2012年11月12日月曜日

新国立劇場 2013/2014シーズン オペラ先行発表 『リゴレット』『死の都』

新国立劇場
2013/2014シーズンオペラ先行発表のお知らせ

 新国立劇場では、来年1月中旬に予定しております2013/2014シーズンオペラ ラインアップ発表に先駆けて、尾高忠明芸術監督による第4シーズンの中でも注目の新制作2演目を発表する運びとなりました。
(全ラインアップ発表は、2013年1月中旬発表予定)

2013年ヴェルディ生誕200周年を祝しヴェルディ中期の名作『リゴレット』と、時代の波に埋もれていた後期ロマン派の秀作コルンゴルト『死の都』を尾高芸術監督任期最後のシーズンに上演します。
どうぞご期待下さい。

■ヴェルディー・イヤーのハイライト  
クリーゲンブルク演出による注目のシーズン開幕作品■

シーズン開幕は声の饗宴に酔う!ヴェルディ・イヤーのハイライト!
 【新制作】ジュゼッペ・ヴェルディ
「リゴレット」 Rigoletto

指揮:ピエトロ・リッツォ 
演出:アンドレアス・クリーゲンブルク    
 リゴレット:マルコ・ヴラトーニャ 
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
 マントヴァ公爵:ウーキュン・キム

2013年10/3(木)、6(日)、9(水)、12(土)、16(水)、 19(土)、22(火)

■時代の波に埋もれていた  
後期ロマン派の傑作が新国立劇場で蘇る!■

爛熟した後期ロマン派の傑作オペラ、ついに上演!
 【新制作】エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト
「死の都」 Die tote Stadt

指揮:ヤロスラフ・キズリンク 
演出:カスパー・ホルテン
パウル:トルステン・ケール 
マリー/マリエッタ:ミーガン・ミラー
フランク/フリッツ:トーマス・ヨハネス・マイヤー

2014年3/12(水)、15(土)、 18(火)、21(金・祝)、24(月)

◆本公演はフィンランド国立歌劇場(ヘルシンキ)からの  
プロダクション・レンタルでの上演となります。

来シーズンのオープニングは、ヴェルディ中期の傑作『リゴレット』を新制作上演。2013年3月『アイーダ』、5・6月『ナブッコ』に続き、ヴェルディ生誕200周年のハイライトを飾ります。醜い道化師リゴレット、彼が溺愛する純真な娘ジルダ、そしてジルダを誘惑する放蕩者マントヴァ公爵らが繰り広げる、愛、呪い、そして復讐のドラマ、「女心の歌」「慕わしい人の名は」「悪魔め、鬼め」など、ヴェルディらしい名アリア揃いです。指揮は11年『イル・トロヴァトーレ』で颯爽と新国立劇場にデビューした俊英リッツォ、演出は09年『ヴォツェック』で絶賛された鬼才クリーゲンブルク、歌手陣には、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場など世界的に活躍するイタリア人バリトン、ヴァラトーニャ、10年『フィガロの結婚』でスザンナ役を好演したゴルシュノヴァなど若手実力派を迎えます。

2014年3月にはコルンゴルトの代表作『死の都』を新国立劇場初上演いたします。物語の舞台はブリュージュ、愛する亡き妻マリーを忘れられない主人公のパウルは、妻に瓜二つの女性マリエッタと出会い、幻想の世界へと迷い込んでいく・・・。『死の都』はウィーンで活躍していたコルンゴルトが23歳の時、1920年に初演。瞬く間に各国で上演され人気作品となりますが、その後、ナチスにより上演禁止の措置を取られます。近年になって再評価が進み、世界中のオペラハウスでこぞって上演されるようになりました。コルンゴルトの音楽は、R.シュトラウス、マーラーを思わせる後期ロマン派の作風で、甘美でロマンティックな旋律、豊潤な管弦楽が魅力です。当代随一のパイル歌いであるケールを迎えるなど、万全の布陣での上演にどうぞご期待ください。

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