2011年3月14日月曜日

シアターキューブリック2011スプリングツアー 誰がタメの剣 ー長宗我部元親伝ー

シアターキューブリック2011スプリングツアー
誰がタメの剣
ー長宗我部元親伝ー
 
作・演出:緑川憲仁
 
水平線はるか、四国の果てから放つ夢の矢。
「明日」がきっと楽しみになる、熱く、切ない、癒し系エンターテイメント。
 
主催:「誰ガタメノ剣」高知公演実行委員会
高知県立歴史民俗資料館・高知県立美術館・シアターキューブリック
 
高知公演
2011年5月20日(金)~22日(日) 高知県立美術館ホール
東京公演
2011年5月25日(水)~26日(木) 紀伊國屋サザンシアター
 
出会いと絆のお遍路旅
        緑川憲仁
長宗我部元親を描いた司馬遼太郎氏の小説『夏草の賦』は、
正直、まったく後味のよい物語ではない。
長年の夢が見事なまでに粉砕され、現実の無常を付きつけられる。
にもかかわらず、当時10代だった僕はこの物語に大きな安堵を覚えた。
夢をなくしても、人には絆が残る。
彼の周りには常に彼を慕う人々がいた。
寡黙で気難しい男でありながら人々は彼を慕った。
そのミステリアスな魅力に惹かれる人々は400年後の現代にもいた。
初演から3年、その間、僕らはあり得ないほどたくさんの人たちに出会い、
遥かなる高知へも10回以上渡った。
たくさんの情に触れ、土に触れ、風に触れた。
まるで四国お遍路の巡礼のように。
土佐人が一丸となり夢に向かった絆の物語であることは、今回も変わりない。
だが今回、今までとまるっきり違うのは、
この作品自体がもはやたくさんの出会いと絆の結晶であるということ。
誰の近くにも必ずある「絆」を思い出すために、
僕らのお遍路旅は、距離も時間も超えて続いてゆく - 。
 
○高知県立美術館長 藤田直義
一瞬たりとも飽きさせない、スピーディーな展開。
アートと地域活性化の幸福な出会い、見事な演出のエンタテイメント時代劇だ。
 
○高知県立歴史民俗資料館長 宅間一之
歴史ファンのみならず、土佐の戦国に興味を持ち、
高知を訪れる長宗我部ファンがさらに広がってゆく可能性を示してくれる作品である。
 
着物無し!カツラ無し!チャンバラ無し!
時代劇らしさを一切排除したキューブリック流時代劇。
「日本人の心」を深く切なく抉り出す、戦国幻想絵巻!!
 
戦国時代 -
四国の土佐から天下を夢見た長宗我部家の若き当主・元親。
土佐の最高権威・一条氏を滅ぼし、
土佐を統一した元親は悲願の四国平定へと乗り出す。
しかし、中央では織田信長が日の出の勢いで
天下統一の道を突き進んでいた - 。
 
キャスト:
片山耀将 谷口礼子
漢那悦子 市場法子 千田剛士 伊藤十楽成 松本誠 茂久田恵
長谷川香 矢野あずさ 森澤碧音 水谷まり 大沼優記 阿久津優
船戸慎士 小島聴 山崎雅志 子叉ぴろこ 根岸絵美
村岡あす香 たなか智保 工藤理穂
田口亮太朗 高野辰也 堀之内弓理 織部ゆかり Azuki 七野正行 伊禮亜美
樹 柿沼照継 木村若菜 谷畑聡/首藤健祐
 
スタッフ:
舞台監督:矢島健
舞台美術:横尾友広
照明:森規幸
音響:田上篤志/田島誠治
振付:森川次朗/NAMI
ヘアメイク:Limo/守屋悠
衣裳:パンダ舎
宣伝美術:武田和香
イラスト:なかむらしんいちろう
題字:伊藤松渓
宣伝写真:シマブクロアサコ
舞台写真:宮内敏行
映像記録:築田真由美/笠原梨恵
制作:柴崎貴子/青木衿人

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