平成24年7月5日(木)
蒸し暑さが続き汗だらけで上野に行く。
東京藝術大学のモーニングコンサートと
東京文化会館のモーニングコンサートが重なっていた。
実は東京文化会館のモーニングコンサートの
チケットを500円で購入済みだったのだ。
(出演:西川智也(クラリネット)、ピアノ:永原緑)
上野駅に着くまで迷っていたのだが
東京藝術大学のモーニングコンサートを聴くことにした。
作曲の引地誠さんの曲は、天の川銀河の壮大なイメージが
良く出ていて素晴らしかったと思う。
パイプオルガンの井川緋奈さんの演奏は
両手両足を全力で使って演奏する体力も表現力も必要な
難曲を弾き切った素晴らしい演奏だった。
大満足。
東京藝術大学奏楽堂
モーニング・コンサート 第7回
11:00~
指揮:小田野宏之 Hiroyuki ODANO
東京藝術大学指揮科卒業。同大学院修了後、ウィーン国立音楽大学に留学。第17回民音コンクール指揮部門第3位入賞。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクール第2位。国内の主要オーケストラの他、オランダ放送フィルハーモニー、フリスク管弦楽団、南西ドイツフィルハーモニーなどに客演。大阪センチュリー交響楽団指揮者、広島交響楽団正指揮者を歴任。大阪音楽大学特任教授、東京藝術大学非常勤講師。
演奏:藝大フィルハーモニア
前半
◆引地誠(4年) Makoto Hikichi
引地誠:-天の川銀河ーfor orchestra
(演奏時間約12分)
1988年生まれ。東京都出身。都立芸術高校(現 都立総合芸術高校)作曲専攻を経て、現在、東京藝術大学音楽学部作曲科4年在学中。
2010年 第15回東京国際室内楽作曲コンクール第3位入賞
2011年 旧東京音楽学校奏楽堂における作曲科木曜コンサートに室内楽作品が選抜され初演される
2012年 大学内にて安宅賞受賞
2012年 母校都立総合芸術高校より聴音と選択ソルフェージュのための聴音課題の作成を依頼され「22の聴音課題集」として保管・使用されることとなった。
これまでに作曲を安良岡章夫、有馬礼子、永冨正之の各氏に、作曲理論を尾高惇忠、小鍛冶邦隆、林達也の各氏に師事。
引地さんは、中学2年の時に作曲を習い始めて以来、いつか壮大な宇宙をテーマに曲を書きたいと思っていたそうだ。オーケストラ曲を書いていた去年に、大きな震災に見舞われ忘れられない大変な年となり、地球は生きているんだと実感したと同時に、自然の怖さを見せつけられ、自分の住む日本、地球、太陽系、天の川銀河への思いが広がっていったそうだ。
後半
◆井川緋奈(修士2年) Hina Ikawa
C.M.ヴィドール:オルガンとオーケストラのための交響曲
(演奏時間約28分)
東京都出身。仙台私立尚絅学院女子中学・高等学校卒業。東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻卒業。桐朋音楽教室仙台分室にて5歳よりピアノを菅原豊子、10歳より声楽を佐藤佳子に学ぶ。これまでにピアノを庄子みどり、楽典・和声を八島秀、オルガンを故伊澤長俊、今井奈緒子、徳岡めぐみ、通奏低音を椎名雄一郎、チェンバロを大塚直哉、家喜美子の各氏に師事。東北学院大学宗教音楽研究所公開講座「オルガン演奏法」第7回・第9回・第10回終了。石巻遊楽館ボランティアオルガニスト、日本オルガニスト協会学生会員、日本オルガン研究会会員。
*シャルル=マリー・ヴィドール(1844-1937)
フランスのリヨンで生まれ、父フランソワ=シャルルからピアノとオルガンの手ほどきを受け、11歳の時にはサン・フランソワ・ドゥ・サル教会の副オルガニストを務めるほどの才能を持っていた。14歳の時にロマン派最高峰のオルガン製作者であるカヴァイエ=コルがヴィドール家を訪問した際に、彼の才能を高く評価し、ジャック=ニコラ・レメンスに師事するよう促した。シャルル=マリーはブリュッセル音楽院に入り、オルガンをレメンス、対位法・フーガ・作曲をフェデスに習った。そしてカヴェイエ=コルに連れられて各国(ポルトガル・イギリス・フランス等)でオルガンの落成式で演奏し研鑽を積んでいった。カヴァイエ=コルの推薦により、わずか25歳という若さでパリのサン・シュルピス教会のオルガニストに就任し、生涯を終える93歳まで務めた。教育者としても熱心に活動し、フランクの後継者としてパリ国立高等音楽院のオルガン科教授に就任し、その6年後には作曲科教授も務め、オルガンの弟子ではヴィエルヌ、トゥルヌミール、作曲ではミヨー、オネゲル、デュプレなどを輩出した。
奏楽堂前
暑さをしのぐため木陰に集う人々
パイプオルガン
今日の昼食
日替わりランチ 480円
食堂裏の通路で
チョコレートエリア(MIKI Midori)
の展示が行われていた
上野公園 旧奏楽堂前
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