2013年1月19日土曜日

新国立劇場 2013/2014シーズン 演劇公演

NEW NATIONAL THEATRE,TOKYO
2013/2014シーズン 演劇公演

シリーズ企画「Try・Angle(トライ・アングル)-三人の演出家の視点ー」の第1弾、『OPUS/作品』で幕を開ける。
“挑戦”“視点の角度”そして“三人の演出家”という意味から名付けた「Try・Angle」シリーズは、今、最も充実した作品作りを重ねている、次代を担う期待の演出家(小川江里子、森新太郎、上村聡史)に、思う存分に力量を発揮してもらおうという企画です。
それぞれが選んだ戯曲は、テーマや時代、国や言語も異なる野心に満ちたラインアップになった。
劇作家の生み出した世界に、どう切り込み、独自の視点と手法で作品世界を展開していくか・・・。三人の新たな挑戦は、同時に、“演出”という作業の本質を考え、その可能性を探る手がかりとなるに違いありません。
11月~12月には、おなじみの「JAPAN MEETS・・・」シリーズの第8弾として、英国の近代劇を代表する劇作家、バーナード・ショーが、新国立劇場に初めて登場。
ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の原作である『ピグマリオン』は、言葉の地域性や階級による違いを題材にした、諧謔性に溢れた作品。
続いては、国家や土俗性をテーマに独自の劇世界を築いた秋元松代氏の『マニラ瑞穂記』を、栗山民也氏演出により、骨太な舞台に立ち上げる。『長い墓標の列』に引き続き、研修所修了生達の若い才能に期待が集まる。
そして6月には、2011年の『天守物語』で斬新な演出をみせた白井晃氏の演出による、シェイクスピアン作『テンペスト』。ロンドンオリンピック開会式の題材ともなった名作を、中劇場の舞台いっぱに繰りひろげる。
更に、血と地域性にこだわり、精力的に執筆を続けながらも、1992年に惜しまれつつこの世を去った作家、中上健次の小説『十九歳のジェイコブ』が、新作の舞台として、松井周氏の台本、松本勇吉氏の演出によりよみがえる。
シーズン最後を飾るのは、09年にニューヨークで初演された『永遠の一瞬』の日本初演。今なお世界各地で繰り返される戦争・紛争を巡り、それに外側から関わろうとする者達の情熱とジレンマを、等身大で考えさせられる作品。

Try・Angle -三人の演出家の視点ー Vol.1
『OPUS/作品』(日本初演)
2013.9月 小劇場

Try・Angle -三人の演出家の視点ー Vol.2
『エドワード二世』(新訳上演)
2013.10月 小劇場

Try・Angle -三人の演出家の視点ー Vol.3
『アルトナの幽閉者』(新訳上演)
2014.2~3月 小劇場

[JAPAN MEETS・・・ -現代劇の系譜をひもとくー] Ⅷ
『ピグマリオン』(新訳上演)
2013.11~12月 中劇場

『マニラ瑞穂記』
2014.4月 小劇場

『テンペスト』
2014.5~6月

『十九歳のジェイコブ』(新作)
2014.6月

『永遠の一瞬(仮題)』(日本初演)
=Time Stands Still-
2014.7月 小劇場

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