2012年10月16日火曜日

秋空に澄み渡る歌声 中本椋子:ソプラノ、平川寿乃:ピアノ

平成24年10月16日(火)

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第297回
秋空に澄み渡る歌声

12:05~ 12:35~ 2回公演(演奏時間20分程度)

*10時過ぎから11時ころまでのリハーサルを聴く。伸びのある高音が魅力的な歌声。日本歌曲が素晴らしい。歌劇『夕鶴』より「私の大事な与ひょう」など聴きごたえがあった。
期待の若手と思われる。素晴らしい。

◆プログラム◆

Aプログラム 12:05~
1.私は夢に生きたい
グノー作曲 歌劇『ロミオとジュリエット』より
*第1幕のキャピュテット家の仮面舞踏会で、ジュリエットが歌うワルツ。恋の予感へのときめきと、青春の儚さを歌う。
2.ちいさい秋みつけた
サトウ・ハチロー作詞/中田喜直作曲
*中田喜直作曲の有名な童謡。作詞のサトウ・ハチローが、自宅の庭のはぜの木が色付いていく情景を見て書いた詩。
3.霧と話した
鎌田忠良作詞/中田喜直作曲
*中田喜直の代表的歌曲のひとつ。失われた恋の痛みが叙情的に歌われている。
4.ひぐらし
北山冬一郎作詞/團伊玖磨作曲
*激しく鳴くひぐらしに寄せて、むなしく過ぎ去った日々、人生へのやるせなさを歌う。
5.私の大事な与ひょう
團伊玖磨作曲 歌劇『夕鶴』より
*古くから伝わる日本の民話『鶴の恩返し』を題材とした、木下順二の戯曲「夕鶴」に、團伊玖磨が作曲したオペラ。鶴のつうが、お金への欲に心を奪われていく夫「与ひょう」に対する辛さと切なさ、そして愛情を歌う。
6.あの眼に騎士は
ドニゼッティ作曲 歌劇『ドン・パスクワーレ」より
*若く美しい未亡人ノリーナが、ロマンティックな小説を読みながら、「恋をするにはこんな手では古いわ」と茶化し、自らの恋愛観、愛のテクニックへの自信を楽しげに歌う。

Bプログラム 12:35~
1.星の夜
バンヴィル作詞/ドビュッシー作曲
*今年生誕150周年のドビュッシーが16才頃に作曲した一番最初の歌曲。
2.ヴィラネル
エルスト作詞/テラクア作曲
*朝の澄み切った空を南へ飛んでいくツバメを見て、「私の心も一緒に」と、南の神秘的な国への憧れを歌う。
3.里の秋
斎藤信夫作詞/海沼実作曲
*秋の静かな山里で暮らす親子の様子と、太平洋戦争が終わり、引き揚げてくるお父さんの無事を祈って歌います。
4.赤とんぼ
三木露風作詞/山田耕筰作曲
*作詞の三木露風が、北海道のトラピスト修道院で生活していた頃に生まれた作品。
5.瑠璃色の地球
松本隆作詞/平井夏美作曲
*1986年に発売された松田聖子の楽曲。
6.私はティターニア
トマ作曲 歌劇『ミニヨン』より
*女優のフィリーヌが、シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」の妖精の女王ティターニアを演じた時に、その美しさに拍手喝采を浴び、有頂天になって歌う華麗なアリア。

◆出演者プロフィール◆

中本椋子 なかもと りょうこ ソプラノ
大阪音楽大学声楽学科卒業。在学中同大学学生オペラ『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ役にて出演。2011年イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門フィナリスタ。小山ヨリ、田中勉、片桐えみ、森島英子の各氏に師事。現在日本声楽家協会・研究員ディプローマ在籍。東京二期会オペラ研修所マスタークラス在籍。今秋11月、日生劇場にて日生劇場開館50周年記念オペラ『フィガロの結婚』バルバリーナ役にてデビュー予定。

平川寿乃 ひらかわ ひさの ピアノ
お茶の水女子大学音楽科(ピアノ)卒業、同大学院修了。アサヒビール文化振興財団の補助金を得て、ミュンヘン、ミラノにてオペラ・コレペティトアとして研鑽。日生劇場、二期会、神奈川県民ホール、関西二期会、大阪音大オペラハウス等による多数のオペラプロダクションに参加。また、声楽とのアンサンブルや、ピアノソロのコンサートの出演も多い。二期会オペラ研修所、日本声楽家協会教育センターピアニスト。

新宿三井ビル Lb階
リハーサル風景
 

新宿三井ビル
 
 
前の道では
撮影教室が開かれていた



 

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