2013年4月13日土曜日

演劇『効率学のススメ』観劇と公演後のシアター・トークを聴く 新国立劇場にて

平成25年4月11日(木)

With - つながる演劇・ウェールズ編 -

THE OPPORTUNITY OF EFFICIECY
BY ALAN HARRIS

『効率学のススメ』


作:アラン・ハリス
翻訳:長島 確
演出:ジョン・E・マグラー

出演:
ケン・ローマックス:豊原 功補 (とよはら こうすけ)
イフィー・スコット:宮本 裕子 (みやもと ゆうこ)
ジャスパー・ハーディー:田島 優成 (たじま ゆうせい)
ジェニファー・フィールド:渋谷 はるか (しぶや はるか)
グラント夫人:田島 令子 (たじま れいこ)
グラント:中嶋 しゅう (なかじま しゅう)

美術:二村 周作
照明:小川 幾雄
音楽:後藤 浩明
音響:加藤 温
衣裳:伊藤 早苗
ヘアメイク:川端 富生
映像:冨田 中理
舞台監督:大垣 俊朗

芸術監督:宮田 慶子

新国立劇場 小劇場

*いつもの小劇場とまったく様相が違っていてびっくり。最初のスタートから豊原さんの出現にびっくりさせられた。世界とつながる舞台を実感。舞台は真ん中にあり、その周りをぐるっと客席が囲んでいる。2階席も同じ。
最初は馴染みのない感じで戸惑ったがだんだんなじんできた。映像や音楽も大事な要素になっている。理系の難しい言葉が戸惑いのもとか。
少し空席が目立ったようなのが残念。

この演目のキャッチコピーは、
人生は数値で測ることができるのか。
この演目は、2010年3月に開場した世界で2番目に新しい国立劇場(一番新しいのは南スーダンの国立劇場らしい)、ナショナル・シアター・ウェールズの車台芸術監督ジョン・E・マグラーに演出を依頼。同劇場のこけら落とし公演を手がけた、ウェールズ出身の新進劇作家アラン・ハリスが新作を書き下ろした。翻訳を手がけた長島確と頻繁にメールなどでやり取りをしたらしい。
製薬会社の研究室を舞台に、企業人・社会人にとって生きることの意義、人生の本質や豊かさをテーマに、現代を多角的な視点で描き出す世界初演作品。
「効率性の追求」や「合理化」の先には何があるのか、今の日本にとっても重要な問いに、日本に初めて登場する二人が鋭くスタイリッシュに迫っている。


16時頃 終演

終演後のシアター・トーク(約1時間)

司会:中井 美穂

出演:
アラン・ハリス
ジョン・E・マグラー
宮本 裕子
宮田 慶子

*ウェールズと日本の共同作業の大変さと面白さが良く分かった。興味深かった。
このプロジェクト自体が3.11頃から具体化していくなかで、外から見た日本を意識しながらウェールズの視点で脚本が書かれ、それを翻訳の長島さんとの共同作業で日本語のリズムに乗っけていくという大変な作業の過程が良く分かった。
また、ウェールズの演出家が良く分からない日本語の役者を演出するという大変な作業。しかしその中から普通では味わえない素晴らしい経験を積む事がこの舞台に関わったすべての人の財産になったことだろう。芸術監督としての、宮田慶子さん。劇作家としての、アラン・ハリスさん。演出家である、ジョン・E・マグラーさん。役者である、宮本裕子さん。それぞれの思いを教えてもらった約1時間だった。

開演前に急いで昼食
初台・加賀で
かき揚げ玉そば
500円
 


 

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