平成24年10月20日(土)
16:00~17:00
CHANEL Pygmalion Days
浜野与志男(ピアノ)
シャネル・ネクサス・ホール
演奏曲目
Program
◇網守将平 Shohei Amimori(1990-)
プレリュード
*網守は1990年東京都出身の作曲家。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学音楽学部作曲科に入学。2007年高等学校在学中にピティナ・ピアノコンペティション特級において「Prelude」が新曲課題曲作品賞を受賞。大学内においては2011年に長谷川良夫賞を受賞し、翌年、首席で卒業。現在、同大学院在籍中。クラシック、現代音楽の作曲を中心に手がけるほか、電子音楽の分野でもその活躍はめざましく、2010年に、ヤング ポール監督長編映画作品「真夜中の羊」のサウンドトラックに参加するなど、多くの映像作品にも楽曲の提供を行っている。
浜野与志男の同級生で悪友とのこと。
「Prelude」は、大変軽快なジャズの雰囲気を持った曲。ロマンチシズム溢れる華麗な曲。カプースチンのピアノ・ソナタ12番を彷彿とさせるような、躍動感と若々しさを感じる。日本の若手音楽家による、最先端の現代音楽。
◇バッハ Bach(1685-1750)
幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
*バッハはバロック期最大の作曲家。数多くのカンタータ、オラトリオ、オルガン作品、器楽作品を残している。「音楽の父」と称される。「大バッハ」と呼ばれることもある。
この曲が作曲されたのは1712年頃とされる。幻想曲は、その名の通り即興性に富み、冒頭は12小節のテーマを中心にさまざまな展開を見せる。フーガは、もともと複数の音声パートが追いかけるようなイメージの曲だが、この曲は、ふたつの主題を持つ「二重フーガ」と言われ、より複雑で緻密な印象で、バッハの壮巖さを感じさせる楽曲。
◇スクリャービン Scriobin(1872-1915)
練習曲 嬰ト短調 作品8-9
*スクリャービンは、19世紀末から20世紀初頭を生きたロシア生まれの作曲家。そのほとんどがピアノ曲とオーケストラ曲に分類される。モスクワ音楽院では、ラフマニノフと共に学び、優秀な成績を修め、共にピアノの名手としてもその名も残している。初期の作品はロマン派的な傾向だったが、次第に調性音楽から離れ、神秘的な作風に変わり、現代音楽の先駆的な役割を果たすこととなる。
この作品8は、スクリャービンが22歳頃にショパンの練習曲を模して、12曲でひとまとまりの曲集として作られた。ショパンの影響を強く受けた作品とも言えるが、ポリ・リズム(左右の拍が違う)の作風が随所に見られる。スクリャービン独特の音楽性を感じ、この9番でも、中間部で神秘的な印象を受ける。曲集の中でも特にダイナミックな作品。オクターブ連打や跳躍などが多用され、完成度の高いスケールの大きな練習曲となる。
◇シューマン Schumann(1810-1856)
ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 作品11
*シューマンは、ドイツ・ロマン派の代表的な作曲家。文学的な才能もあり音楽評論の分野でも活躍。その妻クララとの情熱的な恋愛は音楽史上有名な話。愛情を音楽で表現した作品がいくつも生まれている。この曲を作曲するまでには幻想的な小品、変奏曲、練習曲といったピアノ曲を書いているが、この曲で初めて4楽章からなるソナタに取り組んでいる。内向性と積極性とが交錯する構成は熟考に熟考を重ねた形跡が見られ、それまでに作曲した彼のピアノ曲の集大成とも言われている。
(アンコール)
今日は、6回の演奏会の最終回。アンコールは、第1回(3月10日)の演奏会の最後の曲で。
◇ラフマニノフ Rachmaninov(1873-1943)
前奏曲 変二長調 作品32-13
プロフィール
浜野与志男 Yoshio Hamano Piano
1989年東京生まれ。2005年A.カラマノフ国際ピアノコンクール(ウクライナ共和曲)、2008年第2回野島稔・よこすかピアノコンクール、2010年ロンドン国際音楽コンクールなど各コンクールに入賞および優勝。2011年、ロシア音楽国際ピアノコンクール第2位及びロシア音楽最優秀演奏賞。第80回日本音楽コンクール優勝、2004年「アムステルダム運河音楽祭」、2007年音楽祭「ロシアにおける春」、日本・ロシア音楽家協会主催「サウンド・ルート2008」、2011年「RED SQUARE FESTIVAL」(モスクワ)等の音楽祭に出演。円光寺雅彦・大友直人指揮・東京交響楽団や山田和樹指揮・藝大フィルハーモニア(プロコフィエフ『ピアノ協奏曲第2番』)、ロシア国立チャイコフスキー四重奏団、ウィーン・ラズモフスキー四重奏団をはじめ、デュオ・室内楽・協奏曲等の共演多数。これまでに東京や愛知万博会場、ロンドン、モスクワ、キルギス共和曲ビシケクなどにて定期的にリサイタルを開催し好評を博す。兼重稔宏氏と共に『ルネサンス プロジェクツワイド』として毎年開催するチャリティ・コンサート・シリーズや東日本大震災被災地での演奏活動など、自主企画公演にも積極的に取り組む。ロシア音楽に重点を置いた、バロックから現代音楽までを網羅したレパートリーの構築を目指している。桐朋中学校卒業、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を経て、同大学院音楽研究科に在籍。これまでに石本裕子、M.プロゾロフ、山本裕子、V.サハロフの各氏に師事。現在は岡本敦子、E.アシュケナージ、御木本澄子の各氏に師事。2011年度文化庁新進芸術家海外研修制度により渡米、2012年度公益法人ローム ミュージック ファンデーション奨学生。
16:00~17:00
CHANEL Pygmalion Days
浜野与志男(ピアノ)
シャネル・ネクサス・ホール
演奏曲目
Program
◇網守将平 Shohei Amimori(1990-)
プレリュード
*網守は1990年東京都出身の作曲家。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て同大学音楽学部作曲科に入学。2007年高等学校在学中にピティナ・ピアノコンペティション特級において「Prelude」が新曲課題曲作品賞を受賞。大学内においては2011年に長谷川良夫賞を受賞し、翌年、首席で卒業。現在、同大学院在籍中。クラシック、現代音楽の作曲を中心に手がけるほか、電子音楽の分野でもその活躍はめざましく、2010年に、ヤング ポール監督長編映画作品「真夜中の羊」のサウンドトラックに参加するなど、多くの映像作品にも楽曲の提供を行っている。
浜野与志男の同級生で悪友とのこと。
「Prelude」は、大変軽快なジャズの雰囲気を持った曲。ロマンチシズム溢れる華麗な曲。カプースチンのピアノ・ソナタ12番を彷彿とさせるような、躍動感と若々しさを感じる。日本の若手音楽家による、最先端の現代音楽。
◇バッハ Bach(1685-1750)
幻想曲とフーガ イ短調 BWV904
*バッハはバロック期最大の作曲家。数多くのカンタータ、オラトリオ、オルガン作品、器楽作品を残している。「音楽の父」と称される。「大バッハ」と呼ばれることもある。
この曲が作曲されたのは1712年頃とされる。幻想曲は、その名の通り即興性に富み、冒頭は12小節のテーマを中心にさまざまな展開を見せる。フーガは、もともと複数の音声パートが追いかけるようなイメージの曲だが、この曲は、ふたつの主題を持つ「二重フーガ」と言われ、より複雑で緻密な印象で、バッハの壮巖さを感じさせる楽曲。
◇スクリャービン Scriobin(1872-1915)
練習曲 嬰ト短調 作品8-9
*スクリャービンは、19世紀末から20世紀初頭を生きたロシア生まれの作曲家。そのほとんどがピアノ曲とオーケストラ曲に分類される。モスクワ音楽院では、ラフマニノフと共に学び、優秀な成績を修め、共にピアノの名手としてもその名も残している。初期の作品はロマン派的な傾向だったが、次第に調性音楽から離れ、神秘的な作風に変わり、現代音楽の先駆的な役割を果たすこととなる。
この作品8は、スクリャービンが22歳頃にショパンの練習曲を模して、12曲でひとまとまりの曲集として作られた。ショパンの影響を強く受けた作品とも言えるが、ポリ・リズム(左右の拍が違う)の作風が随所に見られる。スクリャービン独特の音楽性を感じ、この9番でも、中間部で神秘的な印象を受ける。曲集の中でも特にダイナミックな作品。オクターブ連打や跳躍などが多用され、完成度の高いスケールの大きな練習曲となる。
◇シューマン Schumann(1810-1856)
ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調 作品11
*シューマンは、ドイツ・ロマン派の代表的な作曲家。文学的な才能もあり音楽評論の分野でも活躍。その妻クララとの情熱的な恋愛は音楽史上有名な話。愛情を音楽で表現した作品がいくつも生まれている。この曲を作曲するまでには幻想的な小品、変奏曲、練習曲といったピアノ曲を書いているが、この曲で初めて4楽章からなるソナタに取り組んでいる。内向性と積極性とが交錯する構成は熟考に熟考を重ねた形跡が見られ、それまでに作曲した彼のピアノ曲の集大成とも言われている。
(アンコール)
今日は、6回の演奏会の最終回。アンコールは、第1回(3月10日)の演奏会の最後の曲で。
◇ラフマニノフ Rachmaninov(1873-1943)
前奏曲 変二長調 作品32-13
プロフィール
浜野与志男 Yoshio Hamano Piano
1989年東京生まれ。2005年A.カラマノフ国際ピアノコンクール(ウクライナ共和曲)、2008年第2回野島稔・よこすかピアノコンクール、2010年ロンドン国際音楽コンクールなど各コンクールに入賞および優勝。2011年、ロシア音楽国際ピアノコンクール第2位及びロシア音楽最優秀演奏賞。第80回日本音楽コンクール優勝、2004年「アムステルダム運河音楽祭」、2007年音楽祭「ロシアにおける春」、日本・ロシア音楽家協会主催「サウンド・ルート2008」、2011年「RED SQUARE FESTIVAL」(モスクワ)等の音楽祭に出演。円光寺雅彦・大友直人指揮・東京交響楽団や山田和樹指揮・藝大フィルハーモニア(プロコフィエフ『ピアノ協奏曲第2番』)、ロシア国立チャイコフスキー四重奏団、ウィーン・ラズモフスキー四重奏団をはじめ、デュオ・室内楽・協奏曲等の共演多数。これまでに東京や愛知万博会場、ロンドン、モスクワ、キルギス共和曲ビシケクなどにて定期的にリサイタルを開催し好評を博す。兼重稔宏氏と共に『ルネサンス プロジェクツワイド』として毎年開催するチャリティ・コンサート・シリーズや東日本大震災被災地での演奏活動など、自主企画公演にも積極的に取り組む。ロシア音楽に重点を置いた、バロックから現代音楽までを網羅したレパートリーの構築を目指している。桐朋中学校卒業、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学音楽学部器楽科ピアノ専攻を経て、同大学院音楽研究科に在籍。これまでに石本裕子、M.プロゾロフ、山本裕子、V.サハロフの各氏に師事。現在は岡本敦子、E.アシュケナージ、御木本澄子の各氏に師事。2011年度文化庁新進芸術家海外研修制度により渡米、2012年度公益法人ローム ミュージック ファンデーション奨学生。
今日の昼食
杉並区下井草1丁目
早稲田通り
らーめん 大慶
まずは餃子 350円
ラーメン 大慶
味噌ラーメン(太麺)
650円
ラーメン 大慶
ネギトンコツ醤油ラーメン(細麺)
800円
ラーメン 大慶
出世大鷲神社
杉並区下井草1丁目
銀座 CHANEL ビル
CHANEL ビル前から4丁目方面を見る
銀座アップルストア
銀座4丁目 和光ビル
銀座4丁目 三愛ビル
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