平成22年12月14日(火)
新国立劇場 中劇場にて
「わが町」稽古見学・プレトークに参加
15:30~ 稽古見学
(約30分)
16:10~ 水谷八也氏プレトーク
(約1時間)
「わが町」
作:ソーントン・ワイルダー
翻訳:水谷八也
演出:宮田慶子
音楽・ピアノ演奏:稲本響
主な出演者:
小堺一機
鷲尾真知子
相島一之
佐藤正宏
中村倫也
佃井智美
中村元紀
山本亨
青木和宣
増子倭文江
齊藤由貴
キャッチコピーは
アメリカの片田舎に暮らす、ふつうの人々のふつうの生活・・・
ニ度と繰り返されることのない「いま」という瞬間。
人生の一瞬一瞬の尊さを描く、ワイルダー不朽の名作。
主な出演者の中では佐藤さんは不在だったが、後の出演者は勢ぞろい。
まだ稽古も初期の段階のようだが、稽古風景を見れるのは貴重な機会だった。
宮田さんの演出の実際を体験できた。
小堺さんより「チケットを買ってね」とのお願いあり。
稽古が地下の稽古場に移動した後、
水谷八也氏(早稲田大学教授)より
「『わが町』と演劇という認識装置」を標題に
トークをしていただいた。
『わが町』(1938)初演の舞台風景から話は
シェークスピアへ展開、
グローブ座等の劇場の建物から
シェークスピアの演劇論
またコペルニクスの天動説とシェークスピアの時代背景等
面白い話であった。
ワイルダーはシェークスピア以前の何もない舞台を目指していた。
とのこと。
00年代の演劇家がワイルダーを知らない(勉強していない)のに
結果的に同じような舞台(何もない)で芝居しているのは
時代がそれを求めているのかもしれないとのこと。
非常に面白い話であった。
もっと色々勉強をしたくなった。
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