2013年4月19日金曜日

パヴェル・ゴムツィアコフ 無伴奏チェロ・リサイタル 武蔵野市民文化会館 小ホール

平成25年4月16日(火)

パヴェル・ゴムツィアコフ
無伴奏チェロ・リサイタル

Pavel Gomziakov solo cell recital

2013年4月16日(火) 午後7時開演
武蔵野市民文化会館 小ホール

*満員のホールで、ゴムツィアコフの無伴奏チェロ・リサイタルを聴く。バッハが1970年頃に作曲した組曲で「古典組曲」の様式に立ち、数種の舞曲に前奏曲を付けた形を採っている。前半2曲も渾身の演奏だったが、後半の第6番は大変な難曲を気力を振り絞って演奏しきって感動的だった。アンコールのカザルスの「鳥の歌」は本当に素晴らしかった。チェロの魅力を存分に披露してくれた。


◆プログラム◆

J.S.バッハ(1685-1750) J.S.Bach

無伴奏チェロ組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
Suite for Violoncello Solo No.4 in E‐flat major BWV1010

無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
Suite for Violoncello Solo No.2 in D minor BWV1008


休憩 intermission -----

無伴奏チェロ組曲 第6番 二長調 BWV1012
Suite for Violoncello Solo No.6 in D major BWV1012 

(アンコール)

カザルス:鳥の歌

◆プロフィール◆

パヴェル・ゴムツィアコフ Pavel Gomziakov,cello

1975年にロシア・ベルミ近郊のチャイコフスキーという名の町で生まれ、9歳よりチェロを学び始める。13歳で若い音楽家のための全ロシア・コンクールで第1位。14歳でモスクワに移り、グネーシン音楽アカデミーに入学。その後、モスクワ音楽院でドミトリ・ミレールに師事する。

2000年からはマドリッド音楽院でナタリア・シャコフスカヤに、その後のパリ音楽院では、フィリップ・ミュレールに師事する。

ゴムツィアコフはソリストとして、また室内楽奏者として世界中で演奏活動をしている。指揮者では、ヘスス・ロペス=コボス、アントーニ・ロス=マルバ、トレヴァー・ピノック、オーギュスタン・デュメイなど、室内楽ではマリア・ジョアン・ピリス、エルダー・ネボルシン、ザハール・ブロン、ジェラール・コセ、ホセ=ルイス・ガルシア・アセンシオなどの多数のアーティストと共演をしている。

スペインのエスコリアル・フェスティバルでマリア・ジョアン・ピリスと共演して以来、ヨーロッパ各地や極東、南米にて多数のコンサートで共演をしている。二人の演奏によるショパンのチェロ・ソナタのアルバムがドイツ・グラモフォンより2008年の秋に発売された。

2009年5月には、マリア・ジョアン・ピリスと共に1か月にわたる日本ツアーを行い、各地で好評を博した。その後、ピリスと共にヨーロッパでのリサイタルツアーを開催。

2010年にはシカゴ交響楽団定期でアメリカデビューを果たし、ハイドンのチェロ協奏曲の演奏で絶賛を博した。

2011年春には、デュメイ指揮/関西フィル定期でベートーヴェンのトリプル・コンチェルトを演奏し、高く評価されるなど活動の場を拡げている。

2012年のハイライトとして、シカゴ交響楽団との再演(ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための協奏曲 トレヴァー・ピノック指揮)、そしてゲルギエフ推薦によるサンクトペテルブルクの白夜祭でのリサイタルがある。

開演前の武蔵野市民文化会館
 

井の頭公園
 



 

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