2012年5月6日日曜日

負傷者16人 -SIXTEEN WOUNDED- シアタートークを聴く

平成24年5月2日(水)
新国立劇場小劇場
昼公演の後でシアタートークが開かれた。
16時45分頃昼公演が終了し、その後一部の客が出た後で入場する。
(当日公演を見ていなかったため。)
予想に反して中はほぼ満席。シアタートークへの人気が非常に大きいのが良くわかる。
司会は中井美穂さん。まずは演出の宮田慶子さんを伴い二人で登場し17時前から話を始める。
その後、井上芳雄と益岡徹が登場。4人で約1時間のトークとなる。

この作品は欧米の優れた作品から、現地での評価も高く日本未上演のものから選ばれて今回上演された。2004年にニューヨーク・ブロードウェイにて上演され高い評価(賛否両論)を受けた問題作。オランダを舞台にユダヤ人のパンの職人と、ある事件をきっかけに偶然そこで働くこととなったパレスチナ人青年との心の交流と別れが描かれている。
人間同士の本質的な愛情とそれをもってしても越えられない歴史や憎しみを描きながら、人種や宗教の壁を超えた人と人との繋がり、人間にとって本当に大切なこととは何かを考えさせてくれる。

宮田慶子さんには、なぜこの作品を選んだのか。演出の意図は。主役に井上芳雄を選んだ理由はなどいろいろな質問が出た。
井上芳雄には、役作りの苦労とか台本を最初に読んで何を思ったか。本読みの苦労とかいろいろな話が聞けた。
益岡徹にも同様にこの難しい設定の芝居をどのように解釈しているのか話を聞けた。
舞台でのパン作りは本格的で毎日実際にパンを焼いているとのこと。結構美味しいらしい。

しかし、本当に難しい設定の芝居だ。場面ごとにいろいろ考えさせられる。人生に正解はない。
歴史や宗教、人種などを本当に考えさせる。ユダヤ教を信じている人がユダヤ人で人種ではない?らしい。

面白いトークだった。

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