毎日新聞・東京朝刊より「学生音コン:全国大会 声楽部門 高校の部1位は鈴木さん、大学の部は野々村さん」
毎日新聞 2012年12月05日 東京朝刊
第66回全日本学生音楽コンクール全国大会シリーズ(毎日新聞社主催▽横浜市共催▽NHK後援▽ANA、島村楽器、三菱商事協賛▽横浜みなとみらいホール協力)最終日の4日は、横浜みなとみらいホールで声楽部門高校の部と大学の部が行われた。
高校はベッリーニ「棄(す)てられて」などを歌った鈴木美郷(みさと)さん(北海道・北星学園女子3年)、大学はドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」から「私の生まれたあのお城」を歌った野々村彩乃(あやの)さん(大阪府・大阪音大3年)が、それぞれ第1位に選ばれた。各地区大会から選ばれた高校12人、大学10人が競演。田中奈美子さん、吉田浩之さんら9人が審査した。【梅津時比古】
その他の入賞、入選は次の通り。(敬称略、入選は歌唱順)
<高校の部>2位 山田晃也(鹿児島県立松陽3年)▽3位 寺島弘城(香川県立坂出3年)▽入選 桑畑ゆきな、山岸裕梨、松下真、岡うらら、堀越俊成、浜野杜輝、貞松響、木村彩香、高橋慶
<大学の部>2位 加藤菜子(東京芸大大学院)▽3位 中山美紀(東京芸大3年)▽入選 前田満、山田花織、加藤裕子、野町知弘、島田奈津子、城村紗智、佐藤優衣
学生音コン:全国大会 声楽部門 高校1位の鈴木美郷さん「気持ちよく歌えた」 /北海道
毎日新聞 2012年12月06日 地方版
横浜市の横浜みなとみらいホールで4日開かれた第66回全日本学生音楽コンクール全国大会(毎日新聞社主催、同市共催、NHK後援、ANA・島村楽器・三菱商事協賛)の声楽部門高校の部で、北星学園女子高3年の鈴木美郷さん(17)=札幌市=が1位に輝いた。「信じられない。実感がわかない」と驚きの表情。「ちょっと悔いの残る部分もあったが、いい響きのホールで気持ちよく歌えた」と振り返った。
歌った曲はベッリーニの「棄(す)てられて」とドニゼッティの歌劇「愛の妙薬」から「受け取って!あなたは自由よ」の2曲。「今まで師事した先生や家族、友人に感謝の気持ちを込めて歌おうと心がけた」という。本格的に声楽を始めたのは高校1年。「幼いころから歌うことが好きだった。オペラ発祥の地であるイタリアに留学したい」と目を輝かせた。【乙部博隆】
学生音コン:全国大会 声楽部門 大学の部で加藤さん2位、中山さん3位 入賞に喜び夢語る /東京
毎日新聞 2012年12月06日 地方版
横浜市の横浜みなとみらいホールで4日開かれた第66回全日本学生音楽コンクール全国大会(毎日新聞社主催、同市共催、NHK後援、ANA・島村楽器・三菱商事協賛)の声楽部門大学の部で、東京芸大大学院1年の加藤菜子(ななこ)さん(23)=神奈川県藤沢市=が2位に、同大3年の中山美紀さん(22)=横浜市=が3位に入賞した。
「ただただびっくりしました」。加藤さんは目を丸くして喜ぶ。「不十分なところもあったので、今後は直していきたい」と入賞しても演奏には厳しい。
小学生のころから歌でほめられることが多く、中学3年から声楽を学んだ。コンクールに出場したのは今回が初めてで「大学院に進んだことをきっかけに受けてみたが、集中して歌えて心から楽しめた」と笑顔を見せた。
歌やオペラのほか芝居やミュージカルにも興味がある。将来は「舞台で仕事がしたい」。夢は広がる。
中山さんは「周りの人が大きなオペラアリアを歌っていたので、(私の歌曲では)無理だと思った」と謙虚だ。「明るい曲を楽しく歌い、観客と一体感があるよう心がけた」
小学4年で合唱を経験し、中学で合唱部に入った。ソロを歌った時に「人前で一人で歌うのって楽しい」と思い、高校は音楽コースに進んだ。
ヘンデルの歌曲が好きなので、もっと研究したい。将来は「(古典派より古い)古楽から現代ものまで歌える歌手になりたい」。目が輝いた。【藤田裕伸】
「ただただびっくりしました」。加藤さんは目を丸くして喜ぶ。「不十分なところもあったので、今後は直していきたい」と入賞しても演奏には厳しい。
小学生のころから歌でほめられることが多く、中学3年から声楽を学んだ。コンクールに出場したのは今回が初めてで「大学院に進んだことをきっかけに受けてみたが、集中して歌えて心から楽しめた」と笑顔を見せた。
歌やオペラのほか芝居やミュージカルにも興味がある。将来は「舞台で仕事がしたい」。夢は広がる。
中山さんは「周りの人が大きなオペラアリアを歌っていたので、(私の歌曲では)無理だと思った」と謙虚だ。「明るい曲を楽しく歌い、観客と一体感があるよう心がけた」
小学4年で合唱を経験し、中学で合唱部に入った。ソロを歌った時に「人前で一人で歌うのって楽しい」と思い、高校は音楽コースに進んだ。
ヘンデルの歌曲が好きなので、もっと研究したい。将来は「(古典派より古い)古楽から現代ものまで歌える歌手になりたい」。目が輝いた。【藤田裕伸】
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