2012年10月27日土曜日

毎日新聞・東京朝刊より「日本音コン:本選会 バイオリン部門 会田さん1位」

毎日新聞・東京朝刊より「日本音コン:本選会 バイオリン部門 会田さん1位」
毎日新聞 2012年10月28日 東京朝刊

第81回日本音楽コンクール(毎日新聞社、NHK共催、特別協賛=三井物産、協賛=岩谷産業)の本選会シリーズ5日目は27日、東京オペラシティでバイオリン部門が行われ、バルトークの協奏曲に緊張感に満ちた多彩な表現を聴かせた会田莉凡(りぼん)さん(22)=桐朋学園大ソリスト・ディプロマコース4年=が優勝した。129人の応募から3度の予選を通った5人が自ら選んだ協奏曲を円光寺雅彦さん指揮の東京交響楽団と共演、徳永二男、清水高師ら11氏が審査した。【梅津時比古】

 他の入賞・入選者は次の通り。(敬称略、入選は演奏順)
 ▽第2位 周防亮介(17)=東京音大付高2年▽第3位 坪井夏美(19)=東京芸大1年▽入選 宮川奈々(21)=桐朋学園大3年、大江馨(18)=桐朋学園大ソリスト・ディプロマコース1年▽岩谷賞 周防亮介

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日本音コン:本選会 バイオリン1位・会田さん「皆の支えに感謝」 /東京
毎日新聞 2012年10月29日 地方版
 
 東京オペラシティで27日にあった第81回日本音楽コンクール本選会(毎日新聞社、NHK共催、三井物産特別協賛、岩谷産業協賛)のバイオリン部門で、世田谷区の会田莉凡(りぼん)さん(22)=桐朋学園大ソリスト・ディプロマコース4年=が優勝、豊島区の周防(すほう)亮介さん(17)=東京音大付属高2年=が2位に入賞した。
 「いろんな人の支えがなければ、ここまで来れなかった」。友人や恩師に囲まれながら大粒の涙を流した会田さんは、感謝の気持ちを真っ先に口にした。
 5歳でバイオリンを始めた。こだわってきたのは「スケールの大きな演奏」。感情を前面に押し出す多彩な表現力は、本番でも聴衆の心をつかんだ。
 ソロ演奏の楽しさに加え、昨年は80回以上もオーケストラをこなし、両者の醍醐味(だいごみ)を知った。「まだまだ自分には練習が必要。基礎からもう一度やりたい」と抱負を語った。
 
 ◇2位に周防さん 「先生や学校に感謝」
 
 周防さんは「優勝を狙っていた」と話しながらも、「(2位は)支えてくれた先生や最高の環境を整えてくれた学校のおかげ」と笑顔をみせた。7歳でバイオリンを始め「人に喜んでもらえるような演奏」を心がけてきた。「人としても音楽家としても大きく成長したい」。将来はプロを目指している。【町田結子】
〔都内版〕

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