平成25年2月7日(木)
10時20分頃奏楽堂に向かう
早くも長い行列が
モーニング・コンサート
11:00 開演
東京藝術大学奏楽堂
2013年2月7日(木)
指揮:ダグラス・ポストック Douglas BOSTOCK
(スイスのアールガウ交響楽団常任指揮者、ハルウィル・オペラ音楽祭音楽監督、チェコ室内ハーモニー首席客演指揮者。これまでにカールスバッド交響楽団、南西ドイツ・フィルハーモニー音楽監督、ミュンヘン交響楽団首席客演指揮者、日本では東京佼成ウインドオーケストラの常任指揮者、首席客演指揮者を歴任。東京藝術大学招聘教授。)
演奏:藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)
【前半】
◆松木 さや (4年) Saya Matsuki
尾高尚忠:フルート小協奏曲 op.30a (演奏時間約17分)
第1楽章 Allegro con spirite
第2楽章 Lento‐Allegretto
第3楽章 Motto vivace
フルート小協奏曲は、尾高尚忠が日本交響楽団に迎えられた5年後の1947年に作曲され、初演は森正のフルート、日本交響楽団と作曲者である尾高尚忠の指揮で演奏された。
1990年生まれ。千葉県出身。9歳よりフルートを始める。
第62回全日本学生音楽コンクールフルート部門高校の部東京大会第1位、全国大会第1位。
第29回日本管打楽器コンクールフルート部門第1位、文部科学大臣賞、東京都知事賞、東京ニューシティ管弦楽団特別賞受賞。
第23回日本木管コンクールフルート部門第1位、コスモス賞(聴衆賞)、兵庫県知事賞、神戸新聞社賞受賞。
平成24年度優秀学生顕彰文化・芸術分野大賞。
学内にて安宅賞受賞。
これまでに二藤部裕一、佐野悦郎、金昌国、高木綾子の各氏に師事。
室内楽を三界秀実、寺本義明、岡崎耕治の各氏に師事。
ピエール=イヴ・アルトー、ソフィー・シェリエ、パトリック・ガロワ、アンドラーシュ・アドリアン、ヘンリック・ヴィーゼのマスタークラスを受講。
*余りの大入り混雑に少し遅れて演奏開始。松木さんの大好きな曲ということで素晴らしい演奏。大きな拍手。演奏後は少し目が潤んでいたような。これからが楽しみだ。
【後半】
◆藤江 扶紀 (4年) Fuki Fujie
J.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 二長調 op.77 (演奏時間約41分)
第1楽章 Allegro non troppo
第2楽章 Adagio
第3楽章 Allegro giocoso,ma non troppo vivace - Poco piu presto
この曲は1878年、ブラームスが45歳のときに作曲された。前年には交響曲第2番が作曲されており、彼の創作活動が頂点に達した時期とも言える。前年にブルッフのヴァイオリン協奏曲第2番を聴き、ヴァイオリン協奏曲という形式に更なる可能性を感じ作曲する。そしてこのブラームスのヴァイオリン協奏曲の演奏により、あの素晴らしい現在のシベリウスのヴァイオリン協奏曲が生まれた。
1990年、大阪府出身。2002年、全日本学生音楽コンクール全国大会小学校の部第1位。2005年、日本クラシック音楽コンクール全国大会中学校の部最高位。2007年、日本音楽コンクールバイオリン部門第3位。2009年、日本演奏家コンクール大学生の部第1位。2010年、ABC新人オーディション合格。2011年、日本音楽コンクールバイオリン部門第1位。東京藝術大学内にて安宅賞受賞。リサイタルやオーケストラとの共演などの、数多くの演奏会に出演。京都フランス音楽アカデミー、Euro Festival Academyなどの講習会でマスタークラスを受け、スチューデントコンサートに推挙される。2012年3月には、ミュージックアカデミーin宮崎において優秀賞を受賞し、同年5月に開催された宮崎国際音楽祭にも招待された。これまでに、東京交響楽団、京都市交響楽団などと共演。G・プーレ、P・ヴェルニコフ、堀正文の各氏のレッスンを受講。これまでに、本多令子、故工藤千博、清水高師、漆原啓子、漆原朝子の各氏に師事。大阪教育大学附属平野高校を卒業し、現在、東京藝術大学4年在学中。
*昔からブラームスに憧れていたらしいが、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を演奏するのは今回が初めてとのこと。ブラームスに何か壁を感じていたのかも知れないとのこと。
最近は、ブラームスのピアノ協奏曲第2番(ルドルフ・ゼルキンの演奏)に興味を持ち、何度も聴いたらしい。それからブラームスの持つ巨人を思わせるような巨大な一歩の長さ、この時代のほかの協奏曲とは違う、ヴァイオリンがひたすら華やかに活躍し続けるのではない、オーケストラと一体となる、交響曲的な響きに徐々に惹かれるようになって、毎日がとても楽しいとのこと。
ブラームスの魅力を引き出した熱演だった。演奏終了後素晴らしい演奏への大きな拍手が。感極まった表情をしていた。
12:10頃 終演
今日は二人とも素晴らしい演奏だった。
会場も満員。
10時30分過ぎには整理券配布も終了し、その後はキャンセル待ちの行列が。前2列にようやく入れた人がいたらしい。
無料でこんなに凄い演奏が聴けるので人気があるのも良く分かる。しかし平日にこんなに人が集まるなんて、老人が増えたからだろうか。
今日、「東京藝術大学奏楽堂モーニング・コンサート入場料の有料化について」の案内が配布された。
作曲、声楽、ピアノ、オルガン、弦楽、管打楽の各専攻科から選抜された優秀な学生がソリストとして、あるいは作曲者として、藝大フィルハーモニア(東京藝術大学管弦楽研究部)と共演し質の高い充実した演奏を行うことにより、若手音楽家の育成に寄与してきた。今後も音楽教育・研究のさらなる向上を目指して、その一環として、これまで約40年続いてきたこの歴史ある学生達の研鑽の場をより一層高度化し発展させるため、他の学部主催の定期演奏会などと同様に有料化する。
・入場料:1,000円(平成25年3月中旬発売予定)
・実施時期:平成25年4月25日開催のモーニング・コンサートから
・前売販売:藝大アートプラザ(店頭販売のみ)
・当日販売:奏楽堂入口(10:10販売開始予定)
・開演時間:11:00
・未就学児童入場不可
・整理券廃止
終演後に奏楽堂から出る客
昼食は
大浦食堂で日替わり定食
480円
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