平成24年6月14日(木)
21:00~22:00
新国立劇場
中劇場
「サロメ」演出家・宮本亜門によるスペシャルトーク
トーク:宮本亜門
ゲスト:成河
本音トークで非常に面白かった
新国立劇場の芸術監督の宮田慶子さんからジャパン・ミーツシリーズでの演出を別作品で提示されたらしいが、宮本さんの希望で「サロメ」にしてもらったらしい。宮本さんは三島由紀夫の「金閣寺」の演出を手掛ける中で三島と「サロメ」の関係が気になり(追悼公演も「サロメ」)どうしても演出したかったとのこと。
オペラの「サロメ」は熟女のサロメ、裸の踊り、魔性の女性のイメージ。
作者のオスカー・ワイルドに戻って考えた。変わった人生を歩んでいる。普通ではない。
三島も裸足で血の上を踊る演出をしている。
映画「憂国」を秘密で2日間で日活で撮った。
黒の血・・・恐ろしさをあらわす。最初は映像で、下から出てくるのが血、最後に音を出す演出とした。
終末論、2012年、時代が変わる不安感。
当時もキリストが出てきて変革期にあたる。
何故舞台が白なのか。普通のセットをすべて白にしている女性がいる。畳から白(彼女も白の着物)、床も白(食事のとき)、弁当の箱も白。白は怖い色(子供が怖がった)。人間性を省いた白にした。
日本はどなる芝居が多い。本当は舞台でキャッチボールをしたい。
ヨカナーンは何を言っているのか?
・・・ここから成河さんとヨカナーンのセリフを順番に解釈しだした。この時代のユダヤ教の現状とキリストへの橋渡し。色々な人種の宗教観など深い話になっていった。
この解釈には賛否があるだろうし必ずしも翻訳の平野啓一郎さんとも一致していないかも知れないが宮本さんと成河さんで考えに考えたすえ演出をしたとのこと。
サロメについても今回の解釈については賛否があるだろうが自信を持って提供している。
新宿駅南口
20時30分頃山手線が品川駅の人身事故で止まっていた
新宿駅西口の立ち飲み酒場
松屋の明かりが目立つ
オペラシティ
中劇場で今日の公演が終わるのを待つ
スペシャルトークが終了
10時なのに多数の客が残っていた
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