2010年12月28日火曜日

新国立劇場にオペラ『トリスタンとイゾルデ』を観に行く

2010年12月28日(火)
 
新国立劇場にオペラ『トリスタンとイゾルデ』を観に行く。
 
朝7時30分に入り口に行ったが、既に多くの人が並んでいた。
Z席(1,500円)を求めに行ったのだが、遅かった。
一応売り出し10時まで本を読みながら待つ。
 
Z席22席、オーケストラ席4席は購入できず。
キャンセル待ちのS席が購入できたので、26,250円をカード支払いで購入。
清水の舞台から飛び降りた気持ちだった。
 
午後5時開演。
1階で観るのは初めてなので興味津々。
 大野和士がオーケストラピットで挨拶するもちょこっとしか見えなかった。(最後のフィナーレでの挨拶で小柄なのが分かり納得)
 各幕毎に始まる前にあらすじを読んでから見ることにする。
 1幕目は、イゾルデの出番が多い。フランゲーネも印象的。2幕目はトリスタンとイゾルデ二人の比重が大きい。3幕目はトリスタン中心、最後はイゾルデのソロで終わる。
 6時間弱の長さだが、やはり生で見ると迫力が違う。トリスタン役とイゾルデ役は素晴らしかった。ワーグナーのオペラは長いので役者も大変だと思う。観る方も大変だ。
終演は、午後10時45分。お疲れ様。最後もゆっくりとは出来なかった。申し訳ない。帰宅は11時45分頃。
 
《新制作》
リヒャルト・ワーグナー
【全3幕/ドイツ語上演/字幕付】
 
トリスタンとイゾルデ
Richard Wagner:
Tristan und Isolde
 
新国立劇場 オペラパレスーOPERA PALACE
 
指揮:大野 和志
演出:デイヴィッド・マクヴィカー
美術・衣装:ロバート・ジョーンズ
照明:ポール・コンスタブル
振付:アンドリュー・ジョージ
舞台監督:大澤 裕
 
トリスタン:ステファン・グールド
マルケ王:ギド・イェンティンス
イゾルデ:イレーネ・テオリン
クルヴェナール:ユッカ・ラジライネン
メロート:星野 淳
ブランゲーネ:エレナ・ツィトコーワ
牧童:望月 哲也
舵取り:成田 博之
若い船乗りの声:吉田 浩之
 
合唱指揮:三澤 洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
 
芸術監督:尾高 忠明

カヴァー:
成田勝見(トリスタン)
斉木健詞(マルタ王)
並河寿美(イゾルデ)
成田博之(クルヴェナール)
小林由樹(メロート)
池田香織(ブランゲーネ)
青地英幸(牧童)
塩入功司(舵取り)
望月哲也(若い船乗りの声)
 
あらすじ
前史ーーー
 いつとも知れぬ古のブリテン諸島。海を隔てて対立する二つの国の争いは、コーンウォールの勇士トリスタンが敵国アイルランドの将モロルトを討ち果たしたことにより、決着がついた。一方、トリスタンもモロルトの剱を受けて深手を負う。アイルランドの王女イゾルデは、正体を隠して自分のもとに現れた瀕死の男が許婚者モロルトの仇と気づくが、復讐を決意するまもなく激しい恋情の虜となり、傷を癒して、男を本国に送り返す。だが、コーンフォールの王マルケの使者として再び現れたトリスタンは、イゾルデがマルケの妃となるよう交渉をまとめ、彼女を船上に伴って、王の待つ国に向かうのであった。
第1幕ーーー
 波路を進む船の上。政略結婚を強いられ、人質同然に護送の船に乗せられたイゾルデはトリスタンの素気ない態度と自分を揶揄する船乗りたちの歌声に怒りをつのらせ、侍女ブランゲーネに彼との出会いの経緯を告白する。上陸の時が近づくと、トリスタンと死のうと思い定めたイゾルデはブランゲーネに毒薬の用意を命じ、彼を自分のもとに呼んで、相手を心中に追い詰める。だが、ブランゲーネが死の薬の代わりに盃に盛ったのは愛の媚薬であった。死を覚悟して盃を呷った瞬間、トリスタンとイゾルデは自分たちの愛を妨げてきたすべてのしがらみから解き放たれ、抱き合う。
第2幕ーーー
 コーンウォールの城内にあるイゾルデの館の前。マルケ王の妃となった彼女はトリスタンとの逢瀬を繰り返している。そんなある夏の夜、王が夜の狩に出かけるという知らせが入る。遠出と見せかけて油断させ、不意を衝いて二人の情事の現場を押さえようという廷臣メロートの企みだ。罠を予感したブランゲーネは女主人に警告するが、イゾルデはためらわず松明の火を消して、トリスタンを迎い入れる。愛の夜を称える二人の歓喜が極まった瞬間、マルケ王の一行が乱入。甥の裏切りを嘆く王の前で、死を願うトリスタンはわざとメロートの刃に身を投げて倒れる。
第3幕ーーー
 コーンウォールから海を隔てたカレオールの古城の庭。従者クルヴェナールは重傷を負った主人を船で故郷まで連れ帰ったのだ。彼は昏睡ののちに意識を取り戻したトリスタンに、イゾルデを連れてくるため使者を遣わしたことを告げるが、その船はなかなか海上に現れない。トリスタンは興奮と失意の極を行き来しながら、自分の人生を振り返り、イゾルデとの出会いの意味に思いをめぐらせて、彼女の到着とともにこときれる。やがて、恋人たちに赦しを与えようと駆けつけたマルケ王の一行と、主人の死に逆上したクルヴェナールとの間で乱闘が繰り広げられ、屍の山が築かれる。だが、イゾルデはもはやそのような外界の出来事にも意識を向けることなく、恋人の亡骸を前に<愛の死>を讃えて息絶える。  
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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