2013年3月20日水曜日

早春賦~バリトンとピアノが織りなす歌曲の調べ~ 原田圭:バリトン、小松紀子:ピアノ

平成25年3月19日(火)

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第312回
早春賦~バリトンとピアノが織りなす歌曲の調べ~

2013年3月19日(火)
12:05~ 12:35~ 2回公演(演奏時間20分程度)
新宿三井ビル Lb階


*リハーサルが10:17頃から始まる。完全に本番形式で素晴らしい演奏。曲説明などもマイクを使って行う。原田さんは歌曲が得意。春にちなんだ選曲。イタリア歌曲、ドイツ歌曲、日本歌曲、フランス歌曲とバランス良く歌う。小松さんのピアノも素晴らしかった。11:04頃まで続く。
時間の都合でリハーサルしか聞けなかったが大満足だった。

◆プログラム◆

Aプログラム 12:05~
1.陽はすでにガンジス川から  〔原田〕
ベルニーニまたはコンティーニ 作詞/スカルラッティ 作曲
*イタリア古典歌曲。ガンジス川から昇った太陽の光が露にきらめき草木を照らす情景を生き生きと歌う。
2.優雅な月よ  〔原田〕
作詞者不明/ベッリーニ 作曲
*ベッリーニ作曲「3つのアリエッタ」の第3曲目。夜空に浮かぶ月を眺めつつ恋人を想いながら歌う。
3.即興曲D.899 op.90‐2  〔小松・ピアノソロ〕
シューベルト 作曲
*3部形式で、なめらかな速いパッセージを主体とした主部と、短調の雄弁かつ叙情的な中間部からなる作品。
4.春の信仰  〔原田〕
ウーラント 作詞/シューベルト 作曲
*シューベルトの作品。自然や生命の息吹を感じる「春」、恐れることなく自分も新たに歩んでいこうと歌う。
5.献呈  〔原田〕
リュッケルト 作詞/シューマン 作曲
*シューマンの歌曲「ミルテの花」第1曲。結婚式の前夜に妻となるクララに捧げられた曲。

Bプログラム 12:35~
1.早春賦  〔原田〕
吉丸一昌 作詞/中田章 作曲
*1913年に吉丸一昌作詞、中田章作曲による日本の唱歌。長野県大町市、安曇野あたりの早春の風景を歌っている。
2.野の羊  〔原田〕
大木惇夫 作詞/服部正 作曲
*服部正作曲による作品。快活でコミカルなリズムの中に牧歌的でのどかな田舎の風景が浮かんでくる。
3.かごかき  〔原田〕
貴志康一 作詞・作曲
*大阪の籠かきが客を乗せて大阪の名所を回るさまを歌った曲。大阪城、天神祭等の名所が数多く登場する。
4.アラベスク第1番  〔小松・ピアノソロ〕
ドビュッシー 作曲
*ドビュッシーの最も初期の代表作の一つ。美しいアルペジオが印象的に用いられた情緒豊かな作品。
「ドゥルシネーア姫に思いを寄せるドン・キホーテ」より
5.第1曲 “空想的な歌”  〔原田〕
6.第3曲 “酒の歌”  〔原田〕
モラン 作詞/ラヴェル 作曲
*ラヴェルが1932年から1933年にかけて作曲した3曲からなるオーケストラ伴奏の連作歌曲。本日は2曲を演奏する。

◆出演者プロフィール◆

原田 圭  はらだ けい  バリトン
東京藝術大学卒業。同大学院修了。博士号(音楽)取得。安宅賞受賞。「藝大メサイア」公演のソリストとしてデビュー。東京文化会館新進音楽家オーディション声楽部門合格。第16回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。第77回日本音楽コンクール入選。新国立劇場「黒船」、二期会「魔笛」、日生劇場「夕鶴」等のオペラ、宗教曲のソリストとして多数出演。現在、東京藝術大学声楽科助手。上野学園大学講師。二期会会員。

小松 紀子  こまつ のりこ  ピアノ
東京藝術大学音楽学部器楽科卒業、同大学院修士課程修了。第11回かながわ音楽コンクール総合第1位。神奈川フィルと共演。第5回エトリンゲン国際青少年ピアノコンクール(ドイツ)第5位入賞。東京文化会館新進音楽家オーディション合格、デビューコンサートに出演。ニューヨーク国際音楽祭参加。大学院在学中、藝大声楽科ティーチングアシスタントを務める。現在、後進の指導や声楽等の共演ピアニストとして活動している。

新宿三井ビルの周辺は春模様
 


 
 

0 件のコメント: