2010年12月31日金曜日

新国立劇場 『マノン・レスコー』

新国立劇場 オペラパレス (案内)
 
《新制作》
ジャコモ・プッチーニ
『マノン・レスコー』
Manon Lescaut
2011年3月15(火)18(金)21(月・祝)24(木)27(日)30(水)
 
指揮:リッカルド・フリッツァ
演出:ジルベール・デフロ
 
マノン・レスコー:スヴェトラ・ヴァッシレヴァ
デ・グリュー:グスターヴォ・ポルタ
レスコー:ドリボール・イェニス
 
狂おしいまでに愛された美少女マノンの物語。プッチーニの出世作。
 アベ・プレヴォーの人気小説の基づいたプッチーニ3作目のオペラ。本作品の大成功によりプッチーニはイタリアオペラ界の寵児となりました。むせ返るような情熱的、官能的な音楽が繰り広げる、自由奔放な美少女マノンと彼女に純愛を捧げるデ・グリューの転落の物語。中でもデ・グリューの「ご覧ください、僕は狂っています」、マノンの「ひとり寂しく、捨てられて」等のアリアは心を揺さぶる名曲です。マノン役を歌うのは、美しい容姿と確かな歌唱を誇るブルガリアの名花ヴァrッシレヴァ。
 全編に迸る流麗で甘美な旋律、劇的そして時に大胆な管弦楽ーー若きプッチーニの天才が余すことなく発揮されている、いとも魅力的な作品。新国立劇場では99年以来上演されていない。今回の舞台は、2004年にベルリン・ドイツ・オペラで初演され、その後ヨーロッパ各地で上演され続けているジルベール・デフロ演出のプロダクション。完成度の高い舞台が満喫できる。歌手陣には、特にプッチーニを得意とし、世界中で活躍するヴァッシレヴァ、ポルタらを迎える。
 
【あらすじ】
 18世紀後半、フランスのアミアン。青年騎士デ・グリューは、修道院に入ることになっていた美しいマノンに一目惚れし、二人でパリに駆け落ちする。マノンはパリでの貧乏暮しに飽き足らず、大蔵大臣ジェロントの愛妾に。贅沢だが愛のない生活に空しさを覚えたマノンの前にデ・グリューが現れ、愛を確かめ合う。そこをジェロントに目撃され、マノンは姦通の罪で流罪に。二人は流刑地アメリカで再び一緒になり荒野をさまようが、衰弱したマノンはデ・グリューの腕の中で息絶える。

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