2010年12月10日金曜日

東京オペラシティのヴィジュアル・オルガンコンサート89

 
 平成22年12月10日(金) 
今日は高千穂大学公開講座を受けようと家を出たが
気が変わり東京オペラシティの
ヴィジュアル・オルガンコンサートを聴くことにした。
オルガンの浅井美紀も良かったが、カウンターテナーの青木洋也さんが素晴らしかった。
客席も凄く混んでいた。12月10日はフランクやメシアンの誕生日ということでクリスマス近くということもあり良く考えた選曲がされていた。
良い演奏会であった。
 
11:45~12:40
東京オペラシティ コンサートホール
出演
 
浅井美紀(オルガン) Miki ASAI,organ
東京藝術大学音楽学部卒業。同大学院音楽研究科修士課程修了。安宅賞、アカンサス賞受賞。現在青山学院高等部オルガニスト。
 
青木洋也(カウンターテナー) Hiroya AOKI,countertenor
東京藝術大学大学院修士課程古楽器科終了。エリザベト音楽大学大学院宗教音楽学専攻修了。バッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーとして国内外の公演・録音に参加。記念は合唱指揮者としても高く評価されている。
 
プログラム
1.フランク(182-1890):《オルガニスト第2巻》より「大合唱」「真夜中のミサのための奏憲献唱」
 ベルギーで生まれ、フランスで活躍したセザール・フランクの作品は、難解であるとして当時のアカデミズムを代表する作曲家たちからは酷評され続け、60歳を過ぎてようやくその真価が認められるようになりました。《L’organiste》は、フランクが最晩年にハーモニウム(リードオルガン)のために作曲した小品集で、死の直前まで59曲が書かれました。驚くほど平明な音楽が、フランクが到達した境地を感じさせます。
 
2.リスト(1811-1886):めでたし海の星  共演:青木洋也(カウンターテナー)
 史上初のピアノリサイタルを開催し、時代を席巻した革命的ピアニストとして、また「標題音楽」という概念を提唱し、管弦楽による「交響詩」を開拓した作曲家として、音楽史上に燦然と輝くフランツ・リスト。彼自身はオルガニストではありませんが、オルガンへの興味は強く、篤い信仰心(彼は晩年聖職者になった)に支えられたユニークな作品を遺しています。この曲は、聖母マリアを讃える美しいグレゴリオ聖歌「めでたし海の星(アヴェ・マリス・ステラ)」に基づき、合唱とオルガンのために書かれた曲です。
 
3.ツェントナー(1903-1989):マリアの賛歌   共演:青木洋也(カウンターテナー)
 ヨハネス・ツェントナーはスイス生まれの作曲家で、主に教会音楽を遺しています。「マリアの賛歌」とは、ルカ福音書の有名なエピソードで、懐妊したマリアが神に捧げる感謝のうたです。「マニフィカト」とも呼ばれ、バッハをはじめ多くの作曲家がこの詩を用いています。ツェントナーの曲は、アルトとオルガンのために書かれ、緻密なリズムとオルガンの色彩感が一幅の絵のような味わいをもたらしてくれます。
 
4.メシアン(1908-1992):《聖体秘蹟の書》より「聖体拝領後の祈り」
 オルヴィエ・メシアンは20世紀を代表する作曲家の一人で、優れたオルガニストでもあり、また敬虔なカトリック教徒としても有名でした。全18曲から成る《聖体秘蹟の書》(1984-85)は、メシアンがその作曲語法のほぼすべてを投入して書き上げた最後のオルガン曲。キリストへの畏敬の念や聖体秘蹟への祈りが全編に満ちあふれる記念碑的大作で、全曲演奏すると1時間40分を超えます。第16曲「聖体拝領後の祈り」は、神秘的なまでに美しい響きの中で、恍惚と緊張をたたえた時間が流れてゆく音楽です。
 
5.ギルマン(1837-1911):2つのノエルによる奉献唱 op.19
 フランスのオルガニスト/作曲家アrクサンダー・ギルマンは、パリのノートルダム大聖堂、サン・トリニテ教会などのオルガニストをつとめたほか、スコラ・カントルムの創立者の一人としても知られる、優れた教育者でもありました。「ノエル」とはフランス語でクリスマス(の歌)のこと。この曲は、文字通り2曲のノエルによる敬虔な音楽で、前奏に続いて、古いノエル(フランク《真夜中のミサのための奉献唱》と同じ曲)と有名な「神の御子は今宵しも」が順に演奏され、やがて静かに祈りを終えます。



コンサート後は
新宿西口の
京王百貨店にて
499円の
中華弁当を買い
新宿御苑にて
食べた。
暖かくて良い天気であった。

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