毎日新聞・地方版より「ミュージック・音楽:学生音コン・声楽部門 高校の部・鈴木さん、大学の部・山田さん 全国へ抱負 /北海道」
毎日新聞 2012年11月05日 地方版
◇鈴木さん「晴れ舞台うれしい」/山田さん「好機生かし頑張る」
10月20日札幌市で開かれた第66回全日本学生音楽コンクール(毎日新聞社主催、NHK後援、ANA協賛)北海道大会声楽部門の本選で、高校の部は鈴木美郷さん(北星学園女子高3年)、大学の部は山田花織さん(北海道教育大岩見沢4年)が全国大会出場を決めた。声楽部門の全国大会は12月4日、横浜市のみなとみらいホールで開かれる。昨年は同部門高校の部で舩木巧さんが3位、大学の部で川島沙耶さんが2位に入っており、今年も期待が大きい。2人に全国に挑む抱負を聞いた。
鈴木さんは昨年度の北海道大会で舩木さんに次ぐ2位だった。中学生まではピアノも得意で、毎日こどもピアノコンクールなどで入賞している。今年度の東京国際声楽コンクール高校生部門で1位になり、東京新聞賞を受賞した。
鈴木さんは「曲が難しいので練習に苦労しました。全日本学生はレベルが高い大会なので、上位に入るのは難しいかもしれません。でも、素晴らしい舞台で歌うことができてうれしいです。緊張しないように歌います」と話した。
山田さんは、昨年度の大学の部で川島さんに次ぐ2位。今年度は中田喜直記念コンクール審査員特別賞、東京国際声楽コンクール大学部門2位と調子を上げている。「北海道大会では自分で気持ちよく歌えたと思います。全国のフィールドで歌う機会は少ないので、チャンスを生かして頑張りたい」と語った。
コンクール後の講評で審査員を代表して札幌大谷高校教諭の清水邦典さんは「声楽人口は減ってきているが、全体にレベルは高くなっている。高校生は、伸び伸びと素直に表現しているのが胸に伝わってきた。大学生は、歌う時に曲の時代背景や場面、主人公の気持ちをさらに深め、一瞬の音楽で表現してほしい。まだ背景に関しての勉強が不足しているように感じる。いい声を出そうとして感動が薄くなっている」と指摘した。
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ミュージック・音楽:毎日学生音コン・バイオリン部門 子供ら真剣な表情で−−札幌 /北海道
毎日新聞 2012年11月05日 地方版
12年度毎日学生音楽コンクール(毎日新聞社北海道支社主催)バイオリン部門の本選が10月27日、札幌市中央区のヤマハアベニューホールで開かれた。同音楽コンクールは北海道で全日本学生音楽コンクール・バイオリン部門が開かれていないため、全国大会への出場権は得られないが、子供たちは真剣な表情で演奏していた。審査後の講評で札幌交響楽団コンサートマスターの伊藤亮太郎さんと、バイオリニストの杉浦美知さんは「何を表現したいのか、自分から発するものを育ててほしい」とアドバイスした。
初めての審査に臨んだ伊藤さんは「これからもっと練習して楽しんで弾いてほしい。音楽をもっと好きになれば、人を引きつけることができるようになります」と語った。「正しい音程、リズムも大切ですが、何を表現したいのか自分から発するものがもっとあっていい。音楽だけでなく広い教養を身につけてください」と話した。
ワシントン生まれ、アメリカで育ちインディアナ大学で学んだ杉浦さんは「アメリカではテクニックは本人が責任を持って磨くもので、先生からは何を表現したいのか自分の意見を聞かれます。皆さんの演奏を聴いて、もっと心に伝わるものがほしいと思いました。もう少し伸び伸びと楽しんで演奏するように心掛けてください。北海道の子供たちは力強い演奏をするとも感じました。これからも頑張ってください」と激励した。
初めての審査に臨んだ伊藤さんは「これからもっと練習して楽しんで弾いてほしい。音楽をもっと好きになれば、人を引きつけることができるようになります」と語った。「正しい音程、リズムも大切ですが、何を表現したいのか自分から発するものがもっとあっていい。音楽だけでなく広い教養を身につけてください」と話した。
ワシントン生まれ、アメリカで育ちインディアナ大学で学んだ杉浦さんは「アメリカではテクニックは本人が責任を持って磨くもので、先生からは何を表現したいのか自分の意見を聞かれます。皆さんの演奏を聴いて、もっと心に伝わるものがほしいと思いました。もう少し伸び伸びと楽しんで演奏するように心掛けてください。北海道の子供たちは力強い演奏をするとも感じました。これからも頑張ってください」と激励した。
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