freetime: 『高貴なるフルートの調べ』　南部やすか：フルート、武田麻里江：ピアノ

2012年10月18日木曜日

『高貴なるフルートの調べ』　南部やすか：フルート、武田麻里江：ピアノ

平成２４年１０月１７日（水）
１２：００～１２：３０

アグネスホテル東京

第９１回ランチタイムコンサート

演奏者：
○南部やすか（フルート）
○武田麻里江（ピアノ）

＊二人とも美人だった。南部さんも武田さんも素晴らしい演奏。素晴らしかった。

＊プログラム＊
◇荒城の月　～「３つの日本の歌による変奏曲」より／Ｌ．モイーズ
父・マルセル・ルイーズと並び近代フルート界を代表するフルーティスト、ルイ・モイーズ（１９１２－２００７）は数多くのフルート作品を作曲しています。日本へも何度も訪れていて、「３つの日本の歌による変奏曲」は日本の友達たちのために書かれ、フランスから感じる日本の「音」が表れているかのような曲です。
◇センチメンタル　～「フルートとジャズトリオのための組曲」より／Ｃ．ボラン
クロード・ボラン（ｂ．１９３０）はジャズピアニストとして一世風靡しながら映画音楽も１００本以上手掛け、またクラシックとのクロスオーバー・アーティストとしても知られています。クラシック要素とスウィングがミックスされた「組曲」は１０年間も米国ビルボードのトップ１０に入った大ヒット作品です。
◇作曲家の休日　～「３つのアメリカ風作品」より／Ｌ．フォス
アメリカを代表する作曲家、指揮者、ピアニストのルーカス・フォス（１９２２－２００９）バーンスタインと同級生で、「ウェストサイド物語」の初演を指揮するなど、生涯にわたり親交がありました。「３つのアメリカ風作品」は、もとはバイオリンのための曲ですが、フルーティストの友人のために作曲家自身が編曲しました。フルートならではの珍しい音色が楽しい曲です。
◇小さな木の実　～セレナーデ／Ｇ．ビゼー
ビゼー（１８３８－１８７５）作曲の歌劇「美しきパースの娘」の中のセレナードを石川晧也が編曲し、海野洋司が日本語の詩をつけ、「小さな木の実」として１９７１年にＮＨＫ「みんなのうた」で発表されました。秋の日、小さな木の実を手に父の言葉に想いを馳せる少年を描いた美しくも切ない歌です。
◇カルメン幻想曲／Ｆ．ボルヌ
ビゼー作曲の歌劇「カルメン」から数々のメロディーが華やかにアレンジされた、フルート・レパートリーの中では定番とされている曲です。愛と憎しみ、優しさと嫉妬が入り交じる感情的な音楽に、フルートの華麗な技巧が加わった名作です。
（アンコール）
◇メウ　プリメイロ　アモール（初恋）／Ｐ．シルヴァ
２００４年の新春に資生堂のＣＭで流れていたフルートの曲。Ｐ．シルヴァという約１００年前に亡くなっているブラジルのフルーティストの作曲。粋なブラジルのエスニック、ショーロの曲。

＊演奏者プロフィール＊
【南部やすか（フルート）】
ジュリアード・プレ・カレッジを経てシンシナチ音楽大学をわずか２年で首席卒業、同大学院で指揮法を学び修士号を取得。その後ハノーバー国立芸術大学にてエアドムーテ・ベア女史に師事し、首席でディプロマ取得。平成２１年度神戸市文化奨励賞、平成２０年度兵庫県坂井時忠音楽賞、平成１９年度大阪文化祭奨励賞を受賞。日本フィル、大阪フィル、バロックオーケストラ・アルコ（ドイツ）などと共演。テル・アビブ美術館（イスラエル）にて、イスラエル管弦楽団のメンバーで構成されるイスラエル・フィル・ソリストとの共演、カーネギーホールにて箏奏者西陽子と”ＮｉＮａ　Ｄｕｏ”としてのコンサート・デビュー、２０１０上海万博での演奏、ＮＨＫテレビ「ぐるっと関西プラス」、ＮＨＫ－ＦＭ「名曲リサイタル」への出演、スケート選手高橋大輔・織田信成との共演、クルーズ船「飛鳥Ⅱ」での演奏、ジュンコ・コシノ・コレクションでの演奏など活動は幅広い。ラジオ関西パーソナリティ、芦屋大学客員准教授。米国コロンビア大学アーティスト・イン・レジデンス。
【武田麻里江（ピアノ）】
愛媛県出身。東京音楽大学卒業。同大学院に特待奨学生として第二学年在学中。２００６年ショパン国際ピアノコンクールｉｎ　Ａｓｉａシニアコンチェルト部門全国大会銀賞受賞、東京音楽大学オーディション合格者による学外演奏会、東京音楽大学創立１００周年記念演奏会、ＪＴアートホールアフィニス「期待の音大生によるアフターヌーンコンサート」、ロイヤルアカデミー及びギルドホール音楽院との交歓演奏会等に出演。ピアノを菊地麗子、弘中幸子、伴奏を御邊典一、谷地重紬子各氏に師事。

天沼八幡神社

今年の酉の市は

１１月８日・２０日