芸術の秋も終盤。オペラを鑑賞したいと思いながらも何となく敬遠している人も多いだろう。だがドラマや映画などで聞いたことのあるオペラの名曲は少なくない。初心者がまずオペラの音楽に親しむなら何がおすすめか。演目と曲名を専門家に選んでもらった。
 最も多くの支持を集めたのがビゼーの「カルメン」。12人の選者の全員が推した。「ハバネラ」「花の歌」「闘牛士の歌」などは曲名は知らなくても大抵の人が耳にしたことがある名アリア(独唱)。「前奏曲」の沸き立つようなリズムも有名。美しく親しみやすい音楽がちりばめられている。
 2位「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」はすすり泣くような弦の前奏曲で始まり一転して華やかな「乾杯の歌」につながる展開が鮮やか。「ああ、そはかの人か」から続く「花から花へ」はソプラノの聞かせどころだ。
 3位「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」はトリノ冬季五輪で荒川静香選手が演技に使い、よく知られるようになった。作曲家ではプッチーニ、モーツァルトに人気が集まった。
 実際に劇場に足を運んでみるのが理想だが、初心者の場合、筋書きを追いながら、音楽、舞台装置、衣裳などを楽しむのは大変と感じる人もいるだろう。音楽だけならCDやDVDでも手軽に聴くことができる。まず歌を切り口に深遠なオペラの世界に足を踏み入れるのも良い。
 
第1位:「カルメン」:ビゼー
 スペインで自由奔放に生きる女カルメンと、彼女に心を奪われ、仕事も婚約者も捨てて追いかける衛兵伍長ドン・ホセとの恋愛や葛藤を描いた悲劇。カルメンが男たちを挑発する『ハバネラ』、ホセがカルメンへの愛を歌う『花の歌』、ホセの恋敵となる闘牛士エスカミーリョが歌う『闘牛士の歌』など有名な曲が満載。
 『ハバネラ』は流浪の民の血を引き、男に妥協しないカルメンの特異な性格を表現している。
 『花の歌』は恋心をこれほど切々と表現しているテノールを知らない。

第2位:「椿姫(ラ・トラヴィアータ)」:ヴェルディ
 19世紀、パリの裏社交界。知性的で美しい高級娼婦(しょうふ)ヴィオレッタと地方出身の純情な青年アルフレードとの悲恋を描いた。タイトルの「ラ・トラヴィアータ」はイタリア語で「道を踏み外した女」という意味。アルフレードが乾杯の音頭を歌い出す華やかな旋律の『乾杯の歌』、うたげの後、ヴィオレッタが歌う『ああ、そはかの人か』や『花から花へ』などが有名。
 『乾杯の歌』は豪華なパーティー会場での楽しい3拍子。
 『ああ、そはかの人か』は、ヴィオレッタの揺れる女心が聞きどころ、真実の愛の崇高さを歌いつくしている。
 
第3位:「トゥーランドット」:プッチーニ
 中国皇帝の娘トゥーランドットとの結婚は3つの謎解きが条件で失敗すれば死が待っていた。カラフは女奴隷リュウが止めるのも聞かず挑戦し成功。結婚を嫌がる娘にカラフは自分の名前を当てれば命を差し出すと提案。娘はリュウを追求するがリュウは自害。心を打たれた娘はカラフと結ばれる。
 『誰も寝てはならぬ』は、イタリア・オペラの声の悦楽が満喫できる名アリア、高音域を得意とするテノール歌手の一声で場面を大きく盛り上げ、客席の喝采をさらう。
 
第4位:「蝶々夫人」:プッチーニ
 長崎の芸者、蝶々さんと米国海軍士官ピンカートンとの結婚と破たんを描いた。ピンカートンが帰ると信じて蝶々夫人が歌う『ある晴れた日に』などが有名。これぞプッチーニの泣き節、蝶々さんの名アリアが胸を打つ。このほか『お江戸日本橋』など日本の歌も随所に現れる。
 
第5位:「フィガロの結婚」:モーツァルト
 貴族を庶民代表フィガロが一泡吹かせるという筋書き。笑いに包まれた喜劇の代表作。「セビリアの理髪師」の続編にあたる。『恋とはどんなものかしら』はこの演目のなかでも最高の名曲。恋へのあこがれと微妙なときめきを歌わせたら、天才モーツァルトの右に出る者はいない。
 

第6位:「魔笛」:モーツァルト
 王子タミーノが鳥刺しのパパゲーノとともに夜の女王の娘パミーナを救う。大人も子供も楽しめるメルヘン調の物語。あらゆる音楽形式を総合したモーツァルトの傑作。『夜の女王のアリア』は復讐に燃える女王の怒りを超絶技巧で表現した聴かせどころの多いアリア。
 
第7位:「セビリアの理髪師」:ロッシーニ
 セビリアを舞台に町の何でも屋でもある理髪師フィガロの活躍で若い恋人たちが結ばれるまでを描いた喜劇。「フィガロの結婚」の前編。生き生きした旋律が満載、フィガロが歌う『私は町の何でも屋』は聴き手の心を沸き立たせる天才ロッシーニが本領発揮したバリトンの名曲。
 
第8位:「ドン・ジョヴァンニ」:モーツァルト
 好色の貴族ドン・ジョヴァンニが地獄に落ちるまでを描いた。喜劇とも悲劇ともつかない独特のオペラで、二重唱『お手をどうぞ』などが有名。誘惑はオペラの本質、甘い二重唱、女性だけでなく、誘惑のテクニックを知りたい男性にもおすすめ。
 
第9位:「ラ・ボエーム」:プッチーニ
 パリを舞台に詩人ロドルフォら若い芸術家たちの気ままな生活の哀歓を描いた。ロドルフォと恋に落ちる貧しいお針子のミミが自分の身の上を歌った『私の名はミミ』などが有名。若き詩人と貧しいお針子が恋に落ちる瞬間の心の震えを見事に歌い上げた、アンサンブルが素晴らしい。
 
第10位:「トスカ」:プッチーニ
 脱獄した政治犯をかくまった青年画家カヴァラドッシと、その恋人トスカをめぐる悲劇。トスカへの愛をカヴァラッシが切々と歌う『星は光りぬ』はテノールの名曲中の名曲。悲嘆に暮れたトスカが歌う『歌に生き、恋に生き』は大判のハンカチが必携。仕事も恋も両方欲しいという女性におすすめ。
 
*オペラの醍醐味は日常を忘れて別世界を旅することができること。歌と楽器、演劇、美術、衣裳などが一体となった総合芸術がその魅力。
 ただ初心者には難しいと感じることもありますから、まず筋書きが分かりやすい作品から楽しむのがおすすめ。
 「フィガロの結婚」や「蝶々夫人」は歌や曲が有名で公演も多い。

荻窪ルミネ ラ・ヴォーリアマッタ  イタリア料理の人気店


2010年11月20日(土)
荻窪ルミネ
ラ・ヴォーリアマッタ にて
昼食
 
まずはハウスワインの赤と
前菜を頼む
 
メインは魚料理として
金目鯛の料理とする。
魚料理は30分くらい時間がかかるということで
ピザを頼む
 
前菜は多くの種類が少しずつ皿に盛られ出てくる。
今日はアナゴが美味。
タコも柔らかく調理されている。
 
ピザはちょうど良く焼かれていて
美味しい。
 
赤ワインを飲みながら食べる。
 
 

魚料理が届く。
ピザの残りは包んでもらい
持ち帰りにする。
 
金目鯛は本当に美味しかった。
 
ピザやスパゲッティーも美味しいけれど
肉や魚の料理が実力も出て
店の評価を高める。
 
特に魚(店長に今日のお薦めを聞いて
頼むのが良い)がお薦め。
 
次にスパゲッティーを頼み
最後にコーヒーで終わり。
 
たまには豪華に食べよう。

2010年11月19日金曜日

山川豊を楽しむ NHK金曜バラエティ 観覧


2010年11月19日(金)
 
NHKふれあいホール
 
金曜バラエティ 公開収録 観覧
 
司会:青井実アナウンサー
 
おじさん・おばさんで満員
 
テレビの生放送だが、会場での臨場感は全然違う良さがある。
山川豊は放送では2曲を歌ったが、放送後も1曲歌ってくれた。
山川豊は社交ダンスが趣味tのことで、
今日の番組のコンセプトはちょっと変なダンスパフォーマンス。
コンドルズは朝ドラの「てっぱん」のてっぱんダンスの振付をメンバーの近藤良平が行ったとのことで、観客も含め踊らせられる。おじさん・おばさんは大混乱。急には踊れない。体が動かない。
珍しいキノコ舞踊団は6名組のダンスユニット。珍しいキノコの衣装かと思ったが衣装のことではなく、目立つ名前にしたかったとのこと。
ダンスはテレビ画面では臨場感が無い。やはり現場が一番。

三木俊雄カルテット セッション2010 公開収録観覧


2010年11月18日(木)
セッション2010
NHKふれあいホール
19:00~20:15
 
三木俊雄カルテット
 三木俊雄(サックス)
   1963年生まれ
   関西大学→バークリー音楽大学
 ユキアリマサ(ピアノ)
   1961年生まれ
   玉川大学→バークリー音楽大学
 島田剛(ベース)
   阿佐谷ジャズストリートに参加
 柴田亮(ドラムス)
   1981年
   バークリー音楽学院
 
 
 
 
 
 
三木俊雄のオリジナル中心の演奏。
三木俊雄のサックスがメインだが、ユキアリマサおピアノが素晴らしい。島田のベース、柴田のドラムも良くマッチングしている。
大人のジャズ。
流石NHK。素面で聴くのがもったいない。
プログラム
「C JAM BLUES」(2分24秒)
 
「STOP & GO」(5分57秒)
 
「PAPILLON」(14分23秒)
 
「NEXT CHANNEL」(6分52秒)
 
「SLEEP LIKE A BABY」(13分07秒)
 
「QUANTUM LEAP」(12分00秒)

2010年11月18日木曜日

旧東京音楽学校奏楽堂 藝大生による木曜コンサート 【作曲】


旧東京音楽学校奏楽堂
藝大生による木曜コンサート
第256回
【作曲】
平成22年11月18日(木)
開演 午後2時
 
現代音楽による室内楽
テクニックが必要な演奏が続くので
演奏者は大変
聴くほうも緊張感が必要
のどかな演奏が無いので
疲れた
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
☆河田里奈:作曲
 「identity」 アイデンティティ
   ヴァイオリンⅠ 長尾春花
               第76回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第1位
   ヴァイオリンⅡ 鈴木朝子
   ヴィオラ     中村翔太郎
   チェロ      矢口里菜子
作曲者からのメッセージ
何かが存在していくには、必ず他者との関わりがある。
共同体を形成していく中で、どう個性を発揮していくのか。
ここから「identity」は出発しました。
4人で1つの世界を作るという概念である弦楽四重奏において、あえて“1人1人”を意識し、Vn.Ⅰ Vn.Ⅱ Va. Vc. それぞれが違う特徴を持って始まります。
それらがだんだんと交錯しあい、混沌とし、喧騒へと化していく。
そしてその喧騒が中心に集まってきたところで、Va.のメロディーが提示されます。
その後は、四声部それぞれの特徴を1つずつ抜き出し、その特徴を4人全員で演奏することで、4つの違う世界を生み出しました。
それぞれのパートの個性、また世界の個性の移り変わりを楽しんでいただけたら幸いです。
 
☆林そよか:作曲
 Twilight 夕暮れによせて ~ ピアノ四重奏のための~
   ヴァイオリン  對馬哲夫
   ヴィオラ     橋本恵美
   チェロ      林はるか
   ピアノ      林そよか
 
作曲家からのメッセージ
「twilight」には、薄明・薄暮・黄昏、黎明などの意味があります。
夕暮れ・夜明け、どちらの意味も持つこの言葉ですが、私は黄昏時のなんとも言えない色の空、また短い時間でどんどん変化をとげる空をイメージして、以前から書いてみたいと思っていたピアノ四重奏の編成でこの曲を書きました。
 
☆戸部百合亜:作曲
 Jardin nocturne ー夜の庭園ー
   フルート    佐々木萌絵
   ヴィオラ    中村翔太郎
   ハープ     梶彩乃
 
夜の庭園
静寂に満ちあふれた夜の庭園。
いましがた、垣間見せた月は揺れている
金色のヴェールにつつまれて、流れるように軽く。
それは、近くにある様で、遠く隔たっている…
その容貌は泉の心に微笑みかけ
そして、陰は暗いオレンジの茂みの下で蒼白く染められる。
 
音のない、円い水盤の縁よりしたたり落ちる。
かすかな波の音のほか、
あるいは、目に見えない棕櫚の木の
間を吹き抜ける、夏の微風の青い身震いのほかは…
おお庭よ、わたしはそれを知っている、おまえの繊細な愛撫を
そして、おまえの気だるい想いと熱い官能を!
 
わたしは、おまえの興味つきない平和と、気むつかしさを知っている、
ゆりの香り、ジャスミンの、それから薔薇の、
欲望と倦怠によって、かき乱されたおまえの魅惑…
おお、口を噤んでいる庭!水盤の水は
かすかに、そして不思議な物音とともに滴る…わたしは聴く
夜の唇がうたう、この口づけを。
     ルネ・ドゥ・ビリモン
 
☆進藤綾音:作曲
 Blue Nude ブルーヌード
   指揮     進藤綾音
   フルート   尾形誠
   ファゴット  長哲也
   ハープ    大西香奈
   ヴァイオリン 松本さくら
   ヴィオラ    青野亜紀乃
   チェロ     山澤慧
 
作曲者からのメッセージ
Ⅰ.telling
音を発する、奏者。一楽章は、「奏者のエネルギー」に注目した楽曲です。
フレーズを受け継ぐという行為は、フレーズだけでなく奏者同士がエネルギーを受け継ぎ合うということになります。
絵も音楽も、言葉には置き換えられません。しかし、いつも私が両者から感じるものは言葉以上の、“生”です。
 
Ⅱ.re sound
一楽章とは対照に、演奏者のエネルギー(内的なエネルギー)ではなく、空気に放り出された音(外的なエネルギー)に焦点を当て、書いた楽曲です。
6人が織りなす様々な音色の変化をお楽しみください。そして、放たれた音の行方は・・
 
Ⅲ.merry step and roll
画家、Matisseの作品、Blue Nudeの女性。
踊り狂い、いつか底知れぬ穴へ堕ちてしまうのではないか。そんな不安とは、生きている上でいつだって隣り合わせにあるのかも知れません。
 
☆高橋宏治:作曲
 still growin’up!!! スティル グローウィン アップ!!!
   指揮     北爪裕道
   フルート   中川彩
   クラリネット 笹岡航太
   ファゴット  河崎聡
   ヴァイオリン 岡田紗弓
   チェロ     山澤慧
   パーカッション 入川奨
 
作曲者からのメッセージ
この曲は、はじけるような若さを表現したいと思い書き始めました。
チェロを中心にそれをサポートするヴァイオリン、そして、それらを取り囲む木管楽器(フルート、クラリネット、ファゴット)と打楽器という編成になっています。
自分の中にはないような音に憧れ、背伸びした部分もあると思いますが、若さを感じて頂ければ嬉しい限りです。
 
☆内門卓也:作曲
 「Interval for flute,violin and piano」
 インターバル フルート、ヴァイオリン、ピアノのための
   フルート   井坂実樹
     第6回ルーマニア音楽コンクール管楽器第2位(第1位該当なし)
   ヴァイオリン 景山昌太郎
   ピアノ     栗田菜々子
     第77回日本音楽コンクールピアノ部門入選
 
作曲家からのメッセージ
フルート、ヴァイオリンという普段最も身近な楽器に、私が作曲する上で重要な拠り所となるピアノを加えた編成です。
3人の奏者が、それぞれ自由な意思を持って演奏できるようにすることを頭に置き、作曲を進めました。
曲は、自由な三部形式。フルートのためらうような旋律ではじまります。やがて、ヴァイオリン、ピアノが加わり、複雑に絡み合います。
次に、複雑な拍子と単純な拍子が出てくる部分が交互に現れます。中間部分では、フルートはアルトサックスに持ち替え、またヴァイオリンは様々な奏法で演奏します。演奏者に一番自由な意思が求められるのがこの部分です。ピアノの短いカデンツァを経て、今度は前半とは順番を変えて、様々な要素が再現されます。
フルートのためらうような旋律の再現を経て、最後は決然と曲を閉じます。
 
☆綱守将平:作曲
 『Mosaic Note ~ for five players』 モザイク・ノート
   指揮      綱守将平
   フルート    窪田恵美
   クラリネット  前田優紀
   チェロ     西方正輝
   ヴィブラフォン 入川奨
   ピアノ      齊藤一也
 
作曲家からのメッセージ
今日、思想や技術の発展により現代社会はあらゆるモノの可視化が著しくなっていることは一目瞭然です。
しかし見たくないモノまで見えてしまう世界に僕は自分の体がついていけないような感覚を抱くことがあります。
それによって僕が個人的にたどり着いたのは、可視化させたモノを再び不可視化させれば良いのではないかなどという単純な結論であり、それはこのままこの作品のコンセプトとなっています。
この曲は、全曲を通してある一定の音型をある種のオブジェとして採用しています。
構成は、素材がバラまかれやがて堆積し飽和状態となっていくセクション、パズルの様に素材がピックアップされチェロによってオブジェの完成型(原型)が嫌味を込めて提示されるセクション、完成したはずのオブジェがゆっくりと簡潔奪胎され別の形で散乱し再び堆積し飽和していくセクションと、大きく三つに分けて考えることができます。
オブジェの不可視化(不可聴化)には多種多様な「モザイク」がかけられています。ビットの粗さや色使いなど「モザイク」そのものを楽しむことによって、見たいものを見る事ができた時とても新鮮に感じることができるのではないでしょうか。

2010年11月17日水曜日

リーディング公演『T.ウィリアムズ一幕劇から』

新国立劇場 マンスリー・プロジェクト11月
11月17日(水)18:30~19:50
リーディング公演
『T.ウィリアムズ一幕劇から』
(「風変わりなロマンス」「話してくれ、雨のように」)
翻訳:鳴海四郎
演出:古城十忍
出演:演劇研修所第5期生
 
他者と理解し合うことの困難さ。人が根源的に抱える孤独。
テネシー・ウィリアムズが描き続けた普遍的なテーマに、若い俳優たちが挑む。
 
プロフィール
作・テネシー・ウィリアムズ(Tennessee Williams)
1911~1983。アメリカ・ミシシッピー州コロンバスに生まれ、セントルイスで育つ。39年に4つの一幕物でシアター・ギルド賞を受賞。45年の『ガラスの動物園』がブロードウェイで上演された第一作。続く47年の『欲望という名の電車』で劇作家としての地位を確固たるものにした。50年代も『やけたトタン屋根の上の猫』をはじめ話題作、問題作を発表し、ピュリッツァー賞、ニューヨーク劇評家賞ほか数々の受賞、表彰に輝いたが、61年の『イグアナの夜』以降は精彩を欠いた。83年、ニューヨークで薬瓶の栓を喉に詰まらせる事故により死去。享年71。
 
『風変わりなロマンス』 The Strangest Kind Romance
 指が震えるせいで工場勤めをしくじったイタリア人労働者は、下宿屋に住み着いた猫を可愛がり生きがいを見つける。人が人と結びつくことの困難さを、人と動物の<風変わりなロマンス>を対置することで逆説的に描く。
【初演】1960年、パリ、シャンゼリゼ劇場
【出演】小さな男          片桐レイメイ
    下宿の女主人       井上沙耶香
    老人(その義父)      大里秀一郎
    ボクサー           日下諭
    ニチェボ(猫)・ナレーター 岩田結
    警官             藤本強
    女の間借人         菊池夏野

『話してくれ、雨のように・・・』 Talk to Me Like the Rain and Let Me Listen
 失業し自棄になり泥酔した男と、惨めな境遇から出て行く架空の人生を夢見る女が、互いをいたわり合う風景を優しく描く。他者と真にふれ合うことの困難さと人間の孤独がさらに徹底して描かれた作品。
【初演】1958年、コネクティカット州ウエストポート、ホワイトバーン劇場
【出演】男              梶原航
    女              山崎薫
    ナレーター(男)      川口高志
    ナレーター(女)      北澤小枝子
 
スタッフ(研修生)
演出助手:林田航平 音響助手:織田瞳子 舞台監督助手:藤本強
演出部:菊池夏野、古川七彩
 
 新国立劇場小劇場での無料公演。リーディング公演とはいえ、演劇の醍醐味が良く分かる怖さがある。台本を見ながらの演技でも演者の緊張感が伝わってきた。
 細かいミスも散見されたが良く演じたと思う。登場人物が皆絶望的な状況にあるという設定の為、緊迫感のある芝居であった。
 演劇の面白さを教えてもらい、これからも劇場に足を運びたくなるこの企画を続けてもらいたい。
 

櫻井茂(ヴィオラ・ダ・ガンバ)ランチタイム・コンサート

ISHIBASHI MEMORIAL HOLL
上野学園 石橋メモリアルホール
ランチタイム・コンサート
Vol.5
 
2010年11月17日(水) 12:20~12:50
 
演奏:
櫻井茂(ヴィオラ・ダ・ガンバ) Shigeru Sakurai 上野学園大学准教授
  学習院大学文学部心理学科及び東京藝術大学音楽学部器楽科(コントラバス専攻)卒業。
戸崎廣乃(チェンバロ) Hirono Tozaki 上野学園大学講師
  上野学園大学ハープシコード専門卒業。同大学専攻科修了。英国王立音楽大学・
  ドイツ国立ケルン音楽大学留学。
 
プログラム:
ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ(1689-1755)
Joseph Bodin de Boismortier
 組曲 ホ短調
  プレリュード/アルマンド/エール/ガヴォット/ムニュエ
 
ルイ・ド・ケ=デルヴロワ(1680-1760)
Louis de Caix d’Hervelois
 組曲 イ長調
  プレリュード/アルマンド/ラ・ミラネーズ/サラバンド/ガヴォット/ムニュエ
 
 冷たい雨の為観客は100名弱。石橋メモリアルホールは定員500名程度の程よい大きさのホール。ヴィオラ・ダ・ガンバは一見チェロに似ていたが、違いは膝で押さえて床にはつけないこと。18世紀の古楽器の演奏が楽しめた。戸崎さんも美人ですね。チェンバロの演奏に見惚れました。約30分の演奏でしたが満足でした。 

2010年11月16日火曜日

デュオ・ケーナルパ(八木倫明・池山由香) 南風のコンサート


近江楽堂 ランチタイム・コンサート
2010年11月16日(火曜日)
 
デュオ・ケーナルパ 南風のコンサート
 
Duo QunArpa
八木倫明(やぎ りんめい)/ケーナ
  1998年生まれ
  早稲田大学商学部卒業
池山由香(いけやま ゆか)/アルパ、ヴォーカル
  1985年生まれ
  国立音楽大学卒業
  桐朋学園大学研究科在籍
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
●プログラム 1回目
シチリアーナ★イタリア・ルネッサンス音楽
コンドルは飛んで行く[自由の風求めて](ペルー)★D.A.ロブレス作曲(八木倫明・作詞)
コーヒー・ルンバ(ベンズエラ)★J.M.ペローニ作曲
君偲ぶ夜(パラグアイ)★D.オルティス作曲
チョグイ鳥★パラグアイ伝統曲
広い河の岸辺[The Water Is Wide]★スコットランド民謡(八木倫明・訳詞)
アンコール:埴生の宿
 
●プログラム 2回目
小さなオルゴール★ウニャ・ラモス作曲
コンドルは飛んで行く[自由の風求めて](ペルー)★D.A.ロブレス作曲(八木倫明・作詞)
カスカーダ【滝】[アルパ・ソロ](パラグアイ)★D・ガルシア作曲
埴生の宿★ヘンリー・ローリー・ビショップ作曲
チョグイ鳥★パラグアイ伝統曲
広い河の岸辺[The Water Is Wide]★スコットランド民謡(八木倫明・訳詞)
アンコール:君偲ぶ夜
 
土曜日にもアルバの演奏を聴いているが、再びアルバ
近江楽堂にアルバとケーナに池山さんのメゾソプラノが心地よく響きわたる
 
前回に比べ池山さんが自信を持って演奏している感じがした。
 
今日はランチタイム・コンサートの開催を知らず近江楽堂に行ってみたが正解だった。
 
 

2010年11月15日月曜日

指揮者 大山平一郎氏と若手音楽家たちによる室内楽 を観覧


平成22年11月15日(月)
CHANEL NEXUS HALL
 
CHANEL Pygmalion Days
 
Special Concert Series
 
指揮者 大山平一郎と
若手音楽家たちによる室内楽
 
プログラム
 
11月15日(月) 18:30開演
 
*写真は、終演後のシャンパン
 
 
 
 
 
 
 
 
曲目:
ブルックナー:弦楽五重奏 へ長調
Bruckner:String Quintet in F Major
 
Ⅰ.Moderate
Ⅱ.Scherzo-Trio
Ⅲ.Adagio
Ⅳ.Fmale
 
千葉清加(ヴァイオリン) Sayaka Chiba
 東京藝術大学卒業。安宅賞受賞。第72回日本音楽コンクール第3位。
枝並千花(ヴァイオリン) Chika Edanami
 桐朋学園大学卒業。東京交響楽団団員。
鈴木康浩(ヴィオラ) Yasuhiro Suzuki
 桐朋学園大学卒業。読売日本交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者。
大山平一郎(ヴィオラ) Heiichiro Ohyama
 指揮者、ヴィオラ奏者、室内楽奏者、そして教育者として高い評価。
 米国サンタ・バーバラ室内オーケストラ音楽監督兼常任指揮者。
金子鈴太郎(チェロ) Rintaro Kaneko
 桐朋学園を経て、ハンガリー国立リスト音楽院に学ぶ。
 
今日は部屋の真ん中に5人が丸く座りその周りを観客が取り囲むという面白い趣向。
大山さんのアイデアらしい。昔のサロンでの演奏はこうだったのだろうか。
演奏前に大山さんが、曲目について説明をする。
 ブルックナーが1979年に作曲した弦楽五重奏曲。その前に交響曲第3番が酷評だったため暫く交響楽を作曲できず、その間にこの曲を作曲したとのこと。ブルックナーの室内楽は2曲しかないので、交響曲第3番の酷評が無ければ生まれなかった。酷評に感謝したいとのこと。
 (交響曲第3番はその後名誉回復)
 名曲であるが、演奏時間約44分と長いためなかなか演奏されない。
 自分も初めての経験。
 
 ベテラン大山氏が選んだ若い演奏者がブルックナーという難しい素材をしっかりと解釈して良い演奏をしてくれた。長い演奏だが飽きさせない。無料で聴けてラッキーだった。
 
 演奏終了後、飲み物も用意されており、CHANELの配慮に感謝。
 
 冷たい雨の中銀座通りを帰路に。
 

2010年11月14日日曜日

備忘録 北朝鮮の現状

備忘録 北朝鮮の実情
 
「北朝鮮」(国交がないため、日本での略称)=「朝鮮民主主義人民共和国」
北朝鮮系の人は「共和国」と一般的に呼称
 
(1)政治体制
社会主義→金日成(キム・イルソン)、金正日(キム・ジョンイル)父子の独裁国家
  金日成(首領様):国家主席 (1994年死去)以後、国家主席のポスト廃止
  金正日(将軍様):国防委員長(軍を重視)、労働党総書記
金日成(金成柱キム・ソンジュ)1912年生まれ[各種の神話を捏造]
                             *日本の天皇制をモデルにしている
 1930年代末  東北抗日聯軍(中朝連合の抗日組織)に参加
           (民族を救う伝説の英雄キム・イルソン将軍の名前を使う)
 1941年   シベリアへ逃亡(1942年金正日(ユーラ)誕生)
           (抗日戦根拠地の白頭山の丸木小屋で生まれる←ウソ)
 1945年  ソ連により北朝鮮の指導者へ(33歳)(1948年朝鮮民主主義人民共和国成立)
 「主体(チュチェ)思想」:自立→実際は儒教的社会主義、独裁体制
                     →すべて金日成の指示がなければ出来ない
 
反対派は政治犯収容所へ
平壌(ピョンヤン)に住めるのは、エリート階級のみ(病人、身障者は地方へ追放)
平壌=国家のショー・ウインドウ
宣伝によって、北朝鮮は世界一の国だと教えられる(ラジオのチャンネルも固定)
1994金正日への「世襲」以後、軍事国家の体制が強まる「先軍政治」(兵力110万)
    金日成死去は核のせい
2008金正日、脳卒中で倒れる→以後、健康不安
    金正日の病気は核のせい
2010金正恩(キム・ジョンウン=金正日の3男)後継者に決定(青年大将)
  党中央軍事委員会副委員長、党中央委員、人民軍大将
 
(2)破綻した経済
元来は、北部は工業地帯、南部(韓国)は農業地帯
      韓国←1980年代後半に経済発展(アジアNIESへ)
経済統計は発表されない
無駄な巨大建造物(銅像、タワー、凱旋門、巨大なホテル(柳京ホテル105階))
      →無駄遣い、金父子の指示による計画の混乱
主体農法(指示された穀物しか植えられない、過大な生産目標)
      →ヤミ農地広がる、森林伐採→1995大洪水発生→飢餓
<経済改革への試み>
1984 合営法制定(外資との合弁企業設立可能)
1991 羅津、先鋒(羅先)に自由経済貿易地帯(中国に近い北東部)
         (1998 責任者処刑、現在は華僑経営のカジノのみ成功)
   2010 羅先開発計画(中国からの投資を呼び込もうとしている)
    *労働者のレベルは非常に高い
2002 新義州特別行政区(中国・丹東に隣接、北西部) 
   (初代長官・楊斌ヤン・ビン(中国系オランダ人)←中国により逮捕(脱税、詐欺))
2002 開城工業団地(韓国に隣接、南西部)
        (2005 稼働開始、2008 韓国政府担当者追放)
2002 金剛山観光特別区(韓国に隣接、南東部)
        (2008 韓国人観光客射殺事件、交流中断)
2002 経済改革実施(闇市場、闇ドル・レートの横行に対する対策)
     給与、物価を10~20倍へ 
     米などの配給制廃止→インフレへ(ただし市場は活性化した)
     1ドル=2.15ウォン→150ウォン(1/70切り下げ)
     (実際のレートは、06年で3,000ウォン)
2009 デノミネーション実施(100ウォン→新1ウォン)
     新札への交換限度額(旧札で10万ウォン→後に50万ウォン?)
     を設けることにより、
     新ドルレート:1ドル=100新ウォン(実際のレートは2010年で
     1,200~2,000新ウォン)
     ドルを持っている政府官僚など特権階級は、ぼろ儲け
  中国は北朝鮮に対し、中国のような改革開放政策実施を勧めている

(3)テロ国家
1983 ラングーン事件(現ミャンマー・ヤンゴンにおいて、韓国閣僚爆殺)
1087 大韓航空機爆破事件(中東帰りのビジネスマンが搭乗した航空機爆破)
     (バハレーンにおいて、日本人・蜂谷真由美を装った金賢姫キム・キョンヒを逮捕)
1996 北朝鮮工作員上陸・逃走事件(北潜水艦が故障、工作員上陸(11名自決、15人逃走))
潜水艦・工作船による韓国、日本への工作員上陸(誘拐、殺人、情報収集)
    人民武力省偵察総局・人民軍総参謀部作戦局など 特殊工作部隊10万人
兵器輸出、麻薬・覚せい剤販売、ニセ・タバコ販売、ニセ札印刷(外貨稼ぎ)
2008 米国、北朝鮮テロ国家指定解除(核検証計画受け入れに対する見返り)←疑問(米国大失敗)
2010 韓国哨戒艇天安撃沈事件(1999,2002,2009黄海での南北艦艇銃撃戦:北方限界線)
   北朝鮮:ミサイルと核の技術は進んでいる
 
(4)核開発疑惑
1993 NPT(核拡散防止条約)からの脱退宣言、IAEA(国際原子力エネルギー機関)
     の査察拒否→核開発疑惑発生→米、寧辺ヨンビョンの黒鉛炉への空爆を検討
1994 米朝合意文書調印(核問題解決、米朝関係改善)[直後に金日成、心臓発作で死去]
     KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)発足(米韓日)→軽水炉2基、重油供与
1998 米、地下核施設発見(金倉里、泰川)→査察受け入れ、しかし何も見つからず(事前に撤去)
1998 テポドン・ミサイル実験、日本上陸通過(日本、射程内に入る)
2002 濃縮ウラン抽出を認める(その後、否定)→KEDO重油供給停止
             →寧辺、泰川の原子炉再稼働、IAEA監視員追放・監視カメラ撤去
2003 KEDO中断 6か国協議(米、中、朝、韓、日、露)開始:議長国は中国
2006 北朝鮮、地下核実験実施(核保有)
2008 交渉の結果、米国、北朝鮮テロ国家指定解除
     同時に、核検証計画に合意?(文書化に失敗したため、寧辺の核施設解体は行うも
     のの、核関連物質のサンプル(試料)採取に抵抗:寧辺以外の核開発の検証が出来
     ない)→以後、新たな対処が必要(オバマ政権の課題)
2009 「人工衛星打ち上げ」の名目で長距離弾道ミサイル試射、日本上空通過
2009 2回目の地下核実験実施
 
(5)積極外交
2000~2001 EU諸国、カナダを中心に次々と国交樹立(イタリア、英国、オランダなど)
2000 ARF(アセアン地域フォーラム)加盟
2008 年末 北朝鮮承認国160か国(未承認:米国、日本、フランス、バチカン、
     サウジアラビア、イスラエル・・・)
     南北双方を承認する国は156か国
 
(6)日朝関係
かつて、北朝鮮の最大の西側貿易相手は日本(全体的には、東側のソ連、中国が多かった)
1990年代 中国1位、日本2位、ロシアは減少
2002年より 中国1位、韓国2位、日本3位(2006年核実験に伴う経済制裁で2007年以降、貿易量激減:2007より日本の輸入は、ほぼゼロ、2009日本の輸出は2.6億円)
2008年には、中韓で北朝鮮の貿易総額の9割以上を占める
 日本の輸入:アサリ、カニ、マツタケ、紳士服など
 
貿易・投資は、全て在日朝鮮系企業によるもの(巨額の送金も)
             朝鮮総連(在日朝鮮人総連合会)24万人
日系商社(三井物産中心)には、「貿易代金未支払い問題」1970年代中頃より
     「500億~800億→利子が加わり、2002年には1,000億円(10億ドル))
これを解決するため「東アジア貿易研究会」を組織
 
2001 朝銀信用組合、不良債権問題で破綻(多くの架空口座←北朝鮮への献金?)
→朝鮮総連への強制捜査→約1兆4,000億円の公的資金投入
2002 長銀の受け皿:4信組(経営陣から朝鮮総連系役員排除)
ハナ信用組合(関東信越)、兵庫ひまわり信用組合(近畿)、京滋信用組合、ミレ信用組合
 
<国交正常化への動き>
1990 日朝国交正常化へ向けての三党共同宣言(自民党(金丸信)、社会党、朝鮮労働党)
  1992 「李恩恵(田口八重子)」問題で決裂(金賢姫の日本語教育係、日本人拉致疑惑)
 [1994 北朝鮮核問題に対する米朝合意文書調印]
1999 超党派代表団訪朝(社民党(村山富市)、自民党(野中広務)など)
 [2000 金大中韓国大統領の北朝鮮訪問=南北共同宣言]
2002 小泉首相訪朝、日朝平壌宣言
その後、拉致問題、核開発問題により、日朝交渉は停止 

天沼八幡通り 中華料理 「ふじかけ」


平成22年11月14日(日)
荻窪音楽祭の帰りに
天沼八幡通りにある
中華料理「ふじかけ」に入る
 
天沼八幡通りも
天沼八幡に近くまで行き
静かで上品な店構え
 
階段を上がり
店に入る
 
紹興酒を1杯いただく
 
料理は写真のものを食べる
 
本格的な中華料理店が
ここにあるとは
知らなかった。 
 
 
 
 

おしゃれな味がこんなに近くで
楽しめるとは。
 
今度は
ランチでも利用したいと思う。
 
満足して帰宅。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



お焦げ料理

荻窪音楽祭 チャーリーズ・スポット たまにはジャンルを変えて 「心躍るクラシック!」


平成22年11月14日(日)
19:00~
 
荻窪音楽祭
 
荻窪 天沼八幡通り
 
チャーリーズ・スポット
1,000円(ワンドリンク付)
 
[ケッセ・バッサ】
三井香織(クラリネット)
  *東京藝術大学卒業
長塩佳子(アコーディオン)
  *国立音楽大学卒業
 
 
 
 
 
 
 
 

チャーリーズ・スポット 
  *30年以上ロック・バンドと続けている
    ロックおじさんが
    定年退職後の60歳から始めた
    楽しいロックバー
 
ここで
たまにはジャンルを変えて
「心躍るクラシック」
という企画
 
実際20名を超える大盛況で
マスターがこんなに込んだのは初めて
と驚く程の入り
 
コーディネイトした足立淑恵さんの努力と
感性は素晴らしい
 
足立さんはこの音楽祭で
4つの企画
そのうち1つは自分も演奏
という忙しさ
 

ケッセ・バッサさんは
2人とも音楽大学卒
クラシックのジャンルを超えて
チンドン屋で活躍している
(非常に体力がいる仕事だそうだ)
人を喜ばせるサービス精神があるので
今回の演奏会も皆が大いに沸いて
良い雰囲気だった。
 
クラシックの中でも
チャイコフスキーのくるみ割り人形から
ハチャトリアンの仮面舞踏会
ビートルズのノールウエイの森など
アルゼンチンタンゴ系
ボサノバ系
スペイン系
フランス系
ワルツ系
チンドン屋のテーマ曲
など多彩な音楽を演奏してくれた。
ありがとう。
 
荻窪音楽祭でも
面白い企画が増えている
ことを実感する。
 
今後とも足立さん
よろしくお願いします。

東京都立農芸高校にて手づくり味噌を買う


平成22年11月14日(日)
 
東京都立農芸高校
農芸祭にて
恒例の味噌を並んで買う
 
10時より販売開始を
9時10分頃から並び始める
40番目くらいか?
 
9時40分頃には
200人に達し整理券配布終了 
9時55分頃から
販売開始
 
1つ350円
 
続いて野菜売り場へ向かうと
長蛇の列
何かと思ったら
高校農場で収穫の野菜を買う列
途中で売り切れたため
隣りで農家が売る大根の列に並ぶ
 
大根Lサイズ1本150円
前より高くなったように思えるのは気のせいか
 
1本購入し持ち帰る

2010年11月13日土曜日

荻窪音楽祭 えまや アルバ秋色コンサート 浜根未稀


平成22年11月13日(土)
 
荻窪 教会通り 横道
 
『えまや』…カレーのおいしい
       ダイニング&bar
 
アルバ秋色コンサート
18:00~19:00
 
浜根未稀
 
1,500円(ワンドリンク付)
 
・・・アルバとはスペイン語でハーブの意味
  ヨーロッパからスペイン人により南米に持ち込まれる
  パラグアイではソロで演奏されることが多い
  国民的楽器として親しまれている
  半音操作のペダルがないため
  ジャベという器具を用いて半音を出す
  楽譜は使わず、耳で聴き、目で見て弾き方を覚える。
  奏者の感性や気持ちをそのままぶつける。
 

浜根未稀さん
 南山大学スペイン学科卒業
 スペイン語通訳として活躍していた中でアルバに出会う。
 2005年パラグアイ、メキシコでレッスンを受ける。
 以後毎年メキシコに修行に。
 
今日も20名を超える観客で満員となる。
アルバのラテンリズムの心地よさに満たされる。
 
ビールを飲みながら演奏を聴く。
なんという気持ち良さ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


演奏終了後
『えまや』さんからのサービスのワインを
飲みながら
野菜カレーを食べる
(580円)
ランチ時は500円らしい。
 
こんなに安くて美味しい店が
教会通りの横にあるなんて
これまで知らなかった。
有機野菜を使用している
安心な店らしい。
 
2階にあり、1階の店が目立つので
これまで気がつかなかった。
多くの人に知ってもらいたい店だ。
 
美味しかった。


荻窪音楽祭 室内アンサンブル創立記念演奏会

平成22年11月13日(土)
 
杉並公会堂 大ホール
 
室内アンサンブル創立記念演奏会
 
15:00~17:00
 
全席自由 2,000円
 
★「荻窪音楽祭室内アンサンブル」
 クラリネット:兼氏規雄
 ファゴット:高林美樹
 ホルン:吉野章子
 ヴァイオリン:西内真紀、持田真理
 ビオラ:嶺秀美
 チェロ:広瀬直人
 コントラバス:斎藤麻里
 
曲目:
「七重奏曲 変ホ長調 作品20」:L.V.ベートーヴェン(約40分)
「八重奏曲 へ長調 D803」:シューベルト(約50分)
 
杉並公会堂大ホール1階 約7割の入り。予想よりも多く入っている。
演奏はベートーベンの七重奏曲、シューベルトの八重奏曲と大作。熱の入った演奏であった。
 
残念ながら楽章の途中ながら携帯の着信音が鳴り、奏者が気にする場面があった。男性の不注意。
 
このアンサンブルは兼氏さんの努力の賜物だと思うが今後の活躍が期待される。

2010年11月12日金曜日

向井滋春クインテットのライブに酔う


2010年11月11日
NHKふれあいホール
 
セッション2010 公開収録
 
向井滋春クインテット
 向井滋春(トロンボーン)
 井上祐一(ピアノ)
 レイモンド・マクモーリン(サックス)
 加藤真一(ベース)
 小山太郎(ドラムス)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
向井滋春:1949年生まれ。同志社大学出身。日本のトロンボーン奏者第一人者。
井上祐一:1963年生まれ。北海道大学出身。
レイモンド・マクモーリン:1979年生まれ。2005年に来日。
加藤真一:1958年生まれ。1992年米国へ。1995年帰国。
小山太郎:1965年生まれ。トップドラマー。
 
「C Jam Blues」 (1分35秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(テナー・サックス)レイモンド・マクモーリン
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
「Like Someone In Love」 (8分31秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(テナー・サックス)レイモンド・マクモーリン
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
「Sub consciousness」 (9分48秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(テナー・サックス)レイモンド・マクモーリン
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
「Setembro」 (9分03秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(テナー・サックス)レイモンド・マクモーリン
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
「Lament」 (8分16秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(テナー・サックス)レイモンド・マクモーリン
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
「You’ve Changed」 (6分17秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
「Abu Simbel」 (10分30秒)
(トロンボーン)向井滋春
(ピアノ)井上祐一
(テナー・サックス)レイモンド・マクモーリン
(ベース)加藤真一
(ドラムス)小山太郎
向井滋春のトロンボーンとレイモンド・マクモーリンのフロント2人。2人の個性がぶつかり聴きごたえがある。井上祐一のピアノはアドリブが利いていて次にどのような展開になるのか楽しみだった。小山太郎のドラムプレイも素晴らしい。加藤真一のベースもしっかりしている。5人とも水準が高く聴きごたえあり。ライブのジャズプレイは面白い。
 
アンコール:アントニオ・カルロス・ジョピンの曲を向井滋春がチェロ、井上祐一ピアノ、加藤真一ベース、小山太郎ドラムで演奏する。通常での放送には入らない。アンコール特集に入るかどうか。ボサノバは元から好きだが、向井のチェロは本人も楽しんでいてアドリブが素敵だった。
満足して会場を後にする。

2010年11月11日木曜日

東京藝術大学モーニングコンサート観覧

平成22年11月11日(木)
東京藝術大学
奏楽堂
指揮:ドミトリー・シトコヴェツキー(旧ソ連出身のヴァイオリニスト・指揮者)
演奏:藝大フィルハーモニア
11:00~12:0
 
前半
◆田中裕香(4年) Hiroka Tanaka
 E.ライヒェ:トロンボーン協奏曲 第2番(演奏時間約15分)

田中裕香さんは、兵庫県立西宮広告音楽科卒業
現在、東京藝術大学4年在学中
第16回日本クラシック音楽コンクール 金管部門第2位(1位なし)
安宅賞を受賞
 
田中さんの解説によると
「オイゲン・ライヒェ(1878~1946)は1890年末にドイツからロシアへ渡り、サンクト・ペテルブルクにあるマリンスキー劇場のトロンボーン奏者となる。1933年よりサンクト・ペテルブルグ音楽院においてトロンボーンの教授を務め、1946年に当地で没する。
 ライヒェにはトロンボーン協奏曲が2つある。第2番は、1902年にベルリンのプロイセン宮廷楽団のソロ・トロンボーン奏者であったパウル・シュリュケの為に作曲された。
 彼が書いた2つのトロンボーン協奏曲は、いずれもロシアにおけるトロンボーン奏者のレパートリーの一画を占める重要な作品であるが、特に第2番は、ドイツ・ロマン派の最も美しいトロンボーン協奏曲の一つとして、ゆるぎない地位を占めている。
 今回演奏するトロンボーン協奏曲第2番は
   1.Allegro Maestoso
   2.Adagio
   3.Rondo
から構成されている。この協奏曲は、素朴ながら美しい旋律を奏でる音楽的な部分と、音の跳躍の技術・音域の広さを試される技術的な部分の両方を兼ねそなえている作品である。
 また1楽章と3楽章は、トロンボーン独奏曲ではめずらしいイ長調で書かれている。
 1.Allegro Maestoroは壮大な交響曲を思わせるオーケストラの前奏で始まる。トロンボーンの音域が最大限に使われており、堂々とした部分と軽快な部分のバランスが絶妙である。悲壮感が漂うカデンツの後、そのまま2楽章のAdagioへ入る。
 2.Adagioでは、弦楽器の柔らかい伴奏の上にトロンボーンの甘美な旋律が加わり、とても安らかでゆったりとした音楽が進んでいく。旋律の所々に強い主張が込められており、温かみの中にも静かな情熱を感じさせる。
 3.Rondoは、再び明るいイ長調へと戻り、村のダンスを思わせる軽快で活発なリズムで始まる。この楽章では、低音からの跳躍がまるで音遊びのように多用されているが、曲の雰囲気を壊さず、とても躍動的である。
 そして最後は1楽章の冒頭を率いたコーダとなっており、エネルギーに満ちた、うねる旋律を経てオーケストラと共に華やかに終結する。」
 しっかりした演奏だった。男に向いた楽器のように思えるが女性とは思えないような演奏。素晴らしい。
 
後半
◆山田麻美(4年) Asami Yamada
 J.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 op.77(演奏時間約38分)
 
1988年生まれ
2007年 第76回日本音楽コンクール第3位
 
山田さんによれば
「オーストリア南部ペルチャッハ、静かで清々しいヴェルター湖畔の村。ベートーベン、メンデルスゾーンと並んで3大ヴァイオリン協奏曲とし称されるこの名曲はここで生まれた。
 「ここでは、散歩をしている時でも、踏みつぶそうになるくらいたくさんの旋律が生まれてきます。」ブラームス本人がこう語ったように、この時期に書かれた作品の多くは、明るく牧歌的で、美しい旋律に溢れている。たとえば、前年に作曲された交響曲第2番、ヴァイオリン・ソナタ1番、それから同時期に書き始められたピアノ協奏曲第2番などがそうである。このヴァイオリン協奏曲もそうした特色を持つ典型的な作品と言えるだろう。
 この協奏曲の完成には、彼の友人で名ヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムの存在が欠かせない。前々から、公私共にお世話になっていたヨアヒムの為に協奏曲を…と考えていたその矢先、サラサーテの弾くブルッフのヴァイオリン協奏曲を聴いて火がついたようだ。ヨアヒムは惜しみなく専門的な助言をした。厚い友情があったからこそ生まれた傑作だ。ということで、今回のカデンツァは盟友ヨアヒムのものを演奏したいと思う。
 
第1楽章(Alleguro non troppo)
 ソナタ形式。交響曲第2番を思わせる穏やかなオケ主題で開始される。内面的な陰りとしなやかな抒情、そうかと思えば壮大で力強くたくましい。コントラストが実に鮮やかである。演奏時間の半分以上を占める長大な楽章。(カデンツァ:ヨアヒム)
 
第2楽章(Adagio)
 三部形式。ブラームスいわく「弱々しいアダージョ」らしい。牧歌的なオーボエの独唱、哀愁漂う中間部、ペルチャッハの美しい自然とそこでの快適な生活が反映されている。
 
第3楽章(Allegro grocoso,ma non troppo vivace)
 不規則なロンド形式。ジプシーふうの旋律はハンガリー生まれのヨアヒムへの敬慕の表れだろうか。
終結部にはトルコふうのリズムを使っており、生気に満ち溢れている。
 
 心の底までしみいるようなこの作品を、強く、優しく、美しく、演奏できたらと思います。」
 
素晴らしい出来だった。オケも指揮も独唱もすべて相まって名演奏だったと思う。本当に満足。
(席の近くで、ジャンパーにマスクの老男性、気持ち良く眠るのは良いのですが、鼾はやめてほしい。せっかくの素晴らしい演奏に集中できない。残念)
 
 約1,000席の奏楽堂が満席。無料でこの演奏が楽しめたら何も言うことはない。東京藝術大学と関係者に感謝。

2010年11月10日水曜日

東京国立博物館 特別展 東大寺大仏 天平の至宝展を見る


The 1250th Memorial Empress Komyo
Todaiji Temple
and Monuments of Tenpyo Culture
 
Friday,October 8-Sunday,Deccember 12,2010
Heiseikan,Tokyo National Museum
 
特別展
光明皇后1250年御遠忌記念
東大寺大仏
天平の至宝
 
2010年10月8日(金)~12月12日(日)
東京国立博物館 平成館
 
 
 
 
 
 
 
 
 
Part1:The Beginnings of Todaiji
第1章 東大寺のはじまり -前身寺院と東大寺創建ー
 
Part2:Creation of the Great Buddha
第2章 大仏造立
 
Part3:Tenpyo-Era Treasures
第3章 天平の至宝
 
Part4:Chogen and Kokei
第4章 重源と公慶
 
8世紀の日本の実力が良く分かる良い展覧会。聖武天皇と光明皇后が力が素晴らしかったのが良く分かる品々。
今同じことはとても出来そうに無い。大仏の頭は江戸時代の修復とのこと。当初の細工の素晴らしさに比べ後世にそれを復元するのはとても大変だったろう。
これだけの歴史がある日本。自信を持って過ごしていきたい。

優美な午後~フルートとピアノによる演奏会~向井ノリエ・根本英亮を聴く


第165回
日本財団ランチタイムコンサート
 
優美な午後
~フルートとピアノによる演奏会~
2010年11月10日(水)
12:10~12:50
 
出演者
向井ノリエ(むかい・のりえ/フルート)
根本英亮(ねもと・えいすけ/ピアノ)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
<曲目>
♪バーンスタイン:「マリア」~ウエストサイドストーリーより~
♪ドニゼッティー:ソナタ ハ長調
♪フォーレ:パバーヌ(フルートアレンジ・向井ノリエ)
♪パガニーニ:カンタービレ
♪イベール:ソナチネ「Juex 戯れ」
       1楽章 アニメ(活発に)
       2楽章 タンドール(やさしく)
♪大江光:長い夏
♪バーンスタイン:「トウナイト」~ウエストサイドストーリーより~
 
向井さんはウエールズにてバロックフルートを学び英国にて活躍していたとのこと。最初と最後をバーンスタインのウエストサイドストーリーにする憎い配慮。フォーレのアレンジなど随所に自分らしさを出した良い演奏だった。大江光の長い夏も良かった。
司会が前は男性だったが今日は女性で最初の紹介もなく最後もそのまま終わってしまった。前はアンコールにつなげる演出があったのだが?

2010年11月9日火曜日

備忘録 台湾海峡問題(第3次台湾海峡危機から中台経済関係の高まりへ)

備忘録
台湾海峡問題
(第3次台湾海峡危機から中台経済関係の高まりへ)
(1)第3次台湾海峡危機
中国→台湾武力解放の選択肢を放棄せず
武力行使の条件:①台湾独立 ②台湾での内乱 ③外国による台湾侵略 ④核兵器開発
           ⑤北京が提案した交渉を長期にわたり拒否
日本・米国「平和解決原則」=武力行使に反対
 
1995.6月 李登輝訪米(コーネル大学で講演=台湾独立に近い発言)←中国抗議
1995.7月~1996.3月 台湾海峡で連続した軍事演習
とくに1996.3月は3次にわたる大規模演習(台湾沿岸にミサイル4発発射、台北より36Km)
                    (現在では、中国側、台湾沿岸にミサイル約1,400基)
1996.3月 米国、2つの空母艦隊を台湾近海に急派
 (日本から第7艦隊インディペンデンス、中東からニミッツ)→米中戦争の危機
中国は、総統直接選挙に李登輝が再選されないよう圧力をかける意図があった。
1997 江沢民国家主席訪米:米中関係修復
1998 クリントン大統領訪中」「3つのNO」(口頭での発言)
     ①台湾独立× ②2つの中国・一中一台× 
     ③主権が絡む国際機関(国連など)への加盟×(③は行き過ぎとの批判を受ける)
空母派遣による米中衝突を警戒。台湾独立への牽制。
1998 江沢民訪日:日本へも「3つのNO」への同意を迫る
   日本は、「中国は1つ」○ 「3つのNO」× (日本も認めると国際的な基準になる)
1999 李登輝「二国論」:「中台は特殊な国と国の関係」←「3つのNO」に対する反発
中国の考える交渉:中国ー地方政府(台湾)
台湾の考える交渉:中国ー台湾 対等な交渉
 
(2)中台経済関係
1996.8月(第3次台湾海峡危機後)台湾の財界人団体(全国工業会)60名の訪中団受入れ←江沢民主席が会談
中台の経済関係が強まりつつある→中国もこれを意識、台湾経済界を味方につける
 
1985 台湾、中国との間接貿易容認
1987 台湾、中国への小規模投資を黙認
1994 台湾プラスチック(王永慶会長)、福建省へ火力発電所(+発電機)建設計画
     投資額38億ドル(4,100億円)←台湾政府の反対
     →1996 撤回→米、HKを通じて再度計画→1997 撤回
李登輝「戒急用忍」:大陸への投資制限
  ・大陸への投資は、中国の経済力を高める。
  ・福建省などへのインフラ建設は、中国軍の台湾侵攻能力を強化。
1997 「大陸投資規範」
  ・1件5,000万ドル以上の投資を禁止
  ・大型インフラ建設禁止(ダム、発電所、空港、道路、鉄道、港湾)
  これによって、1997~2000の対中投資減少
陳水扁「積極解放、有効管理」:投資制限解除
2002 WTO(世界貿易機関)加盟→投資制限は出来ない
  ・投資額の上限規制撤廃
  ・防衛関連、核心技術関連の投資のみ禁止
2001より対中投資増加: 中国の貿易:台湾5位、中国への直接投資:台湾9位(2009)
    (米国、日本、韓国、シンガポールに次ぐ)
台湾の輸出の3割、対外投資の8割が中国向け(2007:台湾経済部)
中国在住の「台商」(台湾のビジネスマン)とその家族:100万人以上、進出企業10万社
2005 台湾奇美実業グループ創始者許文龍(台湾独立派)、「1つの中国」容認←在中国企業への中国政府による圧力
2006 陳水扁、対中経済関係を制限へ「積極管理、有効解放」に転換
2008 馬英九、中台経済関係を重視→「三通」の完全解禁へ
2010 ECFA(経済協力枠組み協定)調印=中台FTA
 
(3)陳水扁時代
2000.3月 民進党陳水扁、総統に選出(国民党政権終了)
  民進党の政治主張は「台湾独立」、しかし陳水扁は当初、対中国政策に慎重
2001.1月 「小三通」金門島、馬祖島と中国との直接貿易許可
     4月 李登輝訪日(引退後):すでに英国、チェコ、米国(数次ビザ)へ入国可能
     5月 陳水扁総統訪米(中米への中継地、ブッシュ政権は親台湾の姿勢を見せる)
     9月 国民党、李登輝を除名→李、台湾団結連盟結成
     12月 立法院選挙、民進党第1党へ、国民党4割減
2002.1月 中国とともにWTO加盟(ただし中台間にWTOのルールは適用されない)
     7月 陳水扁民進党主席へ就任←中国、ナウルの中国承認を発表
     8月 陳水扁「一辺一国論」中台は別々の国
2004.3月 陳水扁総統再選(投票日前日に狙撃を受ける)
        国民党の連戦は、親民党の宋楚瑜と連合を組み、中国との経済関係拡大を主張したが、僅差で敗北。藍色(国民党)と緑色(民進党)
     12月 立法院選挙、民進党過半数取れず(国民党、親民党で過半数へ)
2005.1月 中台、春節の直行チャーター便(航空機運航)に初めて合意
     3月 中国「反国家分裂法案」制定(台湾独立阻止、武力行使)
     4月 国民党・連戦訪中、分裂後、初の国共会談
     5月 親民党・宋楚瑜訪中
     7月 国民党新主席に馬英九
     12月 統一地方首長選挙で国民党圧勝(全地方自治体25のうち、国14、民6)
2006.1月 陳水扁、対中経済関係を制限へ 「積極管理、有効解放」に転換
     2月 陳水扁、国家統一委員会と国家統一綱領を事実上廃止←中国非難(米の不信)
     3月 国民党馬英九訪米「中台現状維持」
     5月 米国、陳水扁の通過滞在認めず
     7月 台北→上海、直行貨物航空便就航’チャーター便)
         (蘇貞昌行政院長は、対中交流積極論)
     8月~11月 陳水扁辞任要求運動(党内の対中政策対立、汚職スキャンダル)
     12月 台北市長郝龍斌(国民党)、高雄市長陳菊(民進党)当選
2007.1月 陳水扁、中米への途中でサンフランシスコ訪問(対米関係若干改善)
     2月 陳水扁「正名政策」(「中国」「中華」→「台湾」、「中正」×)
     6月 陳水扁、「台湾」名義での国連加盟の住民投票を2008総統選と同時に実施することを宣言(2007より台湾名義で国連加盟申請→国連は却下)米国は批判
     8月 陳水扁、中米歴訪、米国主要都市立ち寄りなし、アンカレッジ経由のみ許可
2008.1月 立法院選挙、国民党圧勝(113議席中81、総統罷免可能な2/3以上)
         陳水扁の挑発的な対中政策に対する批判、対中関係悪化が経済の不況につながるとの懸念
     3月 総統選(候補者:謝長廷(民進党)、馬英九(国民党))
        馬英九圧勝(国民党政権奪回)
        国連加盟に関する住民投票は、投票総数が有権者数の過半数に足せず不成立

(4)馬英九時代(国民党政権復活)
2008.5月 馬英九総統に就任(「中台共栄」、中台経済関係重視)行政院長劉兆玄
         「3つのノー」(統一せず、独立せず、武力行使を許さず)を確認
         民進党主席は、謝長廷→祭英文(元行政院副院長、女性)
         呉伯雄国民党主席訪中、胡錦濤国家主席と会談(中台対話再開に合意)
     6月 中国国務院台湾事務弁公室主任に王毅(前駐日大使、外務次官)を任命(外交?)
         台湾の海峡交流基金会江丙坤理事長訪中、陳雲林、胡錦濤と会談
         対日関係では、尖閣諸島で対立発生:台湾漁船が日本巡視船と衝突・沈没→
         抗議の漁船が台湾巡視船3隻を従えて領海侵犯→台湾政府「開戦も辞さず」
         「軍艦派遣」の発言→冷静な対応を主張した許世楷駐日代表は侮辱され辞任
         →ただし、日本側も漁船沈没には責任を認め賠償(馬英九は対日強硬?)
     10月 米国、台湾へ大規模武器売却許可(PAC3、アパッチ・ヘリ等)←中国抗議
     11月 陳雲林海峡両岸関係協会会長訪台、江丙坤、馬英九と会談(殴打事件も発生)
         航空直行チャーター便の大幅拡大、船舶直行も解禁→「三通」実現へ
         陳水扁、汚職容疑で逮捕
         APEC(ペルー)で、連戦国民党名誉主席、胡錦濤中国国家主席と会談
         中国、台湾のAPEC代表に大物認める(会談には王毅も同席)
     12月 「三通」開始、馬英九「両岸直行で、両岸が二度と対立せず、対立は和解に
         とってかわられる」
     末  胡錦濤国家主席「6項目提案」
        ①一つの中国の原則を守る、その上で・・、②経済協力協定締結、
        ③文化教育交流強化、④台湾独立の立場を変えれば、民進党とも対応、
        ⑤台湾への国際機関への参加、⑥平和協定締結、軍事対立終結
2009.5月 中国は、台湾のWHO(世界保健機関)オブザーバー参加を認める
     5月 高雄市長陳菊(民進党)訪中(中国、民進党分断工作を狙う)
     12月 陳雲林海峡両岸教会会長訪台(4月江丙坤海基会理事長訪中)
         →ECFA交渉開始
2010.1月 米国、台湾に大規模武器売却決定(PAC3、ハープーン、ブラックホーク)
         戦闘機F16は売却せず→しかし、中国から抗議
     6月 中台ECFA(経済協力枠組み協定)調印→統一交渉は拒否
     9月 尖閣諸島での中国漁船衝突事件の後、台湾の漁船、巡視船が日本領海へ接近
 
・中国・海峡両岸関係協会の汪道涵(2005年死去)は、国旗・国歌を新しく作って統一することを提案したと伝えられる。中国政府も「一国家二制度」を適用する場合は、香港は外交権、国防権を北京に預けたが、台湾は外交権のに(軍隊は保持してよい)と説明
・中国政府は現在では、中台経済関係をテコに統一を進めようと考えている。台湾経済界も親中国派が増えている。
・陳水扁の目的は、実質的な台湾独立であった、①台湾名義での黒煙加盟申請、②憲法改正(国名を「台湾」へ)、③世界保健機構(WHO)加盟←米国の反発(現状維持変更)
・馬英九は、中台現状維持を基本方針として、中国との貿易、投資の拡大、中国人観光客の受け入れを行い、台湾経済の強化を図ろうとしている。
・台湾国民の中には、中国との関係悪化を招く陳水扁の独立志向には反発を示したものの、国民党政権が中国に飲み込まれていくことへの懸念も存在する。台湾人アイデンティティーを主張する民進党に対する支持が復活する動きもある。
   

2010年11月8日月曜日

期待の音大生によるアフタヌーンコンサート「宝生流能楽 舞囃子」


期待の音大生による
アフタヌーン コンサート
Afternoon Concert
 
2010年11月8日(月)
12:20~12:50
 
「宝生流能楽 舞囃子」
 
「八島(やしま)」
「玉葛(たまかずら)」
 
東京藝術大学
 
JTビル アートホール アフィニス
 
 
 
 
 
 
  
東京藝術大学
 
木谷哲也(きだにてつや) (シテ)
  宝生流シテ方。邦楽科能楽専攻三年。
葛野りさ(かどのりさ) (シテ)
  宝生流シテ方。邦楽科能楽専攻四年。
武田伊左(たけだいさ) (笛・地謡)
  宝生流シテ方。邦楽科能楽専攻二年。
藤井秋雅(ふじいしゅうが) (笛・地謡)
  宝生流シテ方。邦楽科能楽専攻二年。
石黒華由(いしぐろかゆ) (小鼓)
  幸流小鼓方。邦楽科能楽囃子専攻五年。
佃良太郎(つくだよしたろう) (大鼓)
  高安流大鼓方。平成十五年邦楽科能楽囃子専攻卒業。
田嵜甫(たさきはじめ) (地謡)
  宝生流シテ方。邦楽科能楽専攻四年。
岡田和磨(おかだかずま) (地謡)
  宝生流シテ方。邦楽科能楽専攻三年。
朝倉大輔(あさくらだいすけ) (地謡)
 
*舞囃子(まいばやし)とは
演目のクライマックスのみを演ずる、ダイジェスト版とも呼べる演能形式のこと。囃子方の演奏が入る。短時間で、最も面白い部分のみが観られるため初心者向き。イベントなどでは、この形式が用いられることが多々ある。通常、舞囃子では、面(おもて)も装束(しょうぞく)も用いず、シテは紋付袴(もんつきはかま)で登場する。
 
『八島(やしま)』
 木谷哲也(シテ) 武田伊左(笛) 石黒華由(小鼓) 佃良太郎(大鼓)
 田嵜甫 岡田和磨 朝倉大輔 藤井秋雅(地謡)
 
旅僧が一夜を借りた塩屋の主である老人が屋島合戦の故事を詳しく語る。老人は義経の化身だった。生前の姿で現れた義経の霊。死んでなお敵の平義経と対戦するうち、春の夜は明け、残るは岸吹く朝嵐だけであった。
 
『玉葛(たまかずら)』
 葛野りさ(シテ) 藤井秋雅(笛) 石黒華由(小鼓) 佃良太郎(大鼓)
 田嵜甫 岡田和磨 朝倉大輔 武田伊左(地謡)
 
この曲は「源氏物語」の玉葛の心を描いた曲である。シテ(主役)である玉葛の霊が旅僧の前に現れ、恋に悩む乱れ心、妄執にかられ苦悩する様を見せるが、これが懺悔となり、成仏する。
 
 今日は能が観たくて急遽JTホールに足を運ぶ。学生とはいえ長年研鑽を続けているため水準が高い。時間的にもそれぞれ約13分であり、最前列で楽しんだ。木谷さんのシテは声が良く通ったが、葛野さんは少し声が聞きづらかった。でも二人とも良かった。
 この年になると少しずつ邦楽にも親しみを持つようになった。
 能を無料で楽しめるのは本当にありがたい。

2010年11月7日日曜日

愛犬 くり ブリュッセル・グリフォン


昨日 美容院へ
  
口の周りの黒が目立つ
 
ブリュッセル・グリフォン
の中では、大柄みたい
 
My Dog “kuri”
 
To the beauty parlor yesterday.
 
The black around the mouth stands out.
 
It is big in the Brussels Griffon.
 

2010年11月6日土曜日

瀧村依里(たきむら えり)のブラームスへの思いを堪能


CHANEL NEXUS HALL
2010.11.6
CHANEL Pygmalion Days
 
瀧村 依里(ヴァイオリン)
 村田 千佳(ピアノ)
 
演奏曲目
program
 
ショパン(サラサーテ編曲)/Chopin(arr.P.Sarasate)
 夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2
 Nocturne No.2 in E flat major Op.9-2
 
ブラームス(ヨアヒム編曲)/Brahms(arr.J.Joachim)
 ハンガリー舞曲第5番 ト短調
 Hungarian Dance No.5 in G minor
 
シューマン/Schumann
 ロマンス ロ長調
 Romance B major
 
 
ショパン(ミルシテイン編曲)/Chopin(arr.N.Milstein)
 夜想曲第20番 嬰ハ短調 遺作
 Nocturne No.20 in C sharp minor,Op.posth.
 
<休憩> 5分
 
ブラームス/Brahms
 ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 作品100
 Violin Sonata No.2 in A major Op.100
 
瀧村さんは東京藝大大学院生。第77回日本音楽コンクール第1位。中学生から注目されてきたヴァイオリニスト。しゃべると可愛らしい声だが演奏は本当に真剣な表情。
生誕200年ということでショパン、シューマンの曲を演奏したが、瀧村さんはブラームスを演奏したかったとのこと。ブラームスは感情表現が難しいが良く挑戦していたと思う。
ピアノの村田さんは大学院で練習も一緒にしていると思われ息も合っている。
アンコールもブラームスの曲。
瀧村さんの今後が本当に楽しみだ。
 
本日は、13:30~14:30の約1時間の演奏。
このホールは、約160人定員の室内楽演奏に本当に適している。
 
残念なのは、携帯電話の電源はオフにして欲しいと案内があったのに、演奏中に2名がマナーモードの振動音がしたこと。結構気になる。
観客の質が高いはずなのに自分は大丈夫と思いこんでいるのだろう。
 

2010年11月5日金曜日

RAMEN CiQUE(ラーメン チキュー) 南阿佐ヶ谷


 平成22年11月5日
 
高千穂大学の公開講座の後
 
青梅街道を
南阿佐ヶ谷から荻窪方面に向かうと
これまで分からなかった
ラーメン店 CiQUE(チキュー)
の前に行列が出来ていて
初めて店が分かった。
 
これまで探しても分からなかったので
そのまま並ぶ。
 
カウンターに6人しか並べないので
食べるのに時間がかかる
 
じっと待つ
 
 
 

写真がボケているが
塩ラーメン+焼トマト
850円
 
お昼は無料で大盛可能
(当然大盛をたのむ)
 
あっさりスープが美味しい
 
 

2010年11月4日木曜日

中村健吾クインテットの演奏に酔う


平成22年11月4日
NHKふれあいホール
19:00~20:10
 
セッション2010 公開収録を観覧
 
中村健吾クインテット
中村健吾(ベース)
   日本のトップベーシスト
   バークレー音楽大学卒業
   演奏中の表情が楽しそうで何とも言えない
   各プレイヤーとのアイコンタクトも素敵
岡崎好朗(トランペット、フリューゲルホーン)
   バークレー音楽院卒業
岡まこと(テナーサックス、フルート)
   一橋大学からバークリー音楽大学卒業   
片倉真由子(ピアノ)
   洗足学園からバークリー音楽大学卒業
海野俊輔(ドラムス)
   1979年生まれ


 
中村健吾はニューヨークから今年5月に帰国
 
中村健吾がご機嫌に演奏
それに片倉真由子のピアノと
海野俊輔のドラムスが
演奏する
 
フロントの
岡崎好朗と岡まことも素晴らしい
 
本当に興奮した。素晴らしい演奏。
 
スタートは
セッション2010のお約束
・シー ジャン ブルース
   最初から乗った演奏にびっくりした
続いては
リーダーアルバム
レインボー中心の選曲
各プレイヤーのソロが素晴らしい。
質の高さを実感した。
 
プログラム
C Jam Blues」 (2分28秒)
(ベース)中村健吾
(テナー・サックス)岡淳
(トランペット)岡崎好朗
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔
 
「Mingus Figures」 (6分56秒)
(ベース)中村健吾
(テナー・サックス)岡淳
(トランペット)岡崎好朗
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔
 
「Fifty Five」 (7分08秒)
(ベース)中村健吾
(テナー・サックス)岡淳
(トランペット)岡崎好朗
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔

「Field of Dreams」 (5分01秒)
(ベース)中村健吾
(フリューゲル・ホルン)岡崎好朗
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔
 
「OP-OZ」 (9分57秒)
(ベース)中村健吾
(テナー・サックス)岡淳
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔
 
「HOPE」 (6分22秒)
(ベース)中村健吾
(アルト・フルート)岡淳
(フリューゲル・ホルン)岡崎好朗
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔
 
「Generations」 (12分42秒)
(ベース)中村健吾
(テナー・サックス)岡淳
(トランペット)岡崎好朗
(ピアノ)片倉真由子
(ドラムス)海野俊輔
 

東京藝術大学平成22年度学内演奏会(弦楽11月4日)

平成22年度 東京藝術大学 学内演奏会
弦楽
平成22年11月4日(木)
13:00~16:40
場所:奏楽堂
音楽学部3年生の演奏会 

ヴァイオリン
1.鎌田 亜美(ブルーの衣装)
    ピアノ伴奏:日下 知奈(ブラックの衣装)
       *2005年東京藝術大学音楽学部大学院修士課程卒業
         第3回東京音楽コンクールピアノ部門第3位
  C.Saint-Saens:Sonata for Violin and Piano No.1 in D minor Op.75 Ⅰ
  (13:02~13:16)
2.長尾 春花(ブラックの衣装)
       *第76回日本音楽コンクールヴァイオリン部門第1位
    ピアノ伴奏:村田 千佳(ブラックとダークグレイの衣装)
       *東京藝術大学大学院修了
         現在東京藝術大学室内学科講師
  R.Schumann:Fantasie Op.131
  (13:18~13:32)
3.森岡 聡(ブラックの衣装)
    ピアノ伴奏:日下 千奈(ブラックの衣装)
  E.Grieg:Sonata for Violin and Piano No.3 in C minor Op.45 Ⅱ、Ⅲ
  (13:34~13:49)
4.米倉 慧佳(薄い水色の衣装)
       *第55回西日本国際音楽コンクール末永賞受賞
    ピアノ伴奏:三上 恵理子(ブラックの衣装)
       *桐朋学園大学3年?
  N.Paganini:Ⅰ Palpiti Op.13
  (13:51~13:57)
 
-休憩 10 分ー

5.鈴木 舞(うすいピンクの衣装)
    ピアノ伴奏:長尾 洋史(ブラックの衣装)
       *東京藝術大学非常勤講師
  F.Poulenc:Sonata for Violin and Piano
  (14:12~14:28)
 
6.藤井 杏子(ブラックの衣装)
    ピアノ伴奏:井後 優弥(ブラックの衣装)
       *東京藝術大学在学中
  K.Szymanowski:Sonata for Violin and Piano in D minor Op.9 Ⅰ、Ⅱ
  (14:30~14:45)
 
7.原 麻里亜(水色の衣装)
       *第5回ルーマニア国際音楽祭弦楽部門第1位
    ピアノ伴奏:畠山 正成(ブラックの衣装)
       *東京藝術大学在学中
  F.Poulenc:Sonata for Violin and Piano
  (14:52~15:04)
 
-休憩 10分ー
 
ヴィオラ
8.伊藤 慧(ブラックの衣装)
  P.Hindemith:Sonata for Viola Solo op-Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ
  (15:15~15:26)
 
9.大角 彩(クリーム色の衣装)
   ピアノ伴奏:谷合 千文(ブラックの衣装)
      *東京藝術大学弦楽科伴奏助手
  R.Clarke:Sonata for Viola Ⅰ、Ⅱ
  (15:28~15:40)
 
10.中村 翔太郎(ブラックの衣装)
   ピアノ伴奏:百武 恵子(ブラックの衣装)
  Y.Bowen:Sonata for Viola and Piano No.1 in C minor Ⅰ、Ⅲ
  (15:42~15:56)
 
ー休憩 10分ー
 
11.橋本 恵美(紺色の衣装)
   ピアノ伴奏:鳥羽 亜矢子(こげ茶の衣装)
      *東京藝術大学弦楽科非常勤伴奏助手
  J.Brahms:Sonata for Viola and Piano No.1 in F minor Op.120-1 Ⅰ、Ⅲ、Ⅳ
  (16:13~16:24)
 
12:森山 朋(大きい花柄の黒の衣装)
   ピアノ伴奏:永沼 絵里香(ブラックの衣装)
      *東京藝術大学学生
  Y.Bowen:Sonata for Viola and Piano No.1 in C minor Ⅰ、Ⅲ
  (16:26~16:39)
 
終演 

 

2010年11月2日火曜日

相田みつお美術館でブリュッセル弦楽四重奏団コンサートを楽しむ


平成22年11月2日(火)
NHKの公開収録観覧の為
渋谷へ
 
時間が無く
吉野家に入ったら
お昼時ということもあって
満員
(牛鍋丼発売以降込んでいるのを実感)
 
今日も牛鍋丼にしようかと思ったけれど
新しい牛キムチクッパを食べている
人が多いので
牛キムチクッパの大盛にする。
380円
今は半熟玉子サービス
吉野家も女性を意識したメニューが
ようやく豊富になった。
 
 
 
  

14時より
NHKふれあいホールにて
SHUBUYAでJブンガク
~“世界が愛したニホンの感性”を語る~
を観覧
 
第1部
出演:ロバート・キャンベル(東京大学教授)
    市川真人(編集者・批評家・早稲田大学専任講師)
    本上まなみ(女優)
本上まなみがシークレストゲスト
本上が「ほんじょう」と読むことを初めて知る。
 
夏目漱石「三四郎」をテキストに
3人で語りつくす
こんな読み方があったのかと思いながら聴く。
まだ恋愛の意識が希薄だった明治中期の物語。
面白く聞いた。
その後谷崎潤一郎の
「猫と庄三と二人のおんな」を
本上まなみが朗読。
流石に女優。
音読の良さを再認識する。
 
最後に徳田秋声の「あらくれ」が話題になる。
 
第2部
出演:ロバート・キャンベル
    市川真人
    平野啓一郎(作家)
 
平野啓一郎を交えてこれからの文学の進む道を面白く語ってくれた。読者の質に合わせないと文学はなりたたない。また電子化の影響など。面白かった。
 
ここでも
平野啓一郎が自作の「かたちだけの愛」を朗読。
作家の朗読を聴けるなんて贅沢。
 
2時間弱があっという間。
 
夜は
相田みつお美術館にて
第68回ミュージックライブ
ブリュッセル弦楽四重奏団コンサート
を1,000円で。
美術館入館料800円+コーヒー代200円かな?
出演者:フィリップ・コッシュ(第1バイオリン)
     志田 とみ子(第2バイオリン)
     トニー・テイス(ヴィオラ)
     リュック・ドゥエーズ(チェロ)
プログラム
1.メンデルスゾーン
   カルテット 作品81より第1楽章 ホ長調
2.ドビュッシー
   カルテット 作品10 ト短調
3.ボロディン
   カルテット 作品2 ニ長調
アンコール
   家路
   故郷
 
18:30~20:00
 
第5展示室にて
贅沢な四重奏を楽しんだ。ドビュッシーの曲の演奏で各楽章ごとに拍手が入ったのは愛嬌か?
選曲も良く本物の良さを感じた。
相田みつお美術館に初めて入ったが人々に愛されているのはうらやましい。
 
相田館長の企画力に感謝。

2010年11月1日月曜日

日本橋三井タワー アトリウムコンサート 朱秋のジャズ

平成22年11月1日
日本橋三井タワー
アトリウムコンサート
18:30~19:30
 
朱秋のジャズ
 
出演
ジャズボーカル 小川 幸子・森 都(元プロ野球選手 森徹の娘)
ピアノ 村沢 さなえ
ウッドベース 中村 新太郎
ドラム 継田 和広
 
アトリウムコンサートもクラシックに比べてジャズは集客に苦戦。
今日は主にスタンダードナンバーをヴォーカル2名で。
ヴォーカルの2人は今日が初共演であったとのこと。
ジャズはハプニングを楽しむことが必要。
1時間上質な品のある時間を楽しむ。
でもこのまえの阿佐谷ジャズストリートのように弾ける演奏が懐かしい。

東京藝術大学平成22年度学位審査演奏会オルガン修士リサイタル

平成22年11月1日(月)
東京藝術大学
奏楽堂
14::00~17:00
 
一人目:冨田 真希 Maki Tomita
       奈良教育大学卒業 神戸松蔭女子学院大学の教会オルガンコース終了
       2006年東京芸術大学入学
・シャルル・トゥルヌミール
  神秘的オルガン 復活祭のサイクル 作品56より
    第17番 復活の主日
      1.入祭唱における前奏
      2.奉納唱
      3.聖体奉挙
      4.聖体拝領唱
      5.パラフレーズと2つのコラール
・モーリス・デュリュフレ
  前奏曲、アダージョとコラール変奏曲 作品4
 
二人目:長田 真実
フランツ・リスト
~オペラ「預言者」によせて~
・‘預言者’の挿絵より 第1番「祈り、勝利の賛歌、祝典行進曲」
               (編曲:長田真実)
・コラール「わたしたちへ、救いを願う人々へ」による幻想曲とフーガ
 
三人目:三上 郁代 (Mikami Ikuyo)
・C.フランク:コラール 第1番
・C.サン=サーンス:前奏曲とフーガ ロ短調 Op.99-2
・J.ラングレ:グレゴリオ聖歌による3つのパラフレーズ Op.5より
     第2番 アヴェ・マリア、めでたし海の星
     第3番 感謝の祈りの讃歌「テ・デウム」
・J.B.ロバン:アイールに目を向けよ
 
四人目:福本 茉莉 Mari Fukumoto
・P.ヒンデンミット:ソナタ第2番
・M.レーガー:序奏、パッサカリアとフーガ Op.127 
 
奏楽堂のパイプオルガンでの演奏
オルガンは教会音楽だが、その中で各作曲家が素晴らしい努力で新しい音楽の表現を模索しているのが良く分かった。演奏者も個性がありこれからが楽しみであった。特に福本さんは新しい表現を模索しているように感じた。