平成23年10月9日(日)
今日は朝早くからZ席の確保のために並び何とかチケットをゲット。
1,500円で観賞。
普通は指揮者を拍手で迎えそれから幕が開くのだが、気がつかないうちにさっと幕が開く。
このオペラは衝撃的なR.シュトラウスの傑作と言われている。
オスカー・ワイルドの耽美的、頽廃的な戯曲を、R.シュトラウスが官能的な極彩色の音楽で染め上げた衝撃作。過激な内容だが、世界中で上演されている人気オペラのひとつ。有名な「7つのヴェールの踊り」は官能美に満ちた見せ場。サロメが最後はブラジャーを投げ捨てたのでビックリ。
サロメ役は、ミュンヘン、バルセロナ、ボローニャ等でサロメ役を歌い、“新時代のサロメ歌い”として世界から熱い視線を浴びているズンネガルド。後半の熱演に感動。出来は良かったと思う。
ヘドロ役には、ワーグナー、R.シュトラウス作品を中心にヨーロッパで大活躍のマックアリスター。
へディアス役のシュヴァルツとヨハナーン役のヴェーグナーの出来も良かった。
日本人ではナラポート役の望月哲也が頑張っていた。
当初ヘドロ役で出演予定のクリスティアン・フランツが親族が危篤状態で降板したのは残念。
指揮も尾高忠明のはずがドクターストップで降板したが、1時間45分迫力ある演奏が続くので万全の体調でないと無理なのが実感できた。
途中休憩がないので、観客も体調万全で観賞するのが望ましい。
R.シュトラウス
サロメ
全1幕 ドイツ語上演 字幕付
原作 オスカー・ワイルド
ドイツ語翻訳台本 ヘルヴィッヒ・ラッハマン
作曲 リヒャルト・シュトラウス
指揮:ラルフ・ヴァイケルト
演出:アウグスト・エファーディング
美術・衣裳:ヨルク・ツィンマーマン
振付:石井清子
再演演出:三浦安浩
音楽ヘッドコーチ:石坂宏
舞台監督:大澤裕
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
芸術監督:尾高忠明
サロメ:エリカ・ズンネガルド
ヘロド:スコット・マックアリスター
ヘロディアス:ハンナ・シュヴァルツ
ヨハナーン:ジョン・ヴェーグナー
ナラポート:望月哲也
ヘロディアスの小姓:山下牧子
5人のユダヤ人1:大野光彦
5人のユダヤ人2:羽山晃生
5人のユダヤ人3:加茂下稔
5人のユダヤ人4:高橋淳
5人のユダヤ人5:大澤健
2人のナザレ人1:大沼徹
2人のナザレ人2:秋谷直之
2人の兵士1:志村文彦
2人の兵士2:斉木健詞
カッバドキア人:岡昭宏
奴隷:友利あつ子
カヴァー
大隅智佳子(サロメ)
高橋淳(ヘロデ)
池田香織(ヘロディアス)
大沼徹(ヨハナーン)
羽山晃生(ナラポート)
松浦麗(ヘロディアスの小姓)
中嶋克彦(ユダヤ人1)
村上公太(ユダヤ人2)
児玉和弘(ユダヤ人3)
青地英幸(ユダヤ人4)
大塚博章(ユダヤ人5)
駒田敏章(ナザレ人1)
布施雅也(ナザレ人2)
高橋洋介(兵士1)
山田大智(兵士2)
西村圭市(カッパドキア人)
演出助手:田尾下晢
副指揮:城谷正博/根本卓也
振付助手:加藤浩子
コレペティトゥール:小埜寺美樹/木下志寿子/田島亘祥
プロンプター:城谷正博
字幕:平尾力哉
字幕操作:Zimakuプラス
舞台監督助手:永田順子/高橋尚史/佐々木まゆり/加藤健志/稲次博/青木純子/田中陽子
大道具製作:バイエルン州立歌劇場
小道具製作:バイエルン州立歌劇場/ザ・スタッフ
衣裳製作:バイエルン州立歌劇場
衣裳コーディネーター:大島ひろみ
ワードロープ:モマ・ワークショップ
かつら:丸善(石川貴美子)
メイク:イマアジュ(田中尚美)
履物:神田屋/ザ・スタッフ/SAシューズ
舞台・照明・音響操作:新国立劇場技術部/シアターコミュニケーションズシステムズ/
レンズ(小金澤健太(舞台)/矢場拓史(照明)/吉澤貢(音響)/小原淑克(大道具)/
伊東信行,甲田美詠(調整))
製作:新国立劇場
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