2010年12月10日金曜日

杉並公会堂にて千住真理子とスーク室内オーケストラを楽しむ


 平成22年12月10日(金) 
19:00~21:00
杉並公会堂大ホール
 
千住真理子 と
スーク室内オーケストラ
 
Mariko Senju and
Suk Chamber
Orchestra
 
演奏会を楽しむ
 
千住真理子さんはプロに徹して
演奏は素晴らしいし
しゃべりも素晴らしいし
演奏終了後もCD等購入者に
一生懸命サインを行い
頑張っていた。
 
流石プロ演奏者。
感心した。
 
千住真理子(ヴァイオリン) Mariko Senju(Violin)
2歳半からヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部第1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業。2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」と運命的な出会いを果たし、話題となる。
 
スーク室内オーケストラ
作曲家のヨセフ・スークにちなみ、その生誕の100周年となる1974年に結成された。レパートリーはバロックから現代に至る音楽史上の各時代を網羅している。結成以来30年以上、チェコを代表する音楽使節として世界中で演奏している。
 
プログラム
・レスピーギ:リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲
  Ⅰ.イタリアーノ
  Ⅱ.宮廷のアリア
  Ⅲ.シチリアーノ
  Ⅳ.パッサカリア マエストーソ~ヴィヴァーチェ~ラルゴ
・クライスラー:愛の喜び、愛の悲しみ
  ここから千住真理子がヴァイオリン独奏で入る
  今日はスーク室内オーケストラも含めてチェロ奏者、チェンバロ奏者を除いて全員が立っての演奏
  で珍しいが音が良いはずとの説明が千住さんからあった。
・ヴィターリ:シャコンヌ
  千住真理子さんがすごく好きな曲とのこと。協奏曲版は非常に難曲とのこと。
 
ー休憩ー
 
・ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」(「和声と創意の試み」作品8から)
  ■協奏曲第1番 ホ長調「春」
    Ⅰ.アレグロ/春がやってきた。小鳥が喜び戻ってくる…。春を告げる雷が響く。
    Ⅱ.ラルゴ/牧草地に花が咲き乱れる。山羊飼いは眠り、猟犬はそばに居る…。
    Ⅲ.アレグロ/ニンフと山羊飼いが春の空の下で踊る。陽気なバグパイプも聞こえる。
  ■協奏曲第2番 ト短調「夏」
    Ⅰ.アレグロ・ノン・モルトーアレグロ/照りつける陽射しで生けるものはぐったりしている。
                           乱暴な夏の嵐。
    Ⅱ.アレグロ・ブレスト・アダージョ/雷雨と稲妻。ハエが押し寄せてくる。
    Ⅲ.ブレスト/雷鳴と雹(ヒョウ)が穀物を投げ倒した。
  ■協奏曲第3番 へ長調「秋」
    Ⅰ.アレグロ/畑の収穫が無事に終わりお祭り騒ぎ。ワインが供され安堵のうちに眠る。
    Ⅱ.アダージョ・モルト/そよ風が全てのものを眠りに誘う。
    Ⅲ.アレグロ/狩人たちが軽快に狩に出かける。
  ■協奏曲第4番 へ短調「冬」
    Ⅰ.アレグロ・ノン・モルト/身震いして凍えている。足の冷たさを拭い去るために歩き回る。
    Ⅱ.ラルゴ/家の中の暖炉で暖まる情景。
    Ⅲ.アレグロ/氷の上を転ばないように歩く。しかし突然滑って叩きつけられる。
             隙間風で家の中も寒いが、楽しい。
 
席が前だったので、千住さんを始め演奏者の表情が良く分かり、プロの素晴らしい演奏を堪能させてもらった。チェンバロも良く聴こえた。ヴィヴァルディの「四季」も、この説明を理解しながら演奏を聴くとまったく違うように聞こえてくる。素晴らしい演奏だった。
 
アンコールは、
 下の写真のように


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