2013年2月19日火曜日

春の調べ 中山美紀:ソプラノ、青木海斗:バリトン、谷本喜基:ピアノ

平成25年2月19日(火)

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第309回
春の調べ

2013年2月19日(火)
12:05~ 12:35~ 2回公演(演奏時間20分程度)
新宿三井ビル Lb階

*リハーサルを聴いてからJTホールに行くつもりだったが、リハーサルで中山美紀さんの歌声を聴いていたらもっと聴きたくなってそのまま本番も聴くことにした。
いつもより女性の客が早くから席を確保していた。ピアノの谷本喜基さんの関係者か。
中山さんは、前半の「嵐の海で難破した小舟は」「春の声」が素晴らしかった。また聴きたいと思った。青木さんはまだ声が若い気がする。男性はやはり熟成が必要だ。髪型は杉並学園高校らしく石川遼と似ている気がした。殆ど同年代か。ピアノの谷本さんは、ロビーの音の響きを凄く気にしていろいろ試していた。歌えるピアニストとしてこれから成長していくのだろう。
大学も入試の季節で授業も一段落で現役大学生が今週と来週の2週続けて出演する。若手に注目。

◆プログラム◆

Aプログラム 12:05~
1.5・・・10・・・20・・・  〔二重唱〕
W.A.モーツァルト 作曲 歌劇「フィガロの結婚」より
*このオペラの冒頭の二重唱です。今日結婚式をあげる幸せな様子が伝わってくるでしょうか。
2.霧と話した  〔中山〕
鎌田忠良 作詞/中田喜直 作曲
*失われた恋を回想する女性の切ない曲です。
3.初恋  〔青木〕
石川啄木 作詞/越谷達之助 作曲
*舞台は函館の大森浜。後に啄木の妻となった節子との出会いは、14歳の頃だったそうです。
4.嵐の海で難破した小舟は  〔中山〕
G.F.ヘンデル 作曲 歌劇「ジュリアス・シーザー」より
*死んでしまったと思ったシーザーが生きてかえって来たという喜びを終始華やかなコロラトゥーラで歌われます。
5.ドン・ファンのセレナーデ  〔青木〕
A.トルストイ 作詞/P.チャイコフスキー 作曲
*好色な貴族としての伝説を残すスペインのドン・ファン。ニセータ、早くバルコニーに出ておいでと誘惑します。
6.オー・ソーレ・ミーオ  〔二重唱〕
ナポリ民謡
*言わずと知れたイタリアのカンツォーネ。あなたは私の太陽!と歌うとても明るい曲です。

Bプログラム 12:35~
1.翼  〔青木〕
武満徹 作詞・作曲
*日本歌曲としては珍しいジャジーな曲。晴れわたる青空を思い浮かべてお聴きください。
2.小さな空  〔中山〕
武満徹 作詞・作曲
*童謡のようなメロディーの中に、幼い日の優しい思い出や少し苦い記憶を思いおこします。
3.闘牛士の歌  〔青木〕
G.ビゼー 作曲 歌劇「カルメン」より
*フランスオペラを代表する作品。花形闘牛士エスカミーリョが、酒場の仲間と乾杯しながら闘牛の歌を歌います。
4.春の声  〔中山〕
R.ジュネ 作詞/J.シュトラウスⅡ 作曲
*待ちに待った明るい春がやってきた喜びを歌う、ソプラノのために作曲された有名なワルツです。
5.唇は語らずとも  〔二重唱〕
F.レハール 作曲 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より
*「口にしなくても手を握り合う度はっきりわかる、本当にあなたを愛している」と歌われる、愛の二重唱です。

◆出演者プロフィール◆

中山 美紀  なかやま みき  ソプラノ
神奈川県横浜市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科在籍。第19回日本クラシック音楽コンクール声楽部門ジュニア女子の部本選優秀賞、全国大会入選。第66回全日本学生音楽コンクール声楽部門東京大会大学の部第1位。ハンガリーにてUjvarosi Andrea氏のレッスンを受講。声楽を今関智子、大島洋子の両氏に、バロック歌唱法を野々下由香里氏に師事。

青木 海斗  あおき かいと  バリトン
東京都出身。私立杉並学園高等学校卒業。現在、東京藝術大学音楽学部声楽科在籍。これまで声楽を、玉木豊、井上雅人、ロバート・ハニーサッカー、井原直子、勝部太の各氏に師事。

谷本 喜基  たにもと よしき  ピアノ
和歌山県出身。5歳よりピアノを始め、高校2年次より声楽に転向。東京藝術大学音楽学部声楽科に在籍。声楽を鎌田直純、片桐直樹、吉田浩之の各氏に、ピアノを原田泉、笠松淑美、滝浪ゆかり、白石光隆に師事。稲門グリークラブシニア会ピアニスト。

 
荻窪税務署の裏手からみた
太宰治の下宿していた建物。
前からしか見たことがなかった。

寒々とした天気の新宿三井ビル
 

リハーサル前のロビー
 

新宿三井ビル1Fに飾られているお雛様
 

リハーサルが終わってビルを出たら
雪が舞っていた
 

昼食は都庁32階の食堂で
レバニラ定食
600円
 


 

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