2011年11月13日日曜日

トークセッション 美×劇 ー滅びゆくものに託した美意識ー

平成23年11月12日(土)
17:30~18:40

新国立劇場 中劇場にて

新国立劇場 2011/2012シーズンの演劇は、その幕開けに「【美×劇】ー滅びゆくものに託した美意識ー」と題したテーマのもと、大正・昭和、そして平成の現代と、ほぼ一世紀の時をまたぐ日本戯曲三作品を企画。昭和42年(1967)年に書かれた三島由紀夫作『朱雀家の滅亡』、今年平成23年(2011)年に書き下ろされた倉持裕作『イロアセル』に続き、現在上演中の『天守物語』は、大正6(1917)年に泉鏡花が発表した作品です。
このテーマについて、芸術監督の宮田慶子はこう記している。
『戯曲における美しい言葉だけではなく、「美」という概念そのものを語ることすら少なくなっている現代、もしかするとそのことは創造本能の根幹にかかわる問題であり、思いのほか根深い病巣になってしまっているようにさえ思います。「美×劇」のシーズンテーマを立て、「美」と「演劇」との出会い、そして可能性を探る契機としたいと思います』

11月のマンスリー・プロジェクトは、今年、奇しくも同じ作品『天守物語』を手がけた二人の演出家、宮城聡氏と白井晃氏を迎え、作品の魅力と、鏡花戯曲に流れる美意識について、宮田慶子をまじえて、熱く語り合った。

出演者プロフィール

白井晃

宮城聡
1959年、東京都生まれ。演出家。SPAC静岡県舞台芸術センター総監督。

宮田慶子

聞き手

佐藤優
新国立劇場 演劇公演プログラム編集者。


非常に面白かった。

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