2012年4月23日月曜日

新国立劇場オペラパレスでオペラ『ドン・ジョヴァンニ』を堪能する

平成24年4月22日(日)
新国立劇場の『ドン・ジョヴァンニ』は24日(火)のチケットを
持っていたが、今日のZ席(1,500円)の抽選に当たったため
見に行くことにした。


今日は日曜日でチケットは全て売れ切れている。
『ドン・ジョヴァンニ』は、
史上最強のプレイボーイ、ドン・ジョヴァンニの華麗なる恋の遍歴と
衝撃的な最期を描いたモーツァルト永遠の名作だ。
疾走感溢れるストーリー展開が数々の美しいアリアで飾られ、
その劇的でデモーニッシュな魅力はモーツァルトのオペラの中でも
他に類を見ない。
強烈なカリスマ性を持つドン・ジョヴァンニに加え、
彼を取り巻く3人の女性の揺れる心模様にも注目しよう。
演出のアサガロフは、
ドン・ジョヴァンニを実在の色男カサノヴァになぞらえ、
舞台を18世紀後半のヴェネツィアに移している。

タイトルロールは、現在メトロポリタン歌劇場などで
大人気を誇るマリウシュ・タヴィエテェン。
現在望みうる最高のドン・ジョヴァンニとも言われ、
2011年10月にもMETに同役で出演、絶賛を博したばかり。
他のキャストには、
08年初演でドンナ・エルヴィーラを演じたミコライが今回は
ドンナ・アンナで登場、透明な美声で注目のアメリカの新星
キャベル、ウィーンで活躍する平野和、マリインスキー劇場
所属のシュトーダなど若手注目株が勢ぞろい。



W.A.モーツァルト
ドン・ジョヴァンニ
全2幕/イタリア語上演/字幕付
台本 ロレンツォ・ダ・ポンテ
作曲 ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト

2012年4月22日(日) 14:00開演

指揮:エンリケ・マッツォーラ
*スペイン・バルセロナ生まれ。ミラノのジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で指揮と作曲を学ぶ。本年9月イル・ド・フランス国立管弦楽団音楽監督に就任予定。
演出:グリシャ・アサガロフ
*ドイツ・ジーゲン生まれ。91年からチューリッヒ歌劇場芸術監督。

美術・衣裳:ルイジ・ペーレゴ
照明:マーティン・ゲプハルト
再演演出:田尾下哲
合唱指揮:三澤洋史
音楽ヘッドコーチ:石坂宏
舞台監督:斉藤美穂

合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
チェンバロ:小埜寺美樹

芸術監督:尾高忠明

ドン・ジョヴァンニ:マリウシュ・クヴィエチェン(バリトン)
*ポーランド・クラコフ生まれ。メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤルオペラ、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、ボリショイ劇場など世界各地で活躍。国際的キャリアを築くきっかけのもなった『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロールのほか、『フィガロの結婚』アルマヴィーヴァ伯爵、『エウゲニ・オネーギン』タイトルロール、『ルチア』エンリーコ、『清教徒』リッカルド、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、シマノフスキ『ロジェ王』タイトルロールなどをレパートリーとする。新国立劇場初登場。
騎士長:妻屋秀和(バス)
*東京藝術大学卒業、同大学大学院オペラ科修了。藤原歌劇団団員。
レポレッロ:平野和(バス)
*日本大学芸術学部、ならびにウィーン国立音大修士課程を首席で修了。07年グラーツ歌劇場と、08年よりウィーン・フォルクスオーパーと専属歌手として契約。
ドンナ・アンナ:アガ・ミコライ(ソプラノ)
*ポーランド生まれ。ボズナニの音楽アカデミーで学んだ後、E.シュヴァルツコップに6年間師事。02年~07年バイエルン州立歌劇場のメンバーとして活躍。ミラノ・スカラ座、パリ・オペラ座、ベルリン州立歌劇場、モンテカルロ歌劇場、ボリショイ劇場などに出演。
ドン・オッターヴィオ:ダニール・シュトーダ(テノール)
*ロシア生まれ。99年よりマリインスキー・アカデミーで学んだ後、マリインスキー劇場のソリストとなる。これまでに英国ロイヤルオペラ、バイエルン州立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、パリ・シャトレ座、メトロポリタン歌劇場、ザルツブルク音楽祭などに出演。新国立劇場初登場。
ドンナ・エルヴィーラ:ニコル・キャベル(ソプラノ)
*カリフォルニア生まれ。イーストマン音楽学校で声楽を学ぶ。メトロポリタン歌劇場、ワシントン・オペラ、英国ロイヤルオペラなどで活躍。新国立劇場初登場。
マゼット:久保和範(バス・バリトン)
*東京藝術大学卒業、同大学大学院修士課程独唱科修了。オペラ研修所第9期修了。平成7年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークに留学。第1回ヴォーチェブリランテコンクール第1位優勝。第6回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。二期会会員。
チェルリーナ:九嶋香奈枝
*東京藝術大学卒業。新国立劇場オペラ研修所第4期修了。文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノに留学。05年にはギリシャ・アテネにて『魔笛』(ミヒャエル・ハンぺ演出)に招聘され出演。第54回全日本学生音楽コンクール第1位、HIMESコンクール第1位。二期会会員。

カヴァー:
与那城敬(ドン・ジョヴァンニ)
大澤健(騎士長)
北川辰彦(レポレッロ)
吉田珠代(ドンナ・アンナ)
鈴木准(ドン・オッターヴィオ)
佐藤康子(ドンナ・エルヴィーラ)
町英和(マゼット)
鈴木愛美(ツェルリーナ)


1回休憩がある。
近くのマクドナルドでコーヒーとハンバーガーを食べる。
コーヒーはこの20日から1杯100円となった。
しかしながらお代わりはできませんと案内がしてあった。


モーツァルトの素晴らしい曲が次々と演奏される。
タイトルロールのクヴァイチェンだけでなく、皆素晴らしい歌声。あっというまにエンディングへとつながる。「悪人の末路はこの通り」で感動的に終わる。
カーテンコールは、10分以上ブラヴォーの声が終わらずに続く。
もう一回火曜日に観れるのが本当に楽しみだ。

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