2012年4月26日木曜日

2012年度 モーニング・コンサート 第1回 東京藝術大学奏楽堂 村瀬徹(ファゴット)、小塩真愛(ピアノ)

平成24年4月26日(木)
東京藝術大学奏楽堂
モーニング・コンサート 第1回

今日は今年度の第1回目のモーニング・コンサート。
雨模様だが、熱心に早くから並んでいた。
藝大4年生が選ばれて藝大フィルハーモニーと演奏する。期待に満ちたコンサート。
指揮は、広上淳一。この前杉並公会堂で日本フィルの公開リハーサルでエネルギッシュな音楽の表情をうまく引き出す指揮ぶりをみているので楽しみ。

前半は、ファゴットの村瀬徹(4年) Toru Murase
実はファゴットか?とあまり期待していなかった。しかしながら実際は素晴らしい演奏だった。
演奏したのは、G.ロッシーニのファゴット協奏曲。今回が日本で二回目の公演らしい。
調べてみたら、一回目は、2011年1月9日に、指揮:イ・ヨンテル、ファゴット:福士マリ子(第27回日本管打楽器コンクール特別大賞受賞)、東京ニューシティ管弦楽団で北トピアさくらホールで演奏されている。
ロッシーニが53歳の頃、ボローニャ音楽学校のファゴットクラスのガッティの依頼で修了試験のためにこの協奏曲を書き上げ提供したとのこと。演奏難度が高く、公演頻度が非常に低い曲らしいが、果敢に挑戦し、素晴らしい演奏をした村瀬さんは素晴らしい。
村瀬さんのプロフィール
愛知県東海中学、高校出身。現在、東京藝術大学4年次在学中。
現在、東京藝術大学Bach Cantata Club演奏委員長。木管五重奏団「こもやま」所属。

後半は、ピアノの小塩真愛(4年) Mai Koshio
青のドレスで登場。曲は、プロコフィエフのピアノ協奏曲で最も有名な第3番。
小塩さん曰く「この曲は、私が自信をなくして前に進めないとき、何度も熱意と意欲、希望を甦らせてくれました。私にとって生きるための原動力となる曲です。」
広上さんの指揮ぶりと小塩さんの素晴らしい演奏で、最後のクライマックスに向けて興奮しながら聴いてしまった。素晴らしい演奏。
小塩さんのプロフィール
1991年大阪生まれ。現在、東京藝術大学にて青柳晋氏に師事。

今日は、二人とも素晴らしい演奏だった。大満足。


コンサート後は藝大大浦食堂で日替定食
これで480円
美味しい


上野公園の旧奏楽堂前の歩道に
桜の花が散らばる
きれいだ

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