平成24年4月20日(金)
19:00~20:45
第78回 城西病院
ホスピタリティコンサート
~民族・民俗・民謡~
ピアノ:江藤志織
ピアノ:齋藤純子
城西病院ロビーにて
本当は江藤志織さん単独のコンサートとして随分前から企画されていたらしいが、現在江藤さんは妊娠8か月ということで、友達の齋藤純子さんとのジョイントコンサートになったらしい。二人とも地方国立大学・大学院の出身と面白い経歴だ。
プログラムは、
♪W.A.モーツァルト:フランスの歌曲《あぁ、お母さん、あなたに申しましょう》による12の変奏曲
(きらきら星変奏曲) ハ長調 KV265
・・・演奏:齋藤
♪ショパン:マズルカ op.6
第1番 嬰ヘ短調/第2番 嬰ハ短調/第3番 ホ長調/第4番 変ホ短調
・・・演奏:江藤
♪ショパン:ポロネーズ 第6番 op.53 「英雄」
・・・演奏:江藤
♪ブラームス:ハンガリー舞曲
第5番 嬰ヘ短調/第6番 変ニ長調
・・・演奏:江藤(Primo)、齋藤(Secondo)
ーーー休憩15分ーーー
♪E.グラナドス:《12のスペイン舞曲集》より
「アンダルーサ」 op.37-5
・・・演奏:江藤
♪I.アルベニス:《イベリア第1集》より
「エル・プエルト」
・・・演奏:江藤
♪B.バルトーク:ルーマニア民族舞曲 Sz.56
1.棒踊り
2.飾り帯の踊り
3.足踏み踊り
4.ブチュム人の踊り
5.ルーマニア風ポルカ
6.速い踊り
・・・演奏:齋藤
♪B.バルトーク:ピアノ・ソナタ Sz.80
Ⅰ Allegro moderato
Ⅱ Sostenuto e pesante
Ⅲ Allegro molto
・・・演奏:齋藤
プログラムからみると、江藤さんはスペインの曲が得意、齋藤さんはバルトークが得意なのか。
W.A.モーツァルト(1756-1791)・・・ドイツ生まれ
F.ショパン(1810-1849)・・・ポーランド生まれ
J.ブラームス(1833-1897)・・・ドイツ生まれ
E.グラナドス(1867-1916)・・・スペイン生まれ
I.アルベニス(1867-1909)・・・スペイン生まれ
S.バルトーク(1881-1945)・・・ハンガリー生まれ
気が付くと生まれ順の演奏になっていたのだ。
アンコールは
♪A.ドボルザーク:スラブ舞曲から
・・・演奏:江藤(Primo)、齋藤(Secondo)
アンコールも含めて連弾が2曲と仲の良さを見せた。バルトークのピアノ・ソナタなど興味深いプログラムで愉しめた。
プロフィール
■江藤 志織 (えとう しおり)
滋賀大学教育学部音楽教育科卒業、同大学大学院音楽教育学科修士課程修了。2008年9月、ドイツ・ダルムシュタットでのショパン協会主催マスタークラスにおいて、カタリーナ・ポポヴァ=ズィドロン、ケヴィン・ケナー各氏のレッスンを受講。同協会主催の修了コンサートに出演。同月、ハノーファー近郊にて初のソロ・リサイタルを行う。現在、東京と滋賀を拠点として後進の指導にあたると共に、ボランティアコンサートなど幅広く演奏活動を行っている。
■齋藤 純子 (さいとう じゅんこ)
新潟大学教育学部特別教科(音楽)教員養成課程を経て、同大学大学院教育学研究科修了。2002年に渡独し、国立マンハイム音楽大学芸術家育成課程に入学。2004年、ワイマールにて行われたマスタークラスに参加し、ベルナルド・リンガイセン氏のレッスンを受講、終了演奏会に出演する。2006年3月、同大学を最優秀で卒業。現在、後進の指導にあたると共にソロ・室内楽など様々な演奏活動を行っている。
(使用ピアノ:BECHSTEIN D280)
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