平成24年2月6日(金)
18:30~19:45
東京藝術大学音楽学部 奏楽堂
山本美樹子
課程博士演奏学位審査会
昼間降っていた雨は殆ど止む。気持ち寒さが緩む。
観客は100名程度か。
山本美樹子さんの演奏も良いが、村田千佳さんの伴奏は素晴らしい。
プログラム
L.v.ベートーヴェン:
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第10番 ト長調 作品96
(1812年作曲/初演、1814~15年改訂、1816年出版)
R.シューマン:
ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲 ハ長調 作品131
(1853年作曲、1854年初演/出版)
休憩(10分)
R.シューマン:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番 イ短調 WoO2
(1853年作曲、1956年初演/出版)
プロフィール
山本美樹子 Mikiko Yamamoto
神戸市出身。4歳でヴァイオリンを始める。
兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て、東京芸術大学卒業、同大学大学院弦楽科修士課程を最優秀の成績で修了。現在同大学院室内学科後期博士課程に在学中。
第51回全日本学生音楽コンクール中学校の部大阪大会第2位。第53回同コンクール高校の部第1位。大学卒業時に同声会賞を受賞し、推薦演奏会に出演。
2010年には、大阪いずみホールにて日本演奏連盟主催のリサイタルを開催した。
室内楽にも積極的に取り組み、弦楽四重奏ではリゾナーレ室内楽セミナーにて奨励賞、ハイドン賞、最優秀賞の緑の風音楽賞を受賞。奨学金を授与される。また松尾学術振興財団に音楽助成奨学金を受け、マツオコンサートに出演。芸大では選抜されて室内楽定期演奏会に3度出演した他、ハイドンシリーズやメンデルスゾーンシリーズなど室内楽プロジェクトの演奏会に出演。また、六花亭期待の若手演奏家シリーズ、JTが育てるアンサンブルシリーズなど各地の演奏会にも多数出演し、ピアノ三重奏、四重奏、弦楽五重奏など様々な編成の室内楽作品に取り組む。
現在は、演奏活動とともに、藤本一子氏の指導のもと、シューマンの後期室内楽作品の研究を進めている。
これまでにヴァイオリンを木田雅子、田村知恵子、宋倫匡、ジェラール・プーレ、岡本潔の各氏に、室内楽を松原勝也、山崎伸子の各氏に師事。
村田千佳 Chika Murata
東京藝術大学音楽学部付属音楽高等学校を経て、同大学卒業、同大学院修了。2003年より渡欧、文化庁芸術家在外研究員奨学金を得てウィーン国立音楽大学大学院ピアノ科、及びピアノ室内学科(ハイドン研究所)終了。在籍時同時に同室内学科助手として後進の指導も務めた。第2回和歌山音楽コンクール優勝、第42回全日本学生音楽コンクール、第11回宝塚ベガ音楽コンクールをはじめ数々のコンクール、オーディションに入賞。2006年オーストリアThomastik‐Infeld‐Preis受賞、2009年国際シューベルト・現代曲コンクール入選、国際ハイドン室内楽コンクール特別賞受賞。日本をはじめ、オーストリア、ドイツ、イタリア、スイス、セルビアなどでコンサート活動をし、2003年~2007年のベルリンフィルハーモニーホールでの協奏曲シリーズも好評を博す。ピアノ室内楽では内外の著名な演奏家と共演、その信頼は篤く帰国後もさまざまな活動を展開しながら自身のフィールドを開拓している。平成22年度和歌山県大桑文化奨励賞受賞。これまでにピアノを出口美智子、小林仁、迫昭嘉、マーティン・ヒューズの各氏に、室内楽を松原勝也、岡山潔、アヴォ・クユムジャン、ヨハネス・マイスルの各氏に師事。現在東京藝術大学室内学科講師、聖徳大学大学院音楽研究科講師。
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