2013年1月25日金曜日

KANKAWAカルテット セッション2013 素晴らしい演奏だった

平成25年1月24日(木)
 
渋谷に移動し17時までランチメニューがあるサイゼリヤに
小澤征爾×村上春樹の
『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読む。
良く聴きこんでいる。感心。
マーラーについて話題になっているが
そのなかで、「ジョン・コルトレーンは60年代に
フリー・ジャズに限りなく近づいていきながら、
基本的にはモードという緩められた調性の中に
踏みとどまって、音楽を追求しました。彼は今でも
聴かれています。でもフリー・ジャズの方は
今ではおおむね、歴史的リファイナンスみたいな
扱いしか受けていません。」
という記述があった。
これが今日の演奏にぴったりの記述だった。
 
 
ハンバーグランチ 600円
ドリンクバー付で本当にお得




渋谷の東急ハンズ前
 
 
渋谷公会堂の催し物は「平沢進」
誰なんだろう
58歳らしい


熱心なファンが並んでいる
 

今日のセッション2013は
KANKAWAカルテット
実は聞いたことがない
 

◎KANKAWAカルテット
・KANKAWA(寒川敏彦、BLUE SMITH):オルガン
テレビ番組『11PM』の番組中の演奏を担当し、ジャズ・オルガン・プレイヤーとして本格的にデビュー。第1回マウントフジジャズフェスティバルに出演後渡米し、ジャズ・オルガン・プレイヤーである、ジミー・スミスに師事。ニューヨークのハーレムで、東洋人初のジャズバンドリーダーを務め、1991年にニューヨーク市長より「Best of Artist the Year NY」章を受章。
・ジェームズ・マホーン:テナー・サックス
・越智厳:ギター
・AKI:ドラムス

真ん中に客席を向いてオルガンが。
左手にギター、右後ろにドラムス、右前にテナー・サックス。
最初にKANKAWAを除いた3名が出てきて演奏準備。
暫くして(そんなに長くはなかったが)KANKAWAが出てきて、お決まりのシージャンブルースから演奏スタート。オルガン独特のスイング感がある。嬉しい音が。
スタンダードナンバー中心の演奏。
「サマータイム」の演奏をしながら、KANKAWAが話す。
20数年ぶりにNHKのセッションに出演する。十数年ジャズから離れていたが、数年前から復帰した。ブルースがあれば嬉しい。毎週のように弾きに行く。古いブルースを演奏する。

オルガンは教会でゴスペルを演奏していたが、師匠のジミー・スミスが教会からジャズに移した。
だからオルガンには宗教の力がある。
ハーレムでオルガンを覚えた。ハーレムにはピアノが無かった。皆ハモンドオルガンで演奏していた。皆のために弾く。
ブルース、ゴスペルが本当に好きなので昔の曲を弾く。とのこと。
今日のメンバーで以前はフリージャズを演奏していたらしいが、それよりも今日の演奏は会場の熱気もすごく良い。
村上春樹の書いているようにフリージャズ以前のジャズの演奏が聴いていて楽しい演奏だ。
あっという間の収録演奏だった。
アンコールで出てきて、初めてメンバー紹介を行う。
楽しいお喋り。
アンコール曲は、「ハーレムブルース」。
思い切り楽しめた演奏だった。
今日の収録に参加できて本当に良かった。
 

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