2012年10月29日月曜日

毎日新聞・大阪朝刊より「学生音コン:大阪大会本選 ピアノ部門 入賞者決まる」

毎日新聞・大阪朝刊より「学生音コン:大阪大会本選 ピアノ部門 入賞者決まる」
毎日新聞 2012年10月29日 大阪朝刊
 
 第66回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催、NHK後援)大阪大会本選は28日、大阪市北区のあいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールでピアノ部門の審査があった。予選通過者28人が出場し、次の入賞者が選ばれた。小学校・中学校・高校の部とも上位3人が11月30日と12月1日、横浜市西区の横浜みなとみらいホール小ホールでの全国大会に出場する。(敬称略)

 <小学校の部>1位=柳原奈侑(石川・白山市立蝶屋小6年)▽2位=吉見友貴(広島市立舟入小6年)▽3位=西本裕矢(広島市立楽々園小4年)▽奨励賞=角優奈(兵庫・加古川市立野口小6年)

<中学校の部>1位=大野志門(広島・東広島市立高美が丘中2年)▽2位=鈴木梨沙(愛媛・四国中央市立土居中2年)▽3位=竹田瞳花(奈良・三郷町立三郷中2年)

<高校の部>1位=福田優花(京都市立京都堀川音楽高1年)▽2位=大原知(広島大付属高1年)▽3位=黒澤あみ(大阪府立夕陽丘高2年)
 
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学生音コン:大阪大会本選 ピアノ部門 中学校1位・大野さん、悔しさバネに栄冠 /広島
毎日新聞 2012年10月29日 地方版
 
 ◇目標全国一、夢は世界
 
 28日に大阪市北区のザ・フェニックスホールで行われた「第66回全日本学生音楽コンクール」(毎日新聞社主催)大阪大会本選。ピアノ部門中学校の部で、東広島市立高美が丘中2年の大野志門(しもん)さん(13)が1位に輝いた。大野さんは12月1日に横浜市で開かれる全国大会に出場する。
 結果を聞いた大野さんは、「予選からここまで行けるとは思っていなかったので、すごく練習してきた成果が出せてうれしいです」と笑顔を見せた。
 「ピアノをやりたい」と両親にせがんで、小学1年生から習い始めた。6年生の時に同コンクール小学校の部を受けたが予選落ち。「周りのレベルの高さを知って、自分の甘さに気づきました」という。その悔しさをバネに本気で練習するようになった。中学1年生になると「ピアニストを目指す」と決意、平日でも4時間は練習に励んできた。「一つの楽器でいろんな音色が出せるところがピアノの魅力」だと語る。
 「全国大会では1位になれるように、メンタル面も芸術面も完璧にして臨みたい。将来はキーシンやポリーニのように世界的に有名なピアニストになりたいです」と夢を語っていた。【出水奈美】
 
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学生音コン:大阪本選 ピアノ部門 高校の部、福田さん1位 /京都
毎日新聞 2012年10月29日 地方版
 
 28日に大阪市北区のザ・フェニックスホールで行われた「第66回全日本学生音楽コンクール」(毎日新聞社主催)大阪大会本選。ピアノ部門高校の部で、京都市立京都堀川音楽高1年、福田優花さん(16)=同市西京区=が1位に輝いた。福田さんは11月30日に横浜市で開かれる全国大会に出場する。
 福田さんは中学1年生の時にも、同コンクール大阪大会本選中学校の部で1位になっている。今回も高校1年生での栄冠に「どれもこれも運が良すぎて。今回は予選突破が目標だったのですが」と、はにかむ。
 ショパンのスケルツォ第4番を演奏した。「ショパンは好きだけど、この曲は高校生には難しかった。内容がとても深い曲なのに、どうしても子どもっぽい演奏になってしまい、直前まで仕上がりませんでした。落ち着いて弾くことを心がけました」という。
 5歳からピアノを始めた。ピアノの魅力を「他の楽器だと伴奏が必要なことも多いけれど、1人で表現ができるところ」だと語る。
 「全国大会まであと1カ月。全力を尽くして練習します。将来は、もう一度聴きたいと思ってもらえるようなピアニストになりたい」と話していた。【出水奈美】
 
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学生音コン:大阪本選 ピアノ部門小学校の部 白山・蝶屋小の柳原さん、初出場で1位の栄冠 /石川
毎日新聞 2012年10月29日 地方版
 
 ◇「感動してもらえるような演奏を」
 
 28日に大阪市北区のザ・フェニックスホールで行われた「第66回全日本学生音楽コンクール」(毎日新聞社主催)大阪大会本選。ピアノ部門小学校の部で、白山市立蝶屋小6年の柳原奈侑(なゆ)さん(12)が1位に輝いた。柳原さんは12月1日に横浜市で開かれる全国大会に出場する。
 「あこがれのコンクールに初めて挑戦して、まさか1位になれるなんて。まだ何が起きたのか分からないくらいです」と、目をきょろきょろさせて驚いていた柳原さん。
 演奏したのはモーツァルトの「アレグレットによる12の変奏曲」。モーツァルトのオペラをDVDでたくさん見て、イメージを膨らませて臨んだという。「真珠みたいにきらきらした音を出したいと思って弾きました。以前は上がり症だったけどそれも克服できたし、思った通りに演奏できてよかったです」とほほ笑む。
 7歳からピアノを習い始めた。「ピアノの音が大好き。宝物みたいに思っています」と話す。将来は「世界で活躍できるようなピアニストになりたい。みんなに認めてもらって、感動してもらえるような演奏がしたいです」と目標を語っていた。【出水奈美】

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