2011年2月14日月曜日

新国立劇場でオペラ『椿姫』を堪能。チョーフィさん素敵!


 
 
 
 
 
 
 
 
 
2011年2月14日(月)
新国立劇場でオペラ『椿姫』初日を観覧。
 
Z席を手に入れるために、朝7時前に新国立劇場に。10番目に並ぶ。その後余り人が並ばず、10時に販売開始の時にはまだ余裕があったようだ。
1,500円でZ席を購入し、パンフレット1,000円の合計2,500円。
ヴィオレッタ役のチョーフィさんのソプラノは最高だった。ジェルモンのガッロさんのバスも素敵。当然アルフレッド役のキムさんも素晴らしい。主役3人の出来が良かったので満足した。
 
Giuseppe Verdi / LA TRAVIATA
ジュゼッペ・ヴェルディ
椿姫
主催:新国立劇場
2011年2/14(月)6:30 17(木)2:00 20(日)2:00 23(水)7:00 26(土)2:00
オペラパレスーOPERA PALACE
 
全3幕 イタリア語上演 字幕付
原作 アrクサンドル・デュマ・フィス
台本 フランチェスコ・マリア・ピアーヴェ
作曲 ジョゼッペ・ヴェルディ
 
指揮 広上淳一
演出 ルーカ・ロンコーニ
装置 マルゲリータ・バッリ
衣裳 カルロ・マリア・ディアッピ
照明 セルジオ・ロッシ
振付 ティツィアーナ。コロンボ
再演演出 新国立劇場 演出チーフ 三浦安浩
合唱指導 三澤洋史
音楽ヘッドコーチ 石坂宏
舞台監督 斉藤美穂
 
合唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京交響楽団
 
芸術監督 尾高忠明
 
ヴィオレッタ パトリツィア・チョーフィ
アルフレッド ウーキュン・キム
ジェルセン ルチオ・ガッロ
フローラ 小野和歌子
ガストン子爵 樋口達哉
ドゥフォール男爵 小林由樹
ドビニー侯爵 東原貞彦
医師グランヴィル 鹿野由之
アンニーナ 渡辺敦子
ジョゼッペ 竹内公一
使者 黒田諭
フローラの召使い 佐藤勝司
 
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カヴァー
  安藤寿美子(ヴィオレッタ)
  樋口達哉(アルフレード)
  上江隼人(ジェルモン)
  富岡明子(フローラ)
  児玉和弘(ガストン子爵)
  塩入功司(ドゥフォール男爵)
  原田圭(トビニー侯爵)
  タン・ジュンボ(医師クランヴィル)
  鈴木涼子(アンニーナ)
 
あらすじ
第1幕
 19世紀半ばのパリ。8月のある夜。貧しい境遇から身を起こして売れっ子になった高級娼婦のヴィオレッタは、パトロンたちのつぎ込んだお金で享楽的な日々を送っていたが、無理がたたって結核にかかっていた。今宵もヴィオレッタのアパートメントの豪華なサロンでは、贅をつくしたパーティが始まったところ。そこへガストン子爵に連れられて、プロヴァンス出身の青年アルフレードがやってくる。アルフレードは1年前にヴィオレッタを街で見かけた時から、彼女に恋い焦がれていたのだ。真摯で情熱的な告白にヴィオレッタの心も動き、椿の花を渡して逢引の約束をする。有頂天になって帰途につくアルフレード。真実の恋を予感するヴィオレッタだが、同時に穢れたわが身には享楽的な人生こそふさわしいと、自嘲的な気分にもあるのだった。
 
第2幕
 アルフレードの想いは実った。ヴィオレッタは彼の求めに応じて夜の世界から身を引き、パリ郊外の田舎家で愛の生活を送っている。しかし世間知らずのアルフレードは、ヴィオレッタが財産を処分して生活費を捻出しているということすら知らなかった。1月のある日、息子が娼婦にたぶらかされたと信じたアルフレードの父ジェルモンが現れ、自分の娘、つまりアルフレードの妹の縁談がヴィオレッタのせいでだめになりかかっているからと、別れを強要する。過去に負い目を持つヴィオレッタは、ジェルモンの申し出を泣く泣く受け入れ、理由も告げずにアルフレードのもとを去る。
 何も知らないアルフレードは、ヴィオレッタに裏切られたと信じ込み、娼婦仲間のフローラ邸での舞踏会にかつてのパトロンであるドゥフォール男爵と現れたヴィオレッタを、怒りに任せるまま一同の前で侮辱。ヴィオレッタは絶望に打ちのめされながらも、いつかこの愛を分かってほしいと願うのだった。
 
第3幕
 ヴィオレッタがアルフレードと別れて1ヵ月ばかりが過ぎた。彼女の病は悪化し、死を待つばかりになっている。ヴィオレッタの命をつなぎとめているのは、息子にすべてを打ち明けたので、近々謝罪に行くだろうと書いてよこしたジェルモンからの手紙だけだった。だが待っても待っても、愛しい人は現れない…窓の外から聞こえる謝肉祭の賑わいをよそに、泣き崩れるヴィオレッタ。
 とつぜん音楽が沸く。アルフレードがやってきたのだ。続いてジェルモンも。歓喜し、協会に行って誓いを立てたいと服を着ようとするヴィオレッタだが、やせ細った体にはもうその力も残されていなかった。一同が悲しみに暮れるなか、ヴィオレッタは息を引き取る。
 
Staff & Cast
指揮 広上淳一 Conductor Hirokami Junichi
 東京音楽大学指揮科卒業。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。08年から京都市交響楽団常任指揮者。新国立劇場初登場。
 
ヴィオレッタ パトリツィア・チョーフィ(ソプラノ)
Violetta Patrizia Ciofi Soprano
 シエナ生まれ。これまでにミラノ・スカラ座、ウイーン国立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、バルセロナのリセウ歌劇場、フェニーチェ歌劇場などに出演。レパートリーには『フィガロの結婚』スザンナ、『椿姫』ヴィオレッタ、『ルチア』タイトルロール、『連隊の娘』マリーなどがある。本年はサン・ディエゴで『ばらの騎士』ソフィー、ビルバオで『ロメオとジュリエット』ジュリエット、オランジュ音楽祭『リゴレット』ジルダなどに出演予定。新国立劇場初登場。
 
アルフレード ウーキュン・キム(テノール)
Alfredo Germont Woo Kyung Kim Tenor
 ソウル生まれ。03/04シーズンよりザクセン州立歌劇場の専属歌手。これまでにバイエルン州立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラなどに出演。レパートリーには『魔笛』タミーノ、『マクベス』マクダフ、『リゴレット』マントヴァ公爵、『ファウスト』タイトルロールなどがある。今後はバイエルン州立歌劇場『ラ・ボエーム』ロドルフォ、ザクセン州立歌劇場『仮面舞踏会』リカルットなどに出演予定。新国立劇場初登場。
 
ジェルモン ルチオ・ガッロ(バリトン)
Giorgio Germont Lucio Gallo Baritone
 イタリア・タラント生まれ。ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ウイーン国立歌劇場、ベルリン州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭などで活躍。『マクベス』タイトルロール、『ドン・ジョバンニ』タイトルロール、『トスカ』スカルピア、『リゴレット』タイトルロール、『さまよえるオランダ人』オランダ人などを演じている。新国立劇場では『西部の娘』ジャック・ランス、『ドン・ジョバンニ』タイトルロール、『オテロ』イアーゴに出演している。

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