平成25年1月11日(金)
丸の内トラストシティN館の1階ロビーに10時45分頃に到着。ピアノの調律は行われていたが、まだ会場の設営はされていなかった。暫く待つ。11時頃に設営開始。梅村さんも到着し控室に。11時15分頃からリハーサル開始。今日のテーマは「ブラームスへの挑戦」。この4月よりベルリン芸術大学に留学を予定しているらしい。リハーサルながら素晴らしい演奏に感動する。しかしながら今日は非常に外が寒く、尚且つ入口に近いなので座っていると本当に寒い。25分くらいでリハーサルが終わったので12時10分からの本番を聴くかどうか悩んだが余りの寒さに残念ながら今日は聴かないで帰ることにした。素晴らしいプログラムなので聴きたかったのだが。留学で表現力が磨かれることを期待しよう。
MARUNOUCHI TRUST CITY
LUNCH TIME CONCERT
丸の内トラストシティ
ランチタイムコンサート
<第90回>
梅村 知世 (ピアノ)
Tomoyo Umemura,piano
ブラームスへの挑戦
2013年1月11日(金)
12:10~13:00/入場無料 Admission Free
丸の内トラストタワーN館 1Fロビー
PROGRAM
ヨハネス・ブラームス:
Johannes Brahms:
シューマンの主題による変奏曲
嬰へ短調op.9
Variations on a Theme by Robert Schumann,Op.9
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
変ロ長調op.24
Variations and Fugue on a Theme by Handel,Op.24
*ドイツ出身で、生涯を通し独身、そして苦悩の人生を歩んだブラームスに光を当てる。大曲だが、素晴らしい2曲の変奏曲。
シューマンの主題による変奏曲 嬰へ短調op.9
ブラームスの尊敬するシューマン、そして彼の妻、クララを思って作曲された。曲の至るところにシューマン、そしてクララの作品のメロディーが姿を現す。この頃のシューマンはライン川に身を投げるなど不安定な時期にあたり、クララに対しての密やかな思い、慰めが含まれる。心が締め付けられる美しい旋律が溢れる情緒豊かな変奏曲となっている。
テーマ:シューマンの「色とりどりの作品」の第4曲を使用。
第1変奏:テーマからの流れのまま美しいメロディーが左手で繰り広げられる。
第2変奏:チェロのピチカートのような、リズムカルな変奏。
第3変奏:左右で会話が織り成される。
第4変奏:素朴なリズムが均等に響く。
第5変奏:オクターヴのリズムが非常に力強く流れ落ちる。
第6変奏:感情の渦巻きが突如として溢れ出す。
第7変奏:ため息が聞こえてくる、まるで何かを諦めるかのように・・・
第8変奏:涙がこぼれ落ち、孤独に音楽が奏でられる。
第9変奏:焦りの表れ。何かに追いかけられているのかもしれない。
第10変奏:甘い旋律が感情的に歌われる。
第11変奏:天使の声がオクターヴの響きにより降り注ぐ。
第12変奏:スケルツァンド。後半にかけて感情が爆発する。
第13変奏:重音のトリルによる、無味乾燥な変奏。
第14変奏:ファゴットの伴奏に乗って、朗々とメロディーが歌われる。
第15変奏:愛情にあふれた旋律が糸つむがれてゆく。
第16変奏:左手のフレーズが眼差し温かく、やがて美しい感情は深い海に沈んでゆく。
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調op.24
ブラームスが28歳の時に、クララの誕生日のプレゼントのために作曲された。ブラームスの変奏技法が巧みにあらわれ、音楽的にも内容が濃いピアニスティックで華麗なこの曲は、変奏曲の歴史に刻印をきざむこととなった。
テーマ:ヘンデルのハープシコード組曲 第1曲の第2楽章のアリアがテーマ。
第1変奏:リズムカルな変奏が楽しそうに響く。
第2変奏:3連符と2連符の融合がなめらかに滑り出す。
第3変奏:右手と左手が交互に優しく語りかける。
第4変奏:力強いアクターヴが男らしい。
第5変奏:変ロ短調に変調。男性の歌声が朗々歌われる。
第6変奏:オクターヴが深い闇の中で奏でられる。
第7変奏:狩人のホルンが森に鳴り響く。
第8変奏:第7変奏からの続きで、軽快なリズムが刻まれ、最後には遠くに去っていく。
第9変奏:オルガンの響きの中で変奏が繰り広げられる。
第10変奏:3連符のリズムが上から下に流れ落ちる。
第11変奏:小川のせせらぎが聞こえてくるような穏やかな変奏。
第12変奏:左手にテーマが表れ、右手には鳥の鳴き声が聞こえる。
第13変奏:ハンガリーの民族、土臭く歌い上げる。
第14変奏:前変奏と打って変わって、明朗活発な変奏。
第15変奏:重音のファンフーレが高らかに鳴り響く。
第16変奏:まるで冗談を言っていて、茶目っ気がたっぷり。
第17変奏:左手のテーマの上に右手のリズムは可愛らしくほほえむ。
第18変奏:優しくヴェールに包まれた変奏。
第19変奏:素朴なシシリエンヌ。
第20変奏:不穏な響きが怪しげにうごめく。
第21変奏:ト短調のメロディーが、悲しげに聞こえる。
第22変奏:オルゴールが可愛らしく響く。
第23変奏:3連符のリズムが頑固に打ち付ける。
第24変奏:更に連符が細かくエネルギーを増していく。
第25変奏:最後の変奏。エネルギーが爆発して溢れ出す。
フーガ:25の変奏の後にはなだれ込むように、重厚壮大なフーガが立派に演奏される。
PROFILE
梅村 知世 Tomoyo Umemura (ピアノ)
4歳からヤマハにてピアノを始める。岡山県立城東高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を首席で卒業。在学中に大学内でアリアドネムジカ賞を受賞。卒業時にアカンサス音楽賞、安宅賞、大賀典雄賞、同声会賞、三菱地所賞を受賞。現在東京藝術大学大学院修士課程2年に在籍。4月よりベルリン芸術大学に留学予定。第38回山陽学生音楽コンクール中学生の部第1位。第58回全日本学生音楽コンクール大阪大会高校の部第1位。第29回ピティナ・ピアノコンペティション、G級全国決勝大会金賞・東京都知事賞・讀賣新聞社賞・ヒノキ賞・王子賞・洗足学園前田賞受賞。第78回日本音楽コンクール入選。2010年、第34回ピティナ・ピアノコンペティション、特級全国大会グランプリ及び聴衆賞を受賞し、併せて文部科学大臣賞、讀賣新聞社賞、王子ホール賞、東京シティ・フィル賞受賞。ポーランド国際音楽祭にてコンチェルトやリサイタルに出演。第12回岡山芸術文化賞グランプリを受賞し、岡山県から表彰を受ける。2012年、第14回ピネローネ国際コンクール(イタリア)にて第4位。アメリカにてリサイタルに出演。第10回東京音楽コンクール第3位。円光寺雅彦、岩村力、高関健、飯守泰次郎各氏など日本を代表する指揮者とともに、東京交響楽団、東京フィル、東京シティフィル、岡山フィルなどと多数共演。また、藝大モーニングコンサート、新卒業演奏会に出演し藝大フィルハーモニアと共演。これまでに、北島公彦、クラウディオ・ソアレス、伊藤恵、ガブリエル・タッキーノ、室内楽を伊藤恵、藤森亮一、松本和将、鈴木理恵子各氏に師事。
丸の内トラストシティN館の1階ロビーに10時45分頃に到着。ピアノの調律は行われていたが、まだ会場の設営はされていなかった。暫く待つ。11時頃に設営開始。梅村さんも到着し控室に。11時15分頃からリハーサル開始。今日のテーマは「ブラームスへの挑戦」。この4月よりベルリン芸術大学に留学を予定しているらしい。リハーサルながら素晴らしい演奏に感動する。しかしながら今日は非常に外が寒く、尚且つ入口に近いなので座っていると本当に寒い。25分くらいでリハーサルが終わったので12時10分からの本番を聴くかどうか悩んだが余りの寒さに残念ながら今日は聴かないで帰ることにした。素晴らしいプログラムなので聴きたかったのだが。留学で表現力が磨かれることを期待しよう。
MARUNOUCHI TRUST CITY
LUNCH TIME CONCERT
丸の内トラストシティ
ランチタイムコンサート
<第90回>
梅村 知世 (ピアノ)
Tomoyo Umemura,piano
ブラームスへの挑戦
2013年1月11日(金)
12:10~13:00/入場無料 Admission Free
丸の内トラストタワーN館 1Fロビー
PROGRAM
ヨハネス・ブラームス:
Johannes Brahms:
シューマンの主題による変奏曲
嬰へ短調op.9
Variations on a Theme by Robert Schumann,Op.9
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
変ロ長調op.24
Variations and Fugue on a Theme by Handel,Op.24
*ドイツ出身で、生涯を通し独身、そして苦悩の人生を歩んだブラームスに光を当てる。大曲だが、素晴らしい2曲の変奏曲。
シューマンの主題による変奏曲 嬰へ短調op.9
ブラームスの尊敬するシューマン、そして彼の妻、クララを思って作曲された。曲の至るところにシューマン、そしてクララの作品のメロディーが姿を現す。この頃のシューマンはライン川に身を投げるなど不安定な時期にあたり、クララに対しての密やかな思い、慰めが含まれる。心が締め付けられる美しい旋律が溢れる情緒豊かな変奏曲となっている。
テーマ:シューマンの「色とりどりの作品」の第4曲を使用。
第1変奏:テーマからの流れのまま美しいメロディーが左手で繰り広げられる。
第2変奏:チェロのピチカートのような、リズムカルな変奏。
第3変奏:左右で会話が織り成される。
第4変奏:素朴なリズムが均等に響く。
第5変奏:オクターヴのリズムが非常に力強く流れ落ちる。
第6変奏:感情の渦巻きが突如として溢れ出す。
第7変奏:ため息が聞こえてくる、まるで何かを諦めるかのように・・・
第8変奏:涙がこぼれ落ち、孤独に音楽が奏でられる。
第9変奏:焦りの表れ。何かに追いかけられているのかもしれない。
第10変奏:甘い旋律が感情的に歌われる。
第11変奏:天使の声がオクターヴの響きにより降り注ぐ。
第12変奏:スケルツァンド。後半にかけて感情が爆発する。
第13変奏:重音のトリルによる、無味乾燥な変奏。
第14変奏:ファゴットの伴奏に乗って、朗々とメロディーが歌われる。
第15変奏:愛情にあふれた旋律が糸つむがれてゆく。
第16変奏:左手のフレーズが眼差し温かく、やがて美しい感情は深い海に沈んでゆく。
ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 変ロ長調op.24
ブラームスが28歳の時に、クララの誕生日のプレゼントのために作曲された。ブラームスの変奏技法が巧みにあらわれ、音楽的にも内容が濃いピアニスティックで華麗なこの曲は、変奏曲の歴史に刻印をきざむこととなった。
テーマ:ヘンデルのハープシコード組曲 第1曲の第2楽章のアリアがテーマ。
第1変奏:リズムカルな変奏が楽しそうに響く。
第2変奏:3連符と2連符の融合がなめらかに滑り出す。
第3変奏:右手と左手が交互に優しく語りかける。
第4変奏:力強いアクターヴが男らしい。
第5変奏:変ロ短調に変調。男性の歌声が朗々歌われる。
第6変奏:オクターヴが深い闇の中で奏でられる。
第7変奏:狩人のホルンが森に鳴り響く。
第8変奏:第7変奏からの続きで、軽快なリズムが刻まれ、最後には遠くに去っていく。
第9変奏:オルガンの響きの中で変奏が繰り広げられる。
第10変奏:3連符のリズムが上から下に流れ落ちる。
第11変奏:小川のせせらぎが聞こえてくるような穏やかな変奏。
第12変奏:左手にテーマが表れ、右手には鳥の鳴き声が聞こえる。
第13変奏:ハンガリーの民族、土臭く歌い上げる。
第14変奏:前変奏と打って変わって、明朗活発な変奏。
第15変奏:重音のファンフーレが高らかに鳴り響く。
第16変奏:まるで冗談を言っていて、茶目っ気がたっぷり。
第17変奏:左手のテーマの上に右手のリズムは可愛らしくほほえむ。
第18変奏:優しくヴェールに包まれた変奏。
第19変奏:素朴なシシリエンヌ。
第20変奏:不穏な響きが怪しげにうごめく。
第21変奏:ト短調のメロディーが、悲しげに聞こえる。
第22変奏:オルゴールが可愛らしく響く。
第23変奏:3連符のリズムが頑固に打ち付ける。
第24変奏:更に連符が細かくエネルギーを増していく。
第25変奏:最後の変奏。エネルギーが爆発して溢れ出す。
フーガ:25の変奏の後にはなだれ込むように、重厚壮大なフーガが立派に演奏される。
PROFILE
梅村 知世 Tomoyo Umemura (ピアノ)
4歳からヤマハにてピアノを始める。岡山県立城東高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を首席で卒業。在学中に大学内でアリアドネムジカ賞を受賞。卒業時にアカンサス音楽賞、安宅賞、大賀典雄賞、同声会賞、三菱地所賞を受賞。現在東京藝術大学大学院修士課程2年に在籍。4月よりベルリン芸術大学に留学予定。第38回山陽学生音楽コンクール中学生の部第1位。第58回全日本学生音楽コンクール大阪大会高校の部第1位。第29回ピティナ・ピアノコンペティション、G級全国決勝大会金賞・東京都知事賞・讀賣新聞社賞・ヒノキ賞・王子賞・洗足学園前田賞受賞。第78回日本音楽コンクール入選。2010年、第34回ピティナ・ピアノコンペティション、特級全国大会グランプリ及び聴衆賞を受賞し、併せて文部科学大臣賞、讀賣新聞社賞、王子ホール賞、東京シティ・フィル賞受賞。ポーランド国際音楽祭にてコンチェルトやリサイタルに出演。第12回岡山芸術文化賞グランプリを受賞し、岡山県から表彰を受ける。2012年、第14回ピネローネ国際コンクール(イタリア)にて第4位。アメリカにてリサイタルに出演。第10回東京音楽コンクール第3位。円光寺雅彦、岩村力、高関健、飯守泰次郎各氏など日本を代表する指揮者とともに、東京交響楽団、東京フィル、東京シティフィル、岡山フィルなどと多数共演。また、藝大モーニングコンサート、新卒業演奏会に出演し藝大フィルハーモニアと共演。これまでに、北島公彦、クラウディオ・ソアレス、伊藤恵、ガブリエル・タッキーノ、室内楽を伊藤恵、藤森亮一、松本和将、鈴木理恵子各氏に師事。
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