平成24年3月14日(水)
夜は新国立劇場で『さまよえるオランダ人』を楽しむ
まずは腹ごしらえ
オペラシティ2階のうどん屋で夕食
530円
新国立劇場には
さまよえるオランダ人
にちなんだ花が飾られていた
今日は『さまよえるオランダ人』
オペラパレスで『さまよえるオランダ人』
28歳のワーグナーが自己の作風を確立し、後の名作群への幕開けとなった傑作です。永遠に海をさまよう呪われたオランダ人船長を、乙女ザンダの愛と自己犠牲が救う物語で、ワーグナー生涯のテーマである「愛による救済」が描かれている。有名な序曲、オランダ人のモノローグ、ゼンタのバラード、水夫の合唱など聴きどころ満載。比較的古典的な手法で書かれており、上演時間も短くワーグナー入門にもお勧めだ。フォン・シュテークマン演出による舞台は、正統派のアプローチ。
今回の歌手は、世界で注目されている若手ワーグナー歌手
タイトルロールのニキティンは、世界の一流歌劇場で活躍し、06年「ニーベルングの指輪」ヴォータンなどマリインスキー劇場日本公演でたびたび来日。来夏にはバイロイト音楽祭にオランダ人役でデビューが決まっている。
ゼンタ役のウィルソンは、DVD化されたバレンシア州立歌劇場「指輪」ブリュンヒルデで一躍脚光を浴びた期待の逸材で、12年5月にはウィーン国立歌劇場でもゼンター役を歌う予定。
ランデスは、バイロイト音楽祭でもダーラント役を歌っている。
ムチェックは幅広いレパートリーで大活躍。
指揮は、35歳の若さで昨年ベルリン・フィルにデビューしたチェコの俊英ネトビル。
[あらすじ]
悪魔の呪いを受けて永遠に海をさまようオランダ人船長。彼は、7年に1度だけ上陸が許され、永遠の愛を捧げる乙女に出会った時、呪いから解かれる運命にあった。彼はノルウェー船船長のダーラントと出会い、娘のゼンタに求婚する。宿命的な出会いを感じたゼンタは、永遠の貞節をオランダ人に誓う。ゼンタを愛するエリックは彼女の心変わりを責め、それを聞いたオランダ人は絶望し出航を命じる。ゼンタは彼を追って海中に身を投じ、彼女の永遠の愛によりオランダ人は呪いから救われる。
このオペラは合唱の役割が非常に大きい。新国立劇場合唱団は素晴らしい出来だった。
第1幕は、何となくダーラントの出来が気になり集中できずに終わってしまった。
25分の休憩のあとダーラント役のランデスが体調不良ということでカヴァーの長谷川顕に変わった。
第3幕上演中の9時5分頃大きな揺れ。地震のなか男声合唱の大きな演技中だったがそのまま進行した。3階の1列目に座っていたが、3階は中途半端な高さで高所恐怖症にはあまり居心地が良くなかった。4階のほうが落ち着く。
ゼンタ役のウィルソンは素晴らしい歌声。かなり体格が良いのであまり乙女に見えないのが難点。
エリック役のムツェックも良かった。
オランダ人はこんなものか。
舵手の望月哲也にも好感。
カヴァーで2幕目から出演の長谷川顕は素晴らしかった。満足。
R.ワーグナー
さまよえるオランダ人
全3幕
ドイツ語上演 字幕付
台本・作曲 リヒャルト・ワーグナー
平成24年3月14日(水)
18:30~21:35
指揮:トマーシュ・ネトビル
演出:マティアス・フォン・シュテークマン
美術:堀尾幸男
衣裳:ひびのこづえ
照明:磯野睦
合唱指導:三澤洋史
音楽ヘッドコーチ:石坂宏
舞台監督:村田健輔
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京交響楽団
芸術監督:尾高忠明
ダーラント:ディオゲネス・ランデス
(第1幕を終わったところで体調不良のため、カヴァーの長谷川顕に交代)
ゼンタ:ジェニファー・ウィルソン
エリック:トミスラフ・ムツェック
マリー:竹本節子
舵手:望月哲也
オランダ人:エフゲニー・ニキティン
カヴァー
長谷川顕(ダーラント)・・・2幕目から登場
横山恵子(ゼンタ)
片寄純也(エリック)
山下牧子(マリー)
鈴木准(舵手)
小森輝彦(オランダ人)
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