2012年10月28日日曜日

藝大定期第543回 藝大フィルハーモニア 合唱定期演奏会 ドヴォルジャーク:スターバト・マーテル

藝大定期第354回
藝大フィルハーモニア 合唱的演奏会

ドヴォルジャーク
Stabat Mater
スターバト・マーテル

指揮:ダグラス・ボストック

ソプラノ:朴 瑛実
アルト:加藤 のぞみ
テノール:田口 昌範
バス:田中 俊太郎

合唱:東京藝術大学音楽学部声楽科学生(合唱指揮:阿部純)
管弦楽:藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)

2012.11.23(金・祝)
15:00 開演
14:30 開場
2000円 全自由席

会場:東京藝術大学奏楽堂[大学構内]

3人の愛児の死を悼んだドヴォルジャーク、冥福の名曲 スターバト・マーテル

「藝大合唱団」は声楽を専門に学ぶ東京藝術大学音楽学部声楽科1年・2年・3年の学生から成る総勢約160名の力強い美しい声と若々しいエネルギーを兼ね備えた他に類を見ない大合唱団です。11月に行われる合唱定期演奏会は、12月の《メサイア》公演と並ぶ藝大伝統の公演です。昨年のベートーヴェンの《ミサ・ソレムニス》に続き、今年は温かい音色と瞑想的で静かな悲しみに溢れるドヴォルジャークの宗教合唱曲《スターバト・マーテル(悲しみの聖母)》をお贈りします。ソリストはオーディションで選ばれた大学院生の精鋭です。イギリスのマエストロ、ダグラス・ボストックの指揮のもと、藝大フィル、「藝大合唱団」、ソリスト全員が全精力を傾けて奏楽堂を響かせる演奏を是非お楽しみください。
(東京藝術大学音楽学部声楽科教授・主任)寺谷 千枝子

ダグラス・ボストック
Douglas BOSTOCK

指揮
Conductor

イギリスの指揮者。名指揮者、サー・エイドリアン・ボールドの最後の弟子のひとりとして薫陶を受け、さらにフライブルクでフランシス・トラヴィスに指揮を学んだ。1979~93年南西ドイツ・フィルハーモニー交響楽団音楽監督、91~98年チェコのカルロヴィ・ヴァリ交響楽団音楽監督・常任指揮者、99~2006年ミュンヘン交響楽団首席客演指揮者を歴任。BBC交響楽団、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団をはじめ欧米の主要オーケストラと活発に指揮活動を展開し、現在、スイスのアールガウ交響楽団首席指揮者、ハルヴィル・オペラ音楽祭音楽監督、チェコ・チェンバー・フィルハーモニック首席客演指揮者を務める。新校訂楽譜による「ニールセン交響曲全集」をはじめ80以上のCDをリリース。後進の育成にも力を注ぎ、英国王立北音楽院、デンマーク王立アカデミー、チューリッヒ音楽学校などで教鞭をとる。日本では東京藝術大学音楽学部招聘教授、洗足学園音楽大学客員教授。

藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)
Geidai Philharmonia,Tokyo

藝大フィルハーモニアは、東京藝術大学に所属するプロフェッショナル・オーケストラで、年2回の定期演奏会、声楽科との合唱定期、オペラ研究部との共演、新卒業生(各科最優秀者)の紹介演奏の他、年末恒例の「メサイア演奏会」、「第九公演」などを行っている。教育面では、器楽科・声楽科学生との協奏曲等の共演および作曲科学生の作品演奏、指揮科学生による演奏会・試験・演習など、学生の演奏経験の拡充に資している。前身である旧東京音楽学校管弦楽団は、わが国初の本格的なオーケストラで、ベートーヴェンの《交響曲第5番「運命」》、《交響曲第9番「合唱付き」》、チャイコフスキーの《交響曲第6番「悲愴」》などを本邦初演し、日本の音楽界の礎石として活動を果たしてきた。

Soprano
朴 瑛実
*第77回日本音楽コンクール第1位。

Alt
加藤 のぞみ
*学部3年次に安宅賞、卒業時に松田トシ賞、アカンサス賞、同声会賞受賞。

Tenor
田口 昌範

Bass
田中 俊太郎


 

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