モーニングコンサート 第１２回 東京藝術大学奏楽堂 下路詞子：クラリネット、伏木唯：ピアノ：

平成２４年２月９日（木）
１１：００～１２：２０

今日は久しぶりにいい天気。１０時半頃東京藝術大学の構内に入ると凄い人数が並んでいる。思った以上の人気だ。ピアノの伏木さんだろうか。奏楽堂に入ると席はすぐにうまってくる。満席で演奏がスタートする。
指揮は、松尾葉子さん。演奏は、藝大フィルハーモニア。
前半は、クラリネットの下路詞子さん。都立西高等学校出身の才媛。春から大学院に進むとのこと。
C.M.ウェーバーのクラリネット協奏曲を熱演してくれた。この大勢の観客を前にして演奏できる喜びが音に出ているように思い感動した。
後半の伏木さんは、まだ三年生。いよいよモーニングコンサートも次の世代に進み始めた。どんどん若い演奏家が育って来る。追われる方も大変だろう。伏木さんは、第７９回日本音楽コンクールで入賞している実力派。今日もショパンのピアノ協奏曲第１番。約４０分の演奏に引き込まれてしまった。素晴らしい感動をありがとうございます。

モーニング・コンサート　第１２回
東京藝術大学奏楽堂
２０１２年２月９日（木）
指揮：松尾葉子
演奏：藝大フィルハーモニー

前半
◆下路詞子（４年）　Ｕｔａｋｏ　Ｓｈｉｍｏｊｉ
Ｃ．Ｍ．ウェーバー：クラリネット協奏曲　第２番　変ホ長調　Ｏｐ．７４
（演奏時間約２３分）

東京都出身。武蔵野音楽大学附属音楽教室にて、１１歳よりクラリネットを始める。サイトウ・キネン・フェスティバル松本『子どものための音楽会』、武生国際音楽祭等に出演。また、２０１２年３月には小澤征爾音楽塾オペラプロジェクトⅩⅠ『蝶々夫人』への参加、４月に同声会新人演奏会への出演を予定している。
これまでにクラリネットを矢野裕子、三倉麻美、山本正治の各氏に、室内楽を河村幹子氏に師事。ヴェンツェル・フックス、パスカル・モラゲス各氏のマスタークラスを受講。東京都立西高等学校卒業、東京藝術大学音楽学部４年次在学、春から同大学院に進学の予定。

後半
◆伏木唯（３年）　Ｙｕｉ　Ｆｕｓｈｉｋｉ
Ｆ．ショパン：ピアノ協奏曲　第１番　ホ短調　ｏｐ．１１
（演奏時間約４０分）

１９９１年生まれ。北海道出身。
４歳よりヤマハ音楽教室にてピアノを始める。
２００４年第２８回ＰＴＮＡ　Ｇ級銀賞、王子賞、洗足学園前田賞、審査員基金海外派遣費補助。２００５年札幌ヤマハアベニューホールにてリサイタル開催。２００８年第１６回北海道ショパン学生ピアノコンクール金賞、北海道新聞社賞、審査員特別賞。２０１０年第２９回飯塚新人音楽コンクール第２位。第７９回日本音楽コンクール入選、東京フィルハーモニー交響楽団と共演。２０１１年、大学内でアリアドネ・ムジカ賞を受賞。同年１１月、横須賀芸術劇場ヨコスカ・ベイサイド・ポケットにてリサイタル開催。２０１２年２月１７日、カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」にてリサイタル開催予定。
カワイ音楽振興会主催第７回ロシアン・ピアノスクールｉｎ東京受講。クールシュヴェール夏季国際音楽アカデミー参加、受講生コンサート出演。
これまでにピアノデュオを角野裕氏に、ピアノを小熊倫子、浜田典子、北島公彦、青柳晋の各氏に師事。現在、東京藝術大学音楽学部３年在学中。２０１１年度ヤマハ音楽振興会音楽支援制度奨学生。

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松尾葉子
セントラル愛知交響楽団首席客演指揮者。
１９８２年フランスのブザンソン国際指揮者コンクールで女性として初めて、また日本人としては小澤征爾についで二人目の優勝という壮挙により、一躍注目を集めた。名古屋市生まれ。
１９７５年お茶の水女子大学教育学部音楽科を卒業後、東京藝術大学指揮科に入学、同大学大学院に進む。１９８１年、国際ロータリー財団の奨学生としてフランスに留学、パリ・エコールノルマル音楽院指揮科でピエール・デルヴォー氏に師事。１９８２年にブザンソン指揮者コンクールで優勝。２００８年より東京藝術大学指揮科招聘教授。