石丸菜菜：チューバ、川添文：ピアノ 東京藝術大学奏楽堂モーニング・コンサート 第３回 ２０１３．５．１６

平成２５年５月１６日（木）

東京藝術大学
奏楽堂
モーニング・コンサート
Ｍｏｒｎｉｎｇ　Ｃｏｎｃｅｒｔ

第３回
２０１３年５月１６日（木）

指揮：梅田俊明
管弦楽：藝大フィルハーモニア

石丸　菜菜　（チューバ）
Ｒ．ヴォ―ン＝ウィリアムズ：バスチューバとオーケストラのための協奏曲
（演奏時間約１３分）

川添　文　（ピアノ）
Ｓ．プロコフィエフ：ピアノ協奏曲　第２番　ト短調　作品１６
（演奏時間約３０分）

１１：００　開演
東京藝術大学奏楽堂

＊前半は石丸さんのバスチューバとオーケストラのための協奏曲。チューバとオーケストラのための協奏曲として音楽史上最初に作曲された作品。２０世紀の作品でありながらこの分野では「古典」となっている。モーニング・コンサートだから聴ける曲だ。迫力ある演奏を聴かせてもらった。
後半は川添さんのプロコフィエフのピアノ協奏曲第２番。小柄な身体からは考えられないエネルギッシュな演奏で最後まで弾ききった。非常に技巧的で斬新な（現在でも）アイディアが取り入れられている野心作を存分に表現できていた。
指揮の梅田さんも二人の良さを存分に引き出していた。

プロフィール

◆石丸　菜菜　（４年：チューバ）　Ｎａｎａ　Ｉｓｈｉｍａｒｕ

１９９１年生まれ。１２歳よりチューバを始める。埼玉県立芸術大学総合高校音楽科卒業。
第９回日本ジュニア管打楽器コンクール入賞。第１６回コンセール・マロニエ２１金管部門入選。第４７回マルクノイキルヒェン国際器楽コンクールチューバ部門において審査員特別賞を受賞。
これまでにチューバを池田幸広、稲川榮一、小川平佑、佐藤桃、長谷川正規の各氏に、室内楽を稲川榮一、栃本浩規、守山光三の各氏に師事。
現在、東京藝術大学音楽学部４年次在学中。

◆川添　文　（４年：ピアノ）　Ａｙａ　Ｋａｗａｚｏｅ

１９９１年生まれ。３歳よりピアノを始める。
２００９年ピティナピアノコンペティションＧ級ベスト賞。
２０１０年かながわ音楽コンクール高校生部門最優秀賞、コンチェルト賞。
２０１１年横浜国際コンクール大学生部門第２位。
２０１１年北本ピアノコンクール大学生部門第１位。
２０１２年かながわ音楽コンクールシニアピアノ部門１位、コンチェルト賞。
これまでに日比谷友妃子、青柳晋、エヴァ・ポブウォツカの各氏に師事。
現在、東京藝術大学音楽学部器楽科４年在学中。

指揮者：梅田　俊明　Ｔｏｓｈｉａｋｉ　ＵＭＥＤＡ

桐朋学園大学卒業、同研究科修了。ウィーン国立音楽大学に留学。指揮を小澤征爾、秋山和慶、尾高忠明、ジャン・フルネ、オトマール・スイトナー各氏に師事。大阪（現・日本）センチュリー、仙台フィルハーモニー、神奈川フィルハーモニーの指揮者を歴任。２０００‐０６年仙台フィルハーモニー常任指揮者。ＮＨＫ響、読売日響、東京都響を始め国内主要オーケストラと共演を重ねている。
桐朋学園大学、東京藝術大学非常勤講師。

 

上野公園は、遠足や修学旅行の生徒で混雑

 

東京藝大構内では展覧会も

 

昼食は大浦食堂で

 

日替わり定食　４８０円