2012年7月28日土曜日

新国立劇場 オペラ『アイーダ』(コンサート形式) 日中友好行事

平成24年7月27日(金)
17:00~19:57

日中国交正常化40周年記念
2012「日中国民交流友好年」認定行事

ジュゼッペ・ヴェルディ
オペラ『アイーダ』
(コンサート形式/カットあり)

Z席1,500円で鑑賞した
日中3人ずつのソロ歌手が素晴らしい出来だった。
日本の実力歌手も良かったが
中国の3人の歌手の出来に感激。
他の歌手が皆譜面を見ながら歌ったのに
アイーダ役の和慧(へー・ホイ)さんは、流石世界で100回以上
歌っている当たり役だけあって暗譜で歌いきった。
この歌声が聴けただけでも収穫。
近くの客からはエジプト王役の田浩江(ティエン・ハオジャン)にも
称賛の声が上がっていた。
ラダメス役水口聡、アムネリス役清水華澄も大活躍。
新国立劇場おなじみの妻屋秀和やアモナズロ役の袁晨野(ユアン・チェントン)も
光っていた。
指揮の広上淳一も動きが素晴らしかった。
全身で音楽を表現している。
来年の『アイーダ』の公演が待ち望まれる。


日本と中国を芸術で繋ぐ声の饗宴
新国立劇場(日本・東京都)と国家大劇院(中国・北京市)が2012年の日中国交正常化40周年を記念し、日中友好の象徴として、共同でオペラ『アイーダ』をコンサート形式で上演した。
7月27日、29日に新国立劇場で、8月3日、5日に中国国家大劇院で上演される。

ジュゼッペ・ヴェルディ
アイーダ<コンサート形式/カットあり> 東京公演
【イタリア語上演/日本語字幕付】
台本 アントーニオ・ギスランツォーニ
作曲 ジュゼッペ・ヴェルディ

指揮 
広上 淳一
合唱指揮(新国立劇場)
三澤洋史
合唱
新国立劇場合唱団
国家大劇合唱団
管弦楽
東京フィルハーモニー交響楽団

アイーダ:和慧 <ヘー・ホイ>
ラダメス:水口聡
アムネリス:清水華澄
アモナズロ:衷晨野 <ユアン・チェンイェ>
ランフィス:妻屋秀和
エジプト国王:田浩江 <チィエン・ハオジャン>
伝令:二階谷洋介

Staff & Cast
指揮 広上淳一 Conductor : Hirokami Junichi
東京音楽大学指揮科卒業。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。ノールショビング交響楽団首席指揮者、日本フィルハーモニー交響楽団正指揮者、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、リンブルク交響楽団首席指揮者、コロンバス交響楽団音楽監督を歴任するかたわら、フランス国立管、ベルリン放送響、ウィーン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響など欧米各地で客演。またオペラの分野でもシドニー歌劇場での『仮面舞踏会』をはじめ国内外で活躍している。08年から京都市交響楽団常任指揮者。新国立劇場では11年『椿姫』を指揮。

合唱指揮 三澤洋史 Chorus Master : Misawa Hirofumi
国立音楽大学声楽科及びベルリン芸術大学指揮科卒業。99年以降バイロイト音楽祭で合唱指導。『ジークフリートの冒険』(編曲)は新国立劇場こどものためのオペラ劇場及びウィーン国立歌劇場特設劇場、チューリッヒ歌劇場にて上演。11年4月から3か月間文化庁在外研修員としてミラノ・スカラ座で研修。新国立劇場合唱指揮者。

アイーダ 和慧 ヘー・ホイ <ソプラノ> Aida : He Hui : Soprano
世界的に活躍する数少ないリリコ・スピント・ソプラノ。2000年プラシド・ドミンゴ国際オペラ・コンクールで第2位、02年“ヴェルディの声”コンクールで優勝し、欧米で一躍脚光を浴びる。レパートリーには『アイーダ』タイトルロール、『蝶々夫人』タイトルロール、『トスカ』タイトルロール、『仮面舞踏会』アメーリアなどがあり、中でもアイーダ役は、ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、ヴェローナ野外劇場などで100回以上歌っている当たり役である。今後の予定には、メトロポリタン歌劇場、ミラノ・スカラ座『アイーダ』タイトルロール、バイエルン州立歌劇場『蝶々夫人』タイトルロールなどがある。新国立劇場初登場。

ラダメス 水口聡 <テノール> Radames : Mizuguchi Satoshi : Tenor
武蔵野音楽大学卒業、同大学大学院修了。ウィーン国立音楽大学卒業。オーストリア文部大臣賞受賞。ミラノ国際声楽コンクール優勝。ウィーン国立歌劇場『リゴレット』でバリトンとしてデビュー。95年テノールに転向。グロサベスク国際声楽コンクール・グランプリ受賞。ブダペスト国立歌劇場『アイーダ』ラダメスで再デビューを飾る。以来、ヨーロッパ各地の歌劇場に出演。テノール・リリコ・スピントとして絶賛を博している。新国立劇場には98年開場記念公演『アイーダ』ラダメス、02年と08年『サロメ』ナラボート、05年『マクベス』マクダフ、06年『こうもり』アルフレード、07年『運命の力』ドン・アルヴァーロ、11年『ばらの騎士』テノール歌手など多数出演。ウィーン在住。

アムネリス 清水華澄 <メッゾソプラノ> Amneris : Shimizu Kasumi : Mezzosoprano
国立音楽大学卒業、同大学大学院修了。新国立劇場オペラ研修所第4期修了。04年から文化庁在外派遣研修員として1年間ボローニャに留学。07年第6回カルロス・ゴメス国際コンクール第2位。新国立劇場への出演は09年『ワルキューレ』グリムゲルゲ、『チェネレントラ』ティーズベ、『魔笛』侍女Ⅲ、10年『神々の黄昏』第二のノルン、11年『ルサルカ』第三の森の精、12年『オテロ』エミーリアなど多数。11年3月びわ湖ホール・神奈川県民ホール・東京二期会共同制作『アイーダ』アムネリスに出演。本年はNHKニューイヤーオペラコンサート、7月に東京二期会『カヴァレリア・ルスティカーナ』サントゥッツァにも出演している。二期会会員。

アモナズロ 袁晨野 ユアン・チェンイェ <バリトン> Amonasro : Yuan Chenye : Baritone
94年チャイコフスキー国際コンクール声楽部門で優勝。これまでに同コンクールで優勝した唯一の中国人。01年10月『リゴレット』タイトルロールでヒューストン・グランド・オペラにデビュー。同薬を当たり役とし、ワシントン・オペラ、ウェールズ・ナショナル・オペラ、セントルイス・オペラ、国家大劇院をはじめ数多くの歌劇場で歌っている。サンフランシスコ・オペラ、カナディアン・オペラ・カンパニー、ボストン・リリック・オペラなどにも出演。レパートリーには、『ルチア』エンリーコ、『愛の妙薬』ベルコーレ、『ラ・ボエーム』マルチェッロ、『道化師』シルヴィオ、『中国のニクソン』周恩来などがある。新国立劇場初登場。

ランフィス 妻屋秀和 <バス> Ramfis : Tsumaya Hidekazu : Bass
東京藝術大学卒業、同大学大学院オペラ科修了。94年~01年ライプツィヒ歌劇場、02年~11年ワイマールのドイツ国民劇場専属。これまでにベルリン・ドイツ・オペラ、ベルリン州立歌劇場、ライン・ドイツ・オペラ、スコティッシュ・オペラなどの歌劇場やブレゲンツ湖上音楽祭などに客演。新国立劇場には98年開場記念公演及び03年『アイーダ』ランフィスをはじめ多数出演しており、11/12シーズンは『イル・トロヴァトーレ』フェルランド、『ラ・ボエーム』コッリーネ、『ドン・ジョヴァンニ』騎士長に出演。12/13シーズンは『セビリアの理髪師』ドン・バジリオ、『アイーダ』ランフィス、『ナブッコ』ベルの祭司長、『夜叉ケ池』鉱蔵に出演予定。藤原歌劇団団員。

エジプト国王 田浩江 ティエン・ハオジャン <バス> Il Re : Tian Hao Jiang : Bass
91/92シーズンにメトロポリタン歌劇場にデビュー以来、同劇場で今日まで26ものオペラに出演。ドミンゴと共演した『始皇帝』(タン・ドゥン作曲)はDVDにもなっている。ほかにもベルリン州立歌劇場、フィレンツェ歌劇場、ヴェローナ野外劇場、シカゴ・リリック・オペラ、ワシントン・オペラなどでも活躍。これまでに世界中のオペラハウスにおいて40役1300回以上の公演に出演。近年のオペラ出演には、メトロポリタン歌劇場『トゥランドット』ティムール、サンフランシスコ・オペラ『アイーダ』ランフィスなどがある。自伝に基づくワンマンショー「From Mao to the Met」を創作、アメリカ中で公演し、テレビ放映もされている。新国立劇場初登場。





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