2012年10月26日金曜日

毎日新聞・東京朝刊より「日本音コン:本選会 作曲部門 平川さんが1位」

毎日新聞・東京朝刊より「日本音コン:本選会 作曲部門 平川さんが1位」
毎日新聞 2012年10月27日 東京朝刊

第81回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業)の本選会シリーズ4日目は26日、東京オペラシティで作曲部門(オーケストラ作品)が行われ、平川加恵さん(26)=東京芸大大学院=が優勝した。平川さんは作品「降る、降る、降る」で、音を力学的、イメージ的に降るものとして結晶させ、新鮮な世界を開いた。応募44作品から2度の譜面審査を経た4作品を渡辺一正指揮東京フィルハーモニーが初演し、池辺晋一郎、西村朗ら11氏が審査した。【梅津時比古】

 他の入賞・入選者は次の通り。(敬称略)
 ▽第2位 藪田翔一(29)=東京音大大学院修了▽第3位 大胡恵(33)=東京芸大卒▽入選 江原大介(30)=東京芸大大学院修了▽岩谷賞 平川加恵

日本音コン:本選会 作曲部門 藪田さん、4年連続2位 完成度、年々上昇 /東京
毎日新聞 2012年10月28日 地方版
 
 東京オペラシティコンサートホール(新宿区)で26日にあった第81回日本音楽コンクール本選会(毎日新聞社、NHK共催、三井物産特別協賛、岩谷産業協賛)の作曲部門で、大田区に住む藪田翔一さん(29)が2位に入賞した。
 藪田さんは4年連続の2位入賞。毎年1位は逃しているものの、「1年に1度の(日本音コン)応募は、曲を切り替えるきっかけになるので、ちょうどいい区切りだ」とクールに話す。新しい曲は、旅行に出かけるなど環境を変化させた時に生まれる。だが、創作時は苦悩の時期でもあり、「朝起きた時に気になっていたことや悩みの解決策が浮かぶ」と打ち明ける。
 将来は「50歳、60歳になっても曲を作る意欲がある人でありたい」。毎年新しい曲を作って応募しているが、完成度は上がり続けている。「このまま創作し続けたい」と目を輝かせた。【藤田裕伸】
〔都内版〕

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