2012年10月31日水曜日

毎日新聞・大阪朝刊より「学生音コン:大阪本選 フルート部門 入賞者決まる」

毎日新聞・大阪朝刊より「学生音コン:大阪本選 フルート部門 入賞者決まる」
毎日新聞 2012年10月31日 大阪朝刊
 
 第66回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催、NHK後援)大阪大会本選は30日、大阪市北区のあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールでフルート部門の審査があった。予選通過者23人が出場し、次の入賞者が選ばれた。中学校の部は上位3人、高校の部は上位5人が11月29日、横浜市西区の横浜みなとみらいホール小ホールでの全国大会に出場する。(敬称略)
 
 <中学校の部>1位=大道詠亮(福井・勝山市立勝山南部中3年)▽2位=脇坂颯(兵庫・宝塚市立光ガ丘中1年)▽3位=山本英(大津市立志賀中2年)▽奨励賞=浜口美咲(奈良・橿原市立畝傍中1年)
 
<高校の部>1位=宮本颯斗(福井県立武生高3年)▽2位=中村悦子(京都市立京都堀川音楽高3年)▽3位=内田彩菜美(福井県立武生高2年)▽奨励賞=久保田梨世(香川県立坂出高2年)▽同=久保仁美(香川・高松第一高2年)
 
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学生音コン:大阪本選 “兄弟弟子”全国へ 中学校の部・大道さんと高校の部・宮本さん、フルート部門でソロって1位 /福井
毎日新聞 2012年10月31日 地方版
 
 30日に大阪市で行われた第66回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催)大阪大会本選のフルート部門で、勝山市立勝山南部中3年、大道(おおみち)詠亮(えいすけ)さん(15)=同市=と県立武生高3年、宮本颯斗(はやと)さん(18)=鯖江市=が、それぞれ中学校の部と高校の部で1位に輝いた。2人は、大道さんの母に指導を受けた“兄弟弟子”。ともに11月29日に横浜市で開かれる全国大会に出場する。【小林慎】
 
 ◇「細かいこと気にせず」
 
 大道さんは「楽しく、細かいことを気にせず吹こう」と伸び伸びとした演奏を心掛けたという。1位の知らせを受け、「信じられない」とはにかんだ。
 フルートを手に取ったのは小6の時。母幸枝(さちえ)さん(44)がフルート講師という家庭で育ち、「吹ければ楽しそう」と自ら母に教えを請うた。「厳しかったけれど、それがあるから今があるのかなと思う」と母に感謝の言葉を贈る。全国大会は昨年に続く出場。「昨年は入選だった。今年は中学最後なので、1〜3位に食い込みたい」と意気込んでいる。
 
 ◇「労が報われうれしい」
 
 一方の宮本さんは「労が報われて、すごくうれしかった」と喜んだ。
 練習中から本番のピアノ伴奏をイメージし、備えてきた。小3の時、学校の吹奏楽部でフルートに出合い、その後に大道幸枝さんの指導も受けた。
 現在は月2回大阪に行き、関西フィルハーモニー管弦楽団のメンバーの指導を受ける。全国大会ではタファネルの「魔弾の射手幻想曲」を吹くつもりだ。中3の時に出場した全国大会で男子高校生が吹いているのを聞き、憧れてきた曲。「高校に入ってから練習を続けてきたが、やっと吹ける」。4年越しの夢が、もうすぐかなう

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