2010年12月31日金曜日

新国立劇場 『椿姫』

新国立劇場 オペラハウス (案内)
 
ジョゼッペ・ヴェルディ
『椿姫』
LA TRAVIATA
2011年2月14(月)17(木)20(日)23(水)26(土)
 
指揮:広上淳一
演出:ルーカ・ロンコーニ
 
ヴィオレッタ:パトリツィア・チョーフィ
アルフレード:ウーキュン・キム
ジェルモン:ルチオ・ガッロ
 
社交界の華と純朴な青年の儚い純愛。純愛オペラの決定版!
 ヴェルディ中期の数々の名作の中でも、世界中のオペラハウスで不動の人気を誇る、観る者の涙を誘う傑作。華やかなパリ社交界を舞台に、高級娼婦ヴィオレッタの純愛と哀しい運命が、繊細で美しい旋律で彩られています。有名な「乾杯の歌」、ヴィオレッタのアリア「ああそはかの人か~花から花へ」をはじめ、聴きどころも全編にちりばめられています。ダイナミックな指揮で国際的に活躍する広上淳一、イタリアの美貌の歌姫チョーフィが得意のヴィオレッタで新国立劇場デビューを飾る。
 世界中で最も上演されているオペラのひとつ『椿姫』。まさに名作中の名作。良い意味でのスタンダードな名作。この作品の素晴らしさこそオペラの核心の一つ。今回の指揮は、広上淳一が満を持しての新国立劇場初登場。主役には欧米の歌劇場で人気実力とも評価が高まる気鋭の二人が新国立劇場に初登場。ヴィオレッタ役は、同役で定評のあるイタリアのパトリティア・チョーフィ、アルフレード役は韓国出身のウーキュン・キム。4度目の登場となるルチオ・ガッロもジェロモン役で出演、彼らの歌心を存分に味わいたい。イタリアを代表するオペラ演出家ルーカ・ロンコーニによる綿密な心理描写と美しく知的な舞台と相俟って、悲劇的感動の世界へと引き込まれていく。
 
【あらすじ】
 パリの高級娼婦ヴィオレッタは、富豪の息子アルフレードからの求愛にためらいながらも、真摯な愛に心を開く。2人は郊外で一緒に暮らすが、アルフレードの父ジェルモンがヴィオレッタを訪れ、自分の娘の縁談のためにもこのスキャンダラスな関係を終わらせるように頼む。ヴィオレッタは涙をのんで身を引く。これを裏切りととらえたアルフレードは夜会で彼女を罵倒するが、やがて誤解と分かった時は既に遅く、再開に喜ぶヴィオレッタは病床で愛するアルフレードの腕に抱かれ息絶える。

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