2013年4月17日水曜日

春の目覚め ~各国の名曲に思いを馳せて~ 根津久俊:テノール、堺裕馬:バリトン、矢加部幸恵:ピアノ

平成25年4月16日(火)

新宿三井ビルディング
「55癒しの指定席」
ランチタイムコンサート

第315回
春の目覚め ~各国の名曲に思いを馳せて~

2013年4月16日(火)
12:05~ 12:35~ 2回公演(演奏時間20分程度)
新宿三井ビル Lb階


*リハーサルが、10時10分頃から始まる。二人とも大学卒業直後で、熱心に歌う。凄い声量で若さを感じさせる。会場に適した歌い方を何度も相談しながら歌う。男臭い雰囲気だが、ピアノの矢加部さんが可愛くて花を添える。10時58分頃にリハーサルが終わったのだが、その後も堺さんが小さな空を練習していた。若く伸び盛りの勢いを感じた。

◆プログラム◆

Aプログラム 12:05~
1.さくら横丁  〔根津〕
加藤周一 作詞/中田喜直 作曲
*日本歌曲としては非常にモダンな雰囲気で満開の桜と美しい女性への恋心を匂わせる名曲。
2.最後の歌  〔堺〕
F.チッミーノ 作詞/F.P.トスティ 作曲
*愛した女性の結婚前夜に歌う叶わぬ恋の歌。イタリアの歌手達はこの曲を熱唱している。
3.グラナダ  〔根津〕
A.ララ 作詞/作曲
*スペイン南部のアンダルシア地方の古い都であるグラナダを賛美した情熱的でエネルギッシュな曲。
4.小さな空  〔堺〕
武満徹 作詞/作曲
*合唱曲としても広く知られている。武満自身が作詞も手掛けており、幼い日への郷愁が込められている。
5.聖なる神殿の奥  〔二重唱〕
G.ビゼー 作曲 オペラ「真珠採り」より
*ズルガ(バリトン)とナディール(テノール)の重唱。“かつて恋敵だった二人が再開して友情を誓う”という内容。

Bプログラム 12:35~
1.あぁミミ、君はもう戻ってこない  〔二重唱〕
G.プッチーニ 作曲 オペラ「ラ・ポエーム」より
*詩人ロドルフォ(テノール)と画家マルチェッロ(バリトン)がそれぞれ別れた恋人への未練を歌う。
2.アヴェ・マリア  〔根津〕
M.マッツォーニ 作詞/P.マスカーニ 作曲
*マスカーニの代表作、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲に後から歌詞を付加した歌曲。
3.荒城の月  〔堺〕
土井晩翠 作詞/滝廉太郎 作曲
*滝廉太郎の代表作。今日でも広く親しまれ、哀切をおびたメロディーと歌詞が特徴である。
4.禁じられた歌  〔根津〕
F.フリック 作詞/S.ガスタルドン 作曲
*毎夜バルコニーの下でカンツォーネを歌う青年と母親に止められながらもその歌に惹かれる女性の物語を歌う。
5.マイ・ウェイ  〔二重唱〕
P.アンカ 作詞/C.フランソワ・J.ルヴォー 作曲
*F.シナトラが歌い大ヒットしたポピュラーソング。史上最も多くカヴァーされた曲だと言われている。

◆出演者プロフィール◆

根津 久俊  ねづ ひさとし  テノール
東京都出身。都立芸術高校(現在は都立総合芸術高校)・東京藝術大学声楽科卒業。高校在学中に「高校生のための歌曲コンクール」にて優秀賞受賞、副賞として短期イタリア留学を経験。大学卒業記念公演として企画されたW.A.モーツァルト作曲の「フィガロの結婚」にバジリオ役で出演。

堺 裕馬  さかい ゆうま  バリトン
東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。在学中に安宅賞受賞。現在、同大学院修士課程独唱科1年次に在学中。オペラでは「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモ役、「フィガロの結婚」アルマヴィーヴァ伯爵役で出演。

矢加部 幸恵  やかべ ゆきえ  ピアノ
都立芸術高校音楽科、桐朋学園大学卒業。同大学卒業演奏会出演者に選抜される。第22回日本ピアノ教育連盟ピアノ・オーディション奨励賞。第26回及川音楽事務所新人オーディション優秀新人賞(ピアノ伴奏部門)。現在、桐朋学園大学音楽学部嘱託演奏員。
 
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