2012年11月27日火曜日

おとのランチ 小野綾香:ソプラノ、梁取里:メゾソプラノ、別府由佳:ピアノ

平成24年11月27日(火)

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第301回
おとのランチ

新宿三井ビル Lb階



10時20分頃からのリハーサルを11時頃まで聴く。
3人とも実力者。
別府さんのピアノ演奏も魅力的。笑顔が素敵だった。
小野綾香さん中心に会場の音の広がり状態を入念にチェックしている姿がプロ意識満載だった。
リハーサルなのでプログラムの一部しか聴けなかったが、声も素晴らしいしピアノも素敵。
きっと本番は素晴らしい出来だっただろう。

◆プログラム◆
Aプログラム 12:05~ (演奏時間20分程度)
1.小さな空  〔梁取〕
武満徹 作詞/作曲
*詩を武満本人が書いたこの曲は、1962年に作曲され、TBSラジオ・ドラマ『ガン・キング』の主題歌であった。武満の曲は地球、空、海がモチーフになっているものがたくさんあり、その中で、日常のふとした悲しみや寂しさを共感するように歌われる。
2.ぽつねん  〔梁取〕
谷川俊太郎 作詞/武満徹 作曲
*谷川俊太郎が12の詩を書き下ろし、6人の作曲家が2曲ずつ作曲し連載するという、月刊誌『ザ・ゴールド』の企画によりこの曲は作曲された。作曲は1995年。哀しみの中にも温もりを感じさせる雰囲気の多い武満であるが、この曲は響きの中に常に寂しさが漂っている。
3.翼  〔梁取〕
武満徹 作詞/作曲 ブラウエル 編曲
*1995年に自作の歌をポップス編曲者の手に委ねたCDを出した際、ブックレットに次のように書いている。
「《翼》といううたにも書いたように、私にとってこうした営為(いとなみ)は『自由』への査証を得るためのものであって、精神を固く閉ざされたものにせず、いつも柔軟で開かれたものにしておきたいという希い(ねがい)に他ならない。」(CD『石川セリ・翼 武満徹ポップスソング、日本コロンビア』)
4.母  〔小野〕
A.V.コリツォフ 作詞/R.コルサコフ 作曲
*竹下夢二に詩による、ふるさとの母を想う温かい歌曲です。ゆったりした三拍子がノスタルジーを誘います。
5.鐘が鳴ります  〔小野〕
北原白秋 作詞/山田耕筰 作曲
*名コンビ、白秋と耕筰による作品。夕暮れ時、愛しい人を待つ男の切なさを民謡中の旋律で表しています。
6.この道  〔小野〕
北原昨秋 作詞/山田耕筰 作曲
*舞台は札幌。耕筰「母に手をひかれて歩いた道を思い出し、淡い追憶に浸りながらこの曲に親しんでください。」

Bプログラム 12:35~ (演奏時間20分程度)
1.ばらに魅せられた夜うぐいす  〔小野〕
コリツォフ 作詞/R.コルサコフ 作曲
2.高みから吹く風のように  〔小野〕
トルストイ 作詞/R.コルサコフ 作曲
3.歌うな、美しい女よ  〔小野〕
プーシキン 作詞/R.コルサコフ 作曲
*露の作曲家、リムスキー=コルサコフ(1844-1908)。管弦楽やオペラの作曲家として有名な彼ですが、実は77曲ほどもの歌曲を残しました。本日は彼の得意としたエキゾチックな雰囲気を持った曲、爽やかな春の曲、文豪プーシキンの詩を用いた曲、彼の魅力あふれる代表曲3曲。
4.落胆  〔梁取〕
レムケ 作詞/ブラームス 作曲
*1877年、レムケの詩に付曲した作品72の中の一曲。安らぎを求め、海辺に座り波を眺めている。風と波がこの激しい心を穏やかにするはずなのに、なぜ涙を流すのかと歌っている。
5.五月の夜  〔梁取〕
ヘルティ 作詞/ブラームス 作曲
*この曲は叙情詩人ヘルティの詩に、1866年ブラームスが作曲した。情景描写と共に、主人公の切実な思いと寂しさが浮かび出ている。「私はこの世であなたに逢うことはできるのだろうか?」と、寂しい涙が頬を落ちる。
6.舟歌  〔二重唱〕
オッフェンバック 作曲 オペラ「ホフマン物語」より
*舟歌歌劇『ホフマン物語』から「美しい夜、ああ、愛の歌」。ゴンドラの行き交うベネチアを舞台にした名曲です。

◆出演者プロフィール◆

小野 綾香 おの あやか  ソプラノ
東京藝術大学、同大学院修士課程修了。第33回読売中部新人演奏会、第82回横浜新人演奏会出演。文京シビック合唱団定期公演ハイドン「チェチーリア・ミサ」、JT「期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」、三井住友海上にて小児がんと闘う子どものためのチャリティーコンサート、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2012等に出演。現在、同大学博士後期課程1年次在学中。これまでに小泉惠子、永井和子の各氏に師事。

梁取 里 やなとり さと  メゾソプラノ
福島県出身。都留文科大学文学部初等教育学科卒業。東京藝術大学音楽学部声楽科を経て、同大学大学院音楽研究科修士課程を修了し、現在、博士課程に在籍。ベートーヴェン《第九》、ゲルハルト・ボッセ指揮ハイドン《ハーモニー・ミサ変ロ長調》のアルトソロを務める。また、高関健指揮、R.ワーグナー《ヴェーゼンドンクによる5つの詩》を演奏。これまでに、割谷由美子、清水雅彦、多田羅迪夫、寺谷千枝子の各氏に師事。

別府 由佳 べっぷ ゆか  ピアノ
1988年、山口県生まれ。4歳よりピアノを始める。フンメル国際ピアノコンクール第1位。ホロヴィッツ青少年国際ピアノコンクール第6位。吹田ピアノ音楽コンクール デュオ部門第2位(最高位)。フッペル鳥栖平和祈念コンクール ソロ部門第3位。リカルド・ヴィニェス国際ピアノコンクール第2位。藝大在学中にモーニングコンサートに出演。卒業時に同声会賞を受賞。同新人演奏会、読売新人演奏会に出演。現在、東京藝術大学大学院修士課程に在籍中。

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