2012年4月20日金曜日

杉並公会堂で日本フィルの公開リハーサルを楽しむ

平成24年4月20日(金)
杉並公会堂大ホールで日本フィルハーモニー交響楽団の公開リハーサルに行く。
開場は12時半。少し過ぎてから会場に行ったが順調に入場できた。
今日の入りは9割程度か。後ろのほうに座ったがまだ座席に余裕があった。
ステージでは楽団員が私服で練習に余念がない。
出演は、指揮が広上淳一。東京生まれ。東京音大指揮科に学ぶ。Tシャツの背中が「京響」となっているなと思って見ていたら、現在京都市交響楽団常任指揮者なのだ。背が低いがパワフルという印象。
ゲスト・コンサートミストレルは、物集女純子(もずめ じゅんこ)さん。洗足学園音楽大学でヴァイオリンを教えているらしい。16歳で渡米。ジュリアード音楽院卒業。同大学院及びプロフェッショナルスタディズ修了。ヴィルトォーゾ横浜メンバー。
今日の公開リハーサルは、明日の横浜定期のリハーサルなので、起用されたのか。
練習曲目は、
■イベール:《寄港地》~3つの交響的絵画
ジャック・イベール(1890~1962年)
《寄港地》~3つの交響的絵画
《寄港地》はイベールの海外時代の航海経験やローマ留学中に各地を旅した印象が、3つの楽章中の随所に盛り込まれ、異国情緒に満ちた雰囲気と色彩感あふれる詩情とが“音楽のクルージング”を楽しませてくれる名品。第1曲:ローマ~パレルモ、第2曲:チュニス~ネフタ、第3曲:バレンシア。
■ベルリオーズ:ローマの謝肉祭
エクトル・ベルリオーズ(1803~1869年)
ローマの謝肉祭
もともと歌劇の前奏曲として作曲された。後年、独立した演奏会序曲として取り上げられるようになった。イタリアの民族舞踊サルタレッロの急速な躍動感と、抒情的なメロディーは南欧と地中海の明るい魅力にあふれ、オーケストラをまばやく輝かせている。

広上さんのダイナミックな指揮ぶりと、曲の解釈を興味深く聞かせてもらった。
明日の横浜定期の聴きどころは、パンフレットによれば、
「作品の敬愛にあふれ、天性のバランス感覚と作曲家への造詣で、ホールを音楽の喜びを満たしてくれる広上淳一。今回は、ラテンの明るさと生命感にあふれたフランス人作曲家の作品を披露します。小粋でスタイリッシュなドリーブ、鮮やかな管弦楽法とエキゾティックなムードに酔いしれるイベール、上品で感傷的なラヴェル、そして指揮台で笑顔全開のマエストロの表情が見えるような、生き生きとしたベルリオーズ。オーケストラのパレットからさまざまな色彩を引き出す広上マエストロの魅力あふれるプログラム。それぞれの楽器の音色感やダイナミズムもお楽しみいただけることでしょう。
また、躍進著しいメゾソプラノ・富岡明子が、初めて公の場でカルメンを歌います。メゾの花形レパートリーとして欠かすことのできないカルメンを、恵まれた資質を持つ彼女がどう表現するのか、オペラファンならずとも絶対に眼が離せません!」
ちなみに富岡明子さんは、「東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。在学中に安宅賞受賞。卒業時にアカンサス音楽賞ならびに同声会賞受賞。同大学大学院修了。イタリア・パルマ音楽院に学び、2008年首席にて学位取得。2008年日本音楽コンクール2位。二期会会員。」

約1時間リハーサルを愉しみ2時にホールを後にした。
外は曇り空で少し雨模様。(気になる程度ではなかったが)

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