平成23年3月14日(月) 日経電子版
「関東のスーパーやコンビニエンスストアでも店頭に品薄感が広がっている。最大手のイオンも一部店舗で食品を中心に品薄の商品がある。ただ中部地方や静岡県の物流センターなどから東日本の各店に向け商品供給するなどし、品薄の解消を急いでいる。
食品スーパーのいなげやは14日朝時点でパンや即席めんなどがなくなっている。ジャガイモやタマネギなど前日に品切れが目立った青果物は「14日も入荷するが、数量は読めない」。ライフコーポレーションの関東の店舗ではミネラルウオーターや即席めんが「順次入荷しているものの、それを上回るスピードで商品が売れていく」。
おにぎりやカップ麺などの商品を被災地に優先的に供給しているセブン―イレブン・ジャパンは「関東以西から商品をできるだけ回すようにしている。弁当工場などには稼働状況に応じて生産量を上げるなどの協力をお願いしている」と説明。イトーヨーカ堂はプライベ-トブランド(PB=自主企画)を中心に商品確保を急いでいる。
食品卸の伊藤忠食品でもミネラルウオーター、即席めん、レトルト食品などが品薄だ。「食品メーカーの工場が操業停止などになり、入荷が遅れている」という。今後も受注通りに出荷できるかは不透明という。計画停電については、「停電の間は操業をやめざるを得ない」状況だ。」
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