2012年4月4日水曜日

ヴェルディの『オテロ』を新国立劇場で、夜はNHKふれあいホールに

平成24年4月4日(水)
朝から良い天気
桜も順調に開花が進んでいるだろう
我が家の庭でも桜が咲き始めた


少しずつ花が咲いている


満開まではもう少しか


昼食は都庁32階の食堂で
カニあんかけチャーハン
肉野菜炒め
600円


新国立劇場オペラパレスで
ジュゼッペ・ヴェルディ
『オテロ』
を観劇



円熟のヴェルディによるシェイクスピア悲劇だ。
シェイクスピアの名作「オセロ」に晩年のヴェルディが7年の歳月をかけて作曲したイタリア・オペラ悲劇の頂点に立つ作品。冒頭の嵐の場面からオテロの破滅的な最期に至るまで、一瞬の隙もなく音楽が緊密なドラマを描いている。ヴェルディ傑作中の傑作。物語の舞台をキプロス島からヴェネツィアに移したマルトーネによるプロダクションが、舞台上に張られた水を光が幻想的に彩り、心理劇を見事に描き出している。

テノールの難役オテロを歌うのは、強靭な美声を誇るイタリア屈指のドラマティックテノール、ヴァルテル・フラッカーロ。今シーズン開幕公演の「イル・トロヴァトーレ」に続いての出演。デスデモーナ役は、期待の若手ソプラノのマリーナ・ポプラフスカヤが健康上の理由で降板し、急遽代役として歌ったマリア・ルイジア・ポルシが素晴らしい出来だった。既に予定がぎっしりと詰まっているなかで新国立劇場に出演してくれて本当にありがたい。タクトを振ったのは、ウィーン国立歌劇場など世界の一流歌劇場で幅広く活躍する実力派ジャン・レイサム=ケーニック。

G.ヴェルディ オテロ
全4幕/イタリア語上演/字幕付
原作 ウィリアム・シェイクスピア
台本 アッリーゴ・ボイート
作曲 ジュゼッペ・ヴェルディ
14:00~16:45

指揮:ジャン・レイサム=ケーニック
演出:マリオ・マルトーネ

美術:マルゲリータ・パッリ
衣裳:ウルスラ・パーツァック
照明:川口雅弘
再演演出:江尻裕彦
合唱指揮:三澤洋史
音楽ヘッドコーチ:石坂宏
児童合唱指導:掛江みどり
舞台監督:大澤裕

合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:世田谷ジュニア合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

芸術監督:尾高忠明

オテロ:ヴァルテル・フラッカーロ
デズデーモナ:マリア・ルイジア・ボルシ
イアーゴ:ミカエル・ババジャニアン
ロドヴィーコ:松位浩
カッシオ:小原啓楼
エミーリア:清水華澄
ロデリーゴ:内山信吾
モンターノ:久保田真澄
伝令:タン・ジュンボ

カヴァー
成田勝美(オテロ)
小林厚子(デズデーモナ)
大沼徹(イアーゴ)
久保田真澄(ロドヴィーコ)
大槻孝志(カッシオ)
小林由佳(エミーリア)
布施雅也(ロデリーゴ)
岡田誠(モンターノ)
黒田諭(伝令)

演出助手:菊池裕美子

*最初から迫力ある演奏と素晴らしい合唱に圧倒される。4階席だったが音響は素晴らしく歌声を堪能できた。前の人の頭が邪魔になって舞台が見えづらいのは仕方ないか。オテロ役のフラッカーロ、デズデーモナ役のボルシなどの熱唱に感激。1階席に空きがあったのが残念。

終演後、急いで渋谷に。
あまり時間がなかったので夕食は吉野家の牛丼にする。
今日から牛丼並が270円。コールスローセットで380円を食べる。

NHKふれあいホールでライブビートの公開収録。
19:00~20:20
出演は、Dustin Wong(ダスティン・ウォング)
ライブビートはミュージシャンの姿をリアルに伝えるライブ。
ダスティン・ウォングは、現代最高峰のエフェクター・ウィザードらしい。目まぐるしく優しく、時にアイロニックに観る者を驚かせていく鮮烈なパフォーマンス、同じようなライブは一度もなく、人力で紡がれていくリズミックでコズミックな情感はジャンルレスな美しさを帯びており、観るモノ全てを魅了する・・・というキャッチフレーズだが。
確かにギターテクニックは素晴らしい。順番にギターで弾いたフレーズが蓄積されて次々と厚みを増して繰り返されていくが、だんだん強烈な音の塊になっていく。かなり聴き続けるのはつらい印象だった。ラジオでボリュームを上げずに聴いたらどうなるのだろうか。現代音楽としてどこまで評価できるかわからない。疲れた。


終演後、静かな代々木公園を歩いていたら
ホッとした。
音の洪水の後には静けさが良い。

今日読んでいた
シティーブ・ジョブズ(下)
を図書館に返却
まだ(上)を読んでいない

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