新国立劇場 小劇場
『鳥瞰図(ちょうかんず)』
2011年5月10日(火)→5月22日(日)
作:早船聡
演出:松本裕子
出演;渡辺美佐子
入江雅人
野村佑香
八十田勇一
弘中麻紀
浅野雅博
佐藤銀平
品川徹
美術:島次郎
照明:小笠原純
音響:藤田赤目
衣裳:前田文子
ヘアメイク:鎌田直樹
演出助手:須藤黄英
舞台監督:加藤高
芸術監督:宮田慶子
主催:新国立劇場
東京湾岸の船宿を舞台に描かれる夏の日
喪失した海の記憶をめぐる、人々の心の物語 - 待望の再演。
2008年に新国立劇場初登場の劇作家3人の新作を連続上演した「シリーズ・同時代」。好評を博した3作品の中から『鳥瞰図』が再演されます。東京湾岸に古くからある釣り船宿を舞台にそれを取り巻く人々が「失われた何か」を見つけるために過ごしたある夏の日が描かれます。埋められた海をめぐる家族の物語は、静かに深く心に沁みわたります。どうぞご期待ください。
ものがたり
東京湾岸のある町。そこは4分の3が埋め立てた土地でできている。かつて住民の多くは海から生活の糧を得ていたが、工業化による汚染や経済成長の中で海に生きる選択肢を捨てた。古い側の土地にある釣り船宿「升本」は3代続く老舗だが、今は地元の常連客相手に細々と営業している。女将の佐知子と息子の茂雄が切り盛りするこの船宿には近所に住む個性的な面々が集まり、いつも賑やかだ。そんな夏のある日、見知らぬ少女が船宿を訪れた。ミオと名乗るその少女は出て行った長女の娘だという。女将にとって初めて見る孫の顔。その来訪をきっかけに失われた海の記憶が語られ始める。
全国公演
2011年5月28日(土) 兵庫県立芸術文化センター
2011年6月3日(金)・4日(土) 可児市文化創造センター
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